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自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
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アッツー層にせまる その②

d0318386_14412588.jpg
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美しきかな アッツー層。

さて、いよいよ白爪ゾーン。

そもそも 博物館で見るスナモグリの化石は白爪が圧倒的に多い。
d0318386_144532100.jpg
(三笠博物館所蔵品)
珍しく黒爪もありますねー。
穂別博物館の物も白爪です。
こちらのは古第三紀 始新世の物だそうですが、保存が良いですねー。
本体もふっくらしていて生々しいです。
アッツーのはなぜペッチャンコなのでしょう。

前にもブログった事もありますが、改めて スナモグリは、
節足動物門甲殻綱十脚目スナモグリ科に属する海産動物。
体形はエビ型であるが、分類学的には異尾類(ヤドカリ類)に属する。
体長5-8センチで、白色半透明。
頭胸部は円筒形、腹部は背腹にやや扁平。額角はない。
第一胸脚は左右で著しく大きさが異なるはさみ脚である。第二胸脚は小さなはさみ、第五胸脚は不完全なはさみをもつ。
北海道から九州まで、外洋性の磯の砂地に潜って生活するが、近縁のニホンスナモグリは内湾の砂泥地に深さ30~50センチの穴を掘ってすむ。
アッツーのモグリんがどちらの種なのかはわからない。
巣穴ごとの化石があれば納得出来るのだが・・・。てか欲しいわ。(笑)

黒爪ゾーンとの違いは何なんだろう。
こちらからは白爪しか出ないのだが・・・。
d0318386_1520837.jpg

こちらも先日採ってしまったので 採れなかった上部の崖ノジュールしかない。
が、なんと基底(?)の泥岩層に入ってるノジュールを発見。
d0318386_1524572.jpg
んー、これはテッパンなのでしょうか?
例の空ノジュールはたまに見るが基底部に化石を見たことはないのだが・・・。(モーライの泥岩部では化石入りを発見済み)
しかしスナモグリは無い・・・。
d0318386_1529375.jpg
おっ、モグリんらしいがコザ~?(泣)
と思いつつ ん?欠けチップ・・・とはぐると
d0318386_15295618.jpg
ジャジャ~ン!!!!キター!!!!

と言うか なぜどこからも出るんだー?(泣)

先日のアタック場所、下に落ちてたノジュール1個をゲット。
又 雨天の後の為かサラサラシルト崖も締まっていてなんとか登れ、採れなかった上部のノジュールも回収。
(えーとね、落ちた先がこの泥岩岩盤床か大きい玉石浜なので死にますよ。(^_^;) 不死身じゃない方は辞めて下さい。)
d0318386_15354748.jpg
d0318386_153668.jpg

グッジョブでしたねー。(笑)

さて、あえて解説は載せませんでしたが ギリギリの大サービスショットは出しましたよ。
わかりましたか?
白黒の産出の差はわかりましたが その背景のドラマも気になりますね~。
やはり納得行かない部分もありますし。
中新生の時代は1800万年ほどありますが、この崖での堆積の差は何万年なのでしょうね。

新第三紀の文献の一部も参考に載せておきます。
『中新世前期に日本海が開いて、 それまで中国大陸の一部だった現在の日本列島が島弧になって以来 北海道周辺の地質構造運動は現在のものに近くなってきました。
渡島半島では新第三紀の初期以降 の火山岩類の分布域が、現在の火山の分布域とほぼ同じになっています。
北海道北東部では、 中新世中期~後期の火山岩類の分布が 現在よりもかなり北にずれていますが、
鮮新世の火山岩類は第四紀の火山岩類と ほぼ同じ位置に分布しています。
第四紀や古第三紀に比べると、 新第三紀の北海道はかなりの部分が海に覆われました。
このため海辺や海中での火山活動も多く、 噴出したマグマが水と反応して、ハイアロクラスタイト(水冷破砕岩) が多量に生じました。
この岩石は、破砕された大小の岩塊が積み重なったような外観をしており、 現在の小樽や積丹半島などの海岸沿いの崖でよく見られます。
 天北・留萌・石狩などの炭田は新第三紀にも引き続き生成しています。 また、石油や天然ガスの貯留層としても新第三系は重要です。』

 産地INは小学生以下には無理です。
 又、各所に危険地区と立ち入りに関しての法律的問題もあるので 気軽に採集での突入は辞めて下さい。

うん。他の化石らしい化石はほとんど出ないけど 面白いアッツー層。
d0318386_1553896.jpg
素晴らしいですね。

ちなみにこの辺りの地域の工事中の現場には、話題のRainbowキティちゃんがありました。
d0318386_1555311.jpg


本当は、サラッと全域回るつもりでしたが、気が付くと4時間も経っていました。(^_^;)
帰りはモーライを通過し 写真だけ撮るつもりで崖上から撮影していると 現地在住の方から別荘転売の話を持ちかけられました。(笑)
それもイイですね。
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by jurijuri555 | 2015-11-14 22:00 | 化石 | Comments(12)
Commented by apogon2 at 2015-11-14 23:08 x
いつもながらの卒論並みの考察、素晴らしいですね。
ここの崖の堆積層の時間的差は本当に気になります。
もちろん中新世の時間的幅から考えると数百万年以上あるわけですからその中で色々なイベントがあったのでしょうね。
それにしても干潮時には結構陸地が増えるのですね~。私が行くときはいつも満潮時に近く、潮を被ったり長靴に海水が入ったりと散々な事が多いです((+_+))。
Commented by jurijuri555 at 2015-11-15 03:29
apogon2さん
いえいえ 妄想ですよ。(^_^;)
この辺りは満潮時は歩けないほど浜幅が狭くなりますからね~。
やはり潮見表は調べて行くと良いかと思いますよ。
風があると荒れてて波被りますし。(^_^;)
次はノジュールの形成(中)の年月ですよ。
Commented by コニアシアン at 2015-11-15 07:47 x
おはようございます。
素晴らしい考察です。
ギリギリまで見せましたね~
確かに小学生以下は無理!ですよ。中学生でもダメな人は無理だと思います。そもそもそこまでたどり着くまででも、大変ですから。
ノジュールは今度こそとってきてまいりましたか。
結果は微妙でしたが、底の泥岩層に入っているのは初めてですよね。
また観察範囲が広がります。
ところで最初の写真が引き潮のときに出てくるアッツー層ですか!?
凄いですね。そこを探せば、いつも拾う漂着ノジュールが見つけられるのでは?
Commented by じゅりあ at 2015-11-15 08:27 x
コニアシアンさん
おはようございます。休日なのに早いですねー。
もちろん調べましたともー。
モーライ層は海底泥岩層にもノジュールが入っていますし
干潮時の岩盤の上にはゴロゴロとノジュール溜りがあります。
しかしアッツー層では、アノ妙に白っぽい 崖に入ってる大きな団塊のノジュール(?)が一部地区にあるだけで泥岩ノジュールはパッと見見当たりませんでした。
もちろん漂着ノジュールも乗っかっていませんでした。
もー、そんな事言ってる自体 わかっていませんねー。
横、じゃなくて縦に見るんですよー。(^^;
これが白黒のヒントです。
ただ、検証するにはすべての地区で全ての部分を確認したいんだけど さすがに大路頭のテッペンまでは登れず・・・。
(ゆえにもしかしたら一部の地区では基底部になってる所からもノジュールが出るかもしれない。と言うことになります。)
ま、また確定検証は次回に持越しです。
記録するだけで4時間かかってしまいましたのでー。汗
Commented by vicky at 2015-11-15 10:41 x
えーと、わかりませんでした。^^;
産地inは厳しいことと、きれいな浜だということはよーくわかりました。
(アホ学生です)
Commented by jurijuri555 at 2015-11-15 11:33
vickyさん
んー、あのね、身長がないとまず産地に入れないのですよ。(汗)
堤防越え 状況によってはテトラ越えもがありますから。(苦笑)
あとはまったくの自然のままのゴミ海岸なのであちこちに流木溜まりとかあるので大人でも危険です。
本当は出したくないのに崖露頭画像をそこそこで出したのはなぜてしょう。
全体像も出しましたよ。
さ、これでノジュールの出る場所がわかりましたね。
漂着も無くはないと思いますが、実は現地より落ちた物。が正解だと思います。
ではどこから落ちたのでしょう。
それが答えです。(^_^;)
ただし まだ暫定で~す。テヘ
Commented by りんぞう at 2015-11-15 11:39 x
知識も観察力も凄いです。
とはいえ・・僕も難しくてよく分かりませんでした。!(^^)!
でも、アッシー層って言うんですか、当時・・穏やかに堆積された層に見えましたし、何か面白い発見がありそうです。
そして一番最後の画像・・半魚人が丘の上から見た感じで、良いですね。
Commented by jurijuri555 at 2015-11-15 14:02
りんぞうさん
お粗末様です。(^_^;)
思いついたまま無知さらけ出しでお恥ずかしいです。(汗)
アツタ 層、ですね。(^_^;)
検索ワードに引っかからない様に アッつーと呼んでます。
ほとんどがキレイな層らしい層状です。
一部少し乱れた部分と 細かな断層、一部にズレがあります。
ずっと同じではなく 下部が隠れていたり上部が欠損していたり・・・。
なので全層面を身近で見る事が出来るのですがー・・・。
と言う感じで。(^_^;)
半漁人・・・あ、魚眼レンズですか?
いえいえ まんま「湾」になっているんですが、
潮流が見えて面白いな~って写真なんです。(^_^;)
で、湾なので その範囲内での特定生物の団塊も発生していたのではと思います。(この辺り こんな形状の土地の連続)
形状・海流と養分が微妙に違っていたのかもしれません。
ますます当時の様子を見てみたいですねー。
Commented by アルビアン at 2015-11-15 15:48 x
こんにちは~ なるほどの考察 観察に感激~
姫、こりゃ~ですね、三笠の幌内との比較もいいですね
私が二箇所後案内していと思います。 
その産地は スナモグリも保存良し、蟹一匹ノジュールも
たまにあり、二枚貝はソデガイ、キララガイ、シロウリガイ、
オウナガイが生で多産、似ているでしょ~
ここも科学合成化石群で、特に大型のシロウリが出ます
ここやって~琥珀やって~ですね
Commented by jurijuri555 at 2015-11-15 20:06
アルビアンさん
こんばんはー。
うわー、スゴイ!!!!
行きたい行きたい!!!!
私も比較と言うか 別産地のも見てみたいと思っていました~。
特にノジュールも見てみたいですねー。
三笠にも合成化石群ですか・・・。
スゴイですね~。
ご案内よろしくお願いします。v
Commented by Macrowavecat at 2015-11-15 23:00 x
蟹一匹ノジュール! 大型のシロウリ! 見てみたいですね~。
三紀の化石も魅力的ですよね。
Commented by jurijuri555 at 2015-11-15 23:41
Macrowavecatさん
ほほほ、ワタクシ達 三紀~’sの大好物ですよね。(笑)
カニ玉ノジュール、パンと割ったら本当にカニだった。
なんて、飛び上がりますよね。(爆)
大型シロウリとか 生なら臭くても食べちゃいたいぐらい 愛しい存在です。(苦笑)
あ、その流れーのキヌタレ情報で、そして もとろんさんが言ってた大型カキなのかなー?
日本海もカキ殻沢山打ち上がってますよね。(現世の話だけど)
面白~い!!!!
こうして繋がるから楽しい!!!!
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