my earth my world


自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
最新の記事
初たたき
at 2017-03-25 19:14
謎のなぞなぞヒタチオビガイを..
at 2017-03-22 14:43
深海まんじゅう
at 2017-03-20 14:25
やどやど日記 16
at 2017-03-18 11:53
本と〇〇
at 2017-03-16 14:10
最新のコメント
fossil1129さ..
by jurijuri555 at 20:34
じゅりあさん この日の..
by fossil1129 at 20:14
apogon2さん ..
by jurijuri555 at 03:16
昨日はお疲れさまでした。..
by apogon2 at 22:26
コニアシアンさん こん..
by jurijuri555 at 20:51
あっ、二枚目の川はどの川..
by コニアシアン at 19:43
こんばんは~。 皆さん..
by コニアシアン at 19:40
Macrowaveca..
by jurijuri555 at 18:41
凄い勢いで標本が集まって..
by Macrowavecat at 13:18
fossil1129さ..
by jurijuri555 at 03:11
お気に入りブログ
外部リンク
記事ランキング
検索
メモ帳
ライフログ
ブログパーツ
ブログジャンル
画像一覧

凝灰岩

先日、サメ歯産地に出向いた時、学芸員のKさんは この地の岩石を「凝灰岩」だと口にしていたのを聞いた。
私は、礫砂岩の堆積岩だと思っていたので 少しビックリ。
でも確かに無くはない。
ビックリしたのは、あるべき軽石がないからだ。

札幌軟石を思い浮かべて頂ければわかるが、かならず火山灰の堆積岩には軽石も混ざっている。
d0318386_1230893.jpg
 札幌軟石板スライス標本。
白い塊が沢山入っているがそれが軽石。(黒いのは角閃石等だと思われる。)
それがサメ地の石には見当たらない。
砂岩だと思っていたのは、石英粒が多いからだが、同定した訳ではないので それが火山灰からなるガラス粒だとすれば納得は行く。

ちなみに凝灰岩とは、ウィキから抜粋すると
『火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石。
成分が火山由来であるが、生成条件から堆積岩(火山砕屑岩)に分類される。
典型的な凝灰岩は数mm以下の細かい火山灰が固まったもので、白色・灰色から暗緑色・暗青色・赤色までさまざまな色がある。
塊状で割れ方に方向性はない。凝灰岩は層状構造(層理)を持たないことも多いが、大規模な噴煙から降下した場合や水中でゆっくり堆積した場合は層状をなすこともある。』
まさに札幌軟石は層をなさない。
d0318386_12401472.jpg
しかし、採石する時はより圧力がかかり密度の増した下部を高品質とする。
d0318386_12412458.jpg
7番は石窯用で8番が住宅用。

凝灰岩の中でも溶結凝灰岩は、
『巨大なカルデラ噴火に伴う火砕流によって、一時に大量の高温火山灰が堆積した場合に生成。
堆積後にも高温を保っていると火山灰が再融解して粒子どうしが接着する(溶結)。
分厚く堆積した溶結凝灰岩は、その冷却時にゆっくり収縮し見事な柱状節理を形成することが多い。』
とあるが、定山渓手前の藻岩ダム周辺の凝灰岩がそうだ。
d0318386_12325315.jpg
みごとな美しい柱状節理を構成している。

ちなみにこれが凝灰岩サンプル。
d0318386_12342480.jpg
上のは周辺の山(八剣山)のふもとで採った物。黒っぽい母石に輝石が混じっている。
右の小さめのが 上記の柱状節理の部分。石英も混じっている。
左の白っぽいのが普通の凝灰岩。火山灰の塊の中に軽石や角閃石、又噴火時に粉砕された周りの岩石が混ざっている。
こういうのは豊平川上流へ行けば見られる。
d0318386_12375078.jpg
山も河原も全部凝灰岩。(藻岩南)

あと、サメ歯産地の様に緑と言えば、
緑色凝灰岩(グリーンタフ)。
『中国地方の日本海側から中部・関東・東北地方に広く分布している。新生代第三紀の大規模な海底火山活動に由来すると考えられており、日本列島の根幹をなす岩石のひとつ。
グリーンタフとは、凝灰岩のうち緑色~緑白色~淡緑色を呈するもののこと。
特に日本では、日本海側~北海道東部にかけて、新第三紀中新世の海底火山活動による火山岩が大量に存在し、
そのほとんどが緑色を呈するため、「グリーンタフ」といえばこれを指すことが多い。
この場合は凝灰岩だけでなく他の火山砕屑岩や溶岩も含まれる。
緑色を呈するのは、岩石に含まれる輝石・角閃石などの鉱物が熱水変質により緑泥石(粘土鉱物の一種)に変化したためである。』
お借りした画像だと こんなの。
d0318386_138453.jpg
露頭的には似ている雰囲気だが石はこんなのらしい。
d0318386_1310840.jpg
軽石の白いのが入ってますよね。
これがサメ歯石には見られない。
ちなみに三紀日本海側と言うとまさにモーライとかだが緑の火山灰は見た事無い。(^_^;)

ただ、上記の様に水中に堆積した場合。
軽石はその名の通り軽いので海水に浮いてしまう。
太平洋側のホームにビーチコに行くと 日本海側でビーチコしていたら石炭が流れ着いている様に
太平洋側は軽石が流れ着いている。
なので水中堆積火山灰だとすればあらかじめ取り除かれていたのは理解できる。

私がプロピライトだと思っていたのは、
プロピライト(変朽安山岩)とは二酸化炭素を含む溶液の作用で変質した安山岩で、角閃石や黒雲母の緑泥石・方解石化、斜長石の曹長石・緑簾石化で淡褐緑色を呈するのが特徴だからだ。
緑は長石だと思っていた。
(ちなみにプロピライトと言う呼び名は現在は岩石名としては使用されていない。)
マンガン鉱床などの熱水鉱床でも良く見られる火山性の熱変成を受けた岩石である。
d0318386_13245920.jpg
これがプロピライト。(濡れてるからツヤツルに見えるが普段は普通にカサカサ)
鉄分も溶けてしまってるので、しばらく置いておくと酸化して赤茶黒くなる。
それと同じで、
砂(石英・磁鉄鉱。長石等その他)に礫岩(単純に少し大き目の石)が混じった物が熱干渉を受けたのだと思っていた。
同じく熱で砂の中の磁鉄鉱が融けてしまったので残っていないんだと。(石英は融解度が高いので変成を受けない)
鉄分が少ないからマンガン鉱床のプロピライトほどは酸化が早くはないけど やはりサメ歯石も長く放置すると茶色っぽくなる。

まぁ、どちらでも良いんだけどね。(^_^;)
グリーンタフだとしたら 新たな地域が出たって事になる。
d0318386_13373249.jpg
丁度、三笠夕張から帯広まで抜けてるんだから・・・。

要するに サメ歯も好きだけど、鉱物的にも気になるって事。
ただし、岩石には詳しくないのでサッパリ・・・。(^_^;)
いつ どこの山の噴火で出来たのか。知りたい。

サメ歯母石2種
d0318386_13565241.jpg


by jurijuri555 | 2014-09-01 19:00 | 鉱物 | Comments(17)
Commented by 大歯鮫 at 2014-09-01 19:45 x
こんばんは、私はお盆に産地を訪れました。
この産地は砂岩礫岩だと思います。砂岩礫に凝灰岩か海緑石が
混在しています。サンプリングでは、海緑石の可能性大です。
博物館の方もその意味だと思います。
白亜紀の海底堆積、stormによるだろうと
この産地は日本1かもと想定しています。
白亜紀でと言うことになります。
断層も有りました。
今後の展開に期待します。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-01 20:12
大歯鮫さん
コメントありがとうございます。
やはりみなさん、採集だけでなく地層も観察されていたのですね。
この辺は、断層・捻転があって、スゴイ所です。
奥には地層が続いているかもしれませんが、横幅的には短い範囲での産地になりますね。
すぐ横でサメ歯層は断層して見えなくなっています。
ストームの事は学芸員Kさんもおっしゃっていました。
色んな事が専門家によって解明されるのが楽しみですね。
白亜紀のこの時代にここで何がおこっていたのか・・・。
ワクワクします。
海緑石ですか。ありがとうございます。
Commented by 鮫吉 at 2014-09-01 20:29 x
じゅりあさん、おばんです、私も現地に行きました、入り口の
広場で野宿しました、この産地は素晴らしいの一言でした
採集されました、スフェノダス、素晴らしい大きさです。
アルビアンさんは何を採集されましたか?
更新が無く寂しいです。
サメの女性hunter日本一ですね!
Commented by もとろん at 2014-09-01 20:38 x
どぅももばんは(+∀+)!!
さすが、じゅりこさん...面目躍如本領発起八面六臂古川緑波四捨五入!! ちょぅカナテコ知的な香りの記事です〜(+∀+;)!!  K様さんの凝灰岩云々のお話ワタクシめも、直接お話を伺って、大歯鮫さんと同様系の理解でおりんすした。 それにしても...ワタクシの様なドシロートまで、何度も採取させて頂いちゃって、発見されたアルビアンさんとアンキロさんには感謝×1000000000なのです〜(+∀+)!!もう、これほどの産地に出会えることは無いかもですね...。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-01 20:38
鮫吉さん
こんばんはです。
えー、お泊りしちゃったですか!!(笑)
スゴイです!!!!
キツネたんにたかられなかったですか?(爆)
その広場にはおたかりキツネたんがいらっしゃいます。(^_^;)
アルビ師匠は、完璧クレトナムナ系歯と中央歯を出しておられました。
モミジみたいで可愛かったですよ。
お忙しいので更新は停まったままですね。(^_^;)
お元気です。
いやいや、サメハンター仲間に入るのはまだまだですね。(^_^;)
これからもご指南よろしくお願いします。
Commented by オリオン at 2014-09-01 20:44 x
こんばんは!じゅりあさん!!
凄いですね!!!!!スフェノダス!!!!!!!
欲しいな~手が比較になりますよ~羨ましい!
ここは最高!!!!北海道最高!!!!
アルビアン調査隊!!応援しています。
Commented by fossil1129 at 2014-09-01 21:06
ぢゅりあさん、いっぽ~~~ん!!
凝灰質砂礫ってことなんでしょうね。

次号S研newsに出そうですが、出てほしくないです(*^.^*)エヘッ
Commented by エナメル at 2014-09-01 21:15 x
こんばんは
私も一言、博物館の方、サンプリングからスライスはniceですね
堆積の状態を確認ですね、海緑石かは解りませんが、本題は歯です
白亜紀の深海鮫?の解明に北海道のサメの歯ハンターの活躍に期待します。
白亜紀ですとサメは浅い海にがです。
アルビアンさんもお元気で何よりです。
更新して欲しいと願います。
産地保全は懸命な判断だと、しかし、荒らす方々が心配です。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-02 03:17
もとろんさん
えへ、たまにはマジメに語りますよ。(笑)
鉱物単品には色々とハフハフしていますが、岩石やそれを含む鉱床となると範囲が広すぎて(曖昧な部分も多い)、サッパリです。
大体、岩石の名前なんて状況(含まれる成分の多さ)でテキトーに変わっちゃうんですから。(^_^;)
この時も(写真や資料)北大の巡検で地質調査に行きましたが 何が何やらサッパリでした。
でもとりあえずサンプリングしておくと こうして比較にはなりますね。(笑)
グリーンタフはありませんでしたがー。
この日も あの雪がなければフツーに通り越して奥に採集に行っていたんだから、
すごい運命の発見でしたよね。って話していました。
呑気に下で川歩きをしていた我々はアホですな。(爆)
本当にアルビさんとアンキロさんの成果ですね。
たまたまですがご一緒してて参加出来たのは幸せでしたね。
何かお返しにお役に立てればとも思いますが、こうして岩石の事でも役立たずと言う・・・。トホホ
Commented by jurijuri555 at 2014-09-02 03:30
オリオンさん
こんばんはー。
オリオンさんも行かれたのでしたか?
スフェノダス、出ませんでした?
ワタクシたぶん3本目です。(^_^;) ラムナ並みに縁がある歯です。
これは先が欠けていますが3cmはありますねー。歯根も残っていそうです。
グイーンと反っててカッコイイです。
大きい歯は見映えがします。
どんなサメだったんでしょうね~。
アルビさんが飛び出たガチャ歯だったとか言っていましたが、
歯並びの悪いガチャ歯がコンプレックスの私は親近感がわきましたね。(爆)
ハッ! だから縁があるのか!!??(爆)(爆)
沢山集めてみたいです。
アルビ調査隊、今後も保全と発掘に頑張ります。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-02 03:35
fossil1129さん
海底ストーム!!!!で色々混ざっちゃってるのね。
いったい何種のサメ歯が混ざっているんでしょうね~。
きっとこれからそう言う種と比率とかも調査するんでしょうね。
新発見!!!!があったらイイですねー。
次号かはわかりませんが、きっと出ると思いますよー。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-02 03:52
エナメルさん
こんばんはー。
本当に 当時の海の様子を見てみたいですよね~。
ラブカもでますし~。
産地保全は アルビ隊も含めて努めたいと思います。
時々チェックに行って監視しますよ。(笑)
産地に近づくとアルビ師匠のイカツイ威嚇を受けます。(爆)
と言うか、本当に近くにクマも居ますので 気を付けて欲しいです。
事故が起こりますと 普通にアンモや山菜採集にすら入れなくなっちゃいますからねー。
調査の今後に期待です。
Commented by ZX9-R at 2014-09-02 18:27 x
このグリーンタフはすごく気になります。わたしのホームでも見かけます。今回fossil1129さんとご一緒した時にも、”ノジュールが緑っぽいです”とお知らせしていました。最後の写真の雰囲気は、まさにそっくりです。たぶんホームの石は、凝灰岩というよりもコンクリーションに近いものだと思いますが、かなり特殊な石だなとは思っていましたが、火山活動に由来する石だったんですね。実はこの石から出てくる化石はテトラやダメシが多く、時代が特定できていなかったのですが、出てくるゴードリがすべてデンセなので、コニアシアンではないかと睨んでいます。サメの歯層もコニアシアンの可能性が高いようでしたよね? さすがじゅりあさん。石を語らせたら凄いですね。勉強になりました。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-02 20:07
ZX9-Rさん
いえいえ、鉱物はともかく岩石になると難しくて無理です。(^_^;)
でも日高の地殻から来る変成と火山の熱による変成とは違うとは言え
グリーンタフの境界はもっと曖昧なのかもしれませんね。
日本は海底火山の盛り上がりなのだとしたら どこもかしこも何らかの影響は残っていると思います。
でも 緑だからと言うだけではその理由づけにはならないと思うので、そこは難しいですね。
ただ鉱物鉱物とか化石化石と見ているだけではなく、地層の歴史を良く知る事も大事だと痛感しました。
地層図とか地質図とかもありますが、今まであまり気にしていなかったので反省です。
そしてそれらが決して全てではなくて 誰も当時の時代を見た訳ではないのですから その地で何が起こっていたか
とてもロマンと興味が湧く事柄ですね。
サメ歯層はノジュールは出ません。プゾが出て来ますが全て割れ擦れ欠け潰れでバラバラです。
でもコンクリの素は石灰(カルシウム/貝や珊瑚)・石膏(立派なカルシウム性鉱物)と昔は凝灰岩の一部でも作られていた様ですので
地層全体がコンクリで固められたノジュールみたいな物なのかもしれません。
コンクリだからコニアシとは特定できませんがー。(爆)
Commented by jurijuri555 at 2014-09-04 01:12
ZX9-Rさん
化石じゃなくて"ザブザブ"の調べものしていたら(^_^;)
やはりZX9-Rさんのホームの辺りは
砂岩・凝灰質岩・海緑石粒・石灰質 で出来てるそうですよ。
化石においては 石灰質=シルト=泥岩 の意を含むみたいですけど
総体して灰緑っぽい岩石が多いそうです。(そちらの地)
主にやはり三紀の地層は・・・って記述もありましたので 火山活動が大きかったのは三紀なのでグリーンタフの可能性もありますが、
「凝灰岩」1つでくくられてはいないし アンモの出る時代(白亜紀(コニアシ?))とは又違いすぎるので、
もともと緑の地質を持ってる・・・ぐらいのゆる~い見解で良いかと。(^_^;)
こちらも(サメ歯産地)混在する割合が違うにしろ 同じ内容だと思いました。
Commented by apogon2 at 2014-09-04 22:31 x
さすがじゅりあさん、石談義はとても勉強になります。
そういえばM笠のK追沢で例のサメ露頭と同じような石を見つけました。転石なので何処から流れてきたのかは分かりませんが、もしかしたらA別~K追沢と地層が繋がっている場所があるかもしれませんね。

ちなみにサメの歯は出てきませんでした((+_+))。
Commented by jurijuri555 at 2014-09-05 03:23
いやいや、ワタクシも岩石とか地層の話になると なかなか飲み込むのに時間がかかりますよ。
習った時は、フーン。とかなるほど。と思いますが
やはりこうやって実際に照らし合わせて そうか!って理解出来ますね。
あ、その話 ちょうどお聞きした所ですよ。
その石からもサメ歯出たんですって。
その話も丁度していたのですが、ひろーい意味で 同じ海で同じ層なのだから
密集度が違うにしても 同じ物は出る。って事ですね。
あと ずっと続いているのかの話も同じくで
断層・捻転・もぐり込み・・・が細かく起きてるので
キレイには続いていないけど 同じ層は 又どこかで出ていると思われます。
<< 3Dレジン 12 久々のサメ歯調査 Vol.?(爆) >>