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自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
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2017年 10月 10日 ( 1 )


Nクリ

あんまりね、現地関係者に見られたくないから(^_^;) 出したくないんだけど
化石愛好家には興味はある事だよね。
ましてや 私もチラッとだけ探したけど、詳しくズラズラ並べている所も資料も見当たらないんだもの。
一応調査依頼したりして調べた事もあるらしいし、その論文などの一部は見られるんだけどね。
まとめサイトとして私なりに見た分を書こうと思うけど 乱閲覧は避けたいので諸用語は略する事をコメの欄でもヨロシクって事で。(汗)

詳しい資料はこちら。https://www.hro.or.jp/list/environmental/research/gsh/publication/report/report0203/gshr80_039_049.pdf

そもそも 石灰岩と言ってもご存知の様に北ではサンゴは育たないからサンゴ礁由来のものではなく、
この辺りの石灰質はカキやフジツボなどの貝類の欠片が積もって出来た所。
石灰って・・・と言葉は知ってるけど どーゆー事?とフトよく考えると謎っぽいとしたら
コンクリートを思い浮かべるとなるほど。と思うだろう。
コンクリートの素は、石灰と砂と砂利です。
家庭でDIYをやろうとしたら セメント・砂・砂利を1:3:3~6で混ぜて固めると思います。
それが天然で石灰・砂・砂利・・・が海岸では調達出来ちゃうのです。
そんな事言うと日本中元は海だったんだから石灰岩の島になってしまいそうですが、そこは成分や割合的に違ってくるんでしょうね。

詳しいツッコミはおいといて、この石灰(コンクリ)によって世界の建築の発展があり 石灰採掘のNo.3内に日本も位置づいています。
もちろん このN町においてもそんな採掘事業もかつては行われていた様です。

N層は新第三紀 中新世、冷水性炭酸塩岩堆積で、鉱物的にはアラゴナイトと言うよりマグネシウムを含んだ方解石に近いそうです。
ワシもよくわからんけど。
ただし、実際 露頭を見た時は先日行った道北のアラゴナイトの母岩に良く似ているな~と思いましたが結晶は見られませんでした。
同じ三紀の石を参考に持ち帰ったが割ったまま放置しておくと胆礬の様に白く白濁した。
そう、苦灰石だね。ドロマイト。CaMg(CO3)2
硫酸ではなく石灰はアルカリ性で、実際N町のあちこちにわさわさイシクラゲと言うワカメみたいな藻が生えていました。
アルカリ性の土地を好む植物(?ネンジュモ属に属する陸棲藍藻の一種)らしいですよ。
ヌルヌルして滑り、歩きづらいので辟易。ジメジメした土地なんでしょうかね?
ちなみに駆除には酢をかけると良いそうです。(笑) (ヌルヌル時に。乾燥している時にすると生存本能が働いて菌糸を出して増殖を図ろうとするそうです。コワー)
あ、一応食べれるそうなので 産業にする手もありますね。(^_^;)
このイシクラゲ、乾燥状態で無代謝状態となり生命を維持する能力 クリプトビオシス(「隠された生命活動」の意
クマムシなどの動物が乾燥などの厳しい環境に対して活動を停止する無代謝状態のこと。
水分などが供給されると復活して活動を開始する。)を示すことが知られていて、
100年以上乾燥状態で保存されていた標本を培養液にひたすと増殖しはじめたという報告があるそうですよ。
試験管レベルで抗腫瘍作用や抗ウイルス作用も確認されているそうなので、たーんと使って研究する人には良いですね。(爆)

で、化石は隣町の鮮新世の層の産物と似ているそうで、(中新世か鮮新世かはどちらも何度かカンカンガクガクした様だが、どちらも(?)一応中新世で統一されたらしい)
そちらで出ているのが、
ロウバイ・ソデガイ類、ホタテ・ニシキガイ(アカザラガイ)、
タマキガイ・ザルガイ・ビノスガイ・シラトリガイ・サラガイ・オオノガイ、
ボラ・タマガイ、マテガイ、フジツボ
って感じらしい。

上記の地質研究報告では、ホタテと言うくくりではなく スロドケウィッチホタテとかN町ホタテとか書かれている。

で、全て採集して実証した訳ではないので多産するのは、って感じだけど
ペクテン系は、
d0318386_1885839.jpg
こんなのよくワシにはわからんわー。(^_^;)
たぶん、N町ホタテの方じゃね?って程度で。
Mizuhopecten nakatonbetsuensis

あとよく見かけたのは、こんなの。
d0318386_18122936.jpg
かなり成長線が段になり強調されている物っぽいが、
こういうのを見るとコーマーとしてはエゾキンチャクを思い浮かべる。
が、主助がないのでニシキ系なのかなー。と。
d0318386_1816445.jpg
これと同じかな~?
アカザラガイ Chiamys farreri akazara になるのかねぇ~? うーん・・・
現世においてもこんなモチモチしたニシキ系はあまり見ませんが。
そう言えば、日本海側ではコシバニシキガイも出ていますよね。もちろん同地でN町ホタテも出てるので
こちら(コシバニシキ)の方かと・・・。
Chiamys cosibensis

他は、牡蠣。
d0318386_18392363.jpg
クリーニング中。
ボソボソしてすぐ割れるので難しいが、殻はこんなの。
d0318386_18395898.jpg
これも完品は得られなかったけど。
どちらかと言うと マガキよりも岩ガキ系ですね。
Crossostrea nippona
牡蠣も色んな種類がある様なのでわかりません。

他、二枚貝は、炭酸でシュワシュワ融けた様になってて何が何だかわかりません。
d0318386_18453242.jpg
ま、殻頂とんがってるのがビノス系で
やや横長のがシラトリ・・・いやアサリで良いんじゃない?(爆)
そう言えば、隣町層ではオウナガイの名もあがっていた。
又めんどーな・・・。(笑)

巻き貝は、欠片が多かったが採集した全てが同じ巻貝の様だ。
d0318386_1913273.jpg
ボラって、エゾボラ系じゃなくてチヂミボラに見えるんだけど。
Pteropurpura freycineti
アクキガイ科ね。
かなり擦れててわかりづらいけど。

で、あとはウニとフジツボ。
d0318386_1921610.jpg
フジツボは、チシマかシロスジかはわかりづらくて判定は出来ない。
ウニも見た事ないなー。
図にするとこんな感じ。
d0318386_1923477.jpg
やや卵型(楕円)五角形。
花の花弁は閉じずに裏の方まで行く感じはマンジュウウニに似ているが、体の厚みはブンブクほども無く、カシパンよりはある。
しかし、裏にはカシパンの様に口に向って伸びる溝もなく、表がカシパンの裏の様にツルリとした骨殻の様なのに対して(むしろカシパンの方が表はブンブクの様な骨殻)
裏はブンブクに似た骨殻の組みになっている。
当然、口の形からブンブクではなく、
したがって、何に似ているかと言うと 「タコノマクラ」に似たウニだと言えそうだ。

初めに 石灰岩はコンクリートの様だと書いたが、
露頭になってギュッと詰まっていて 日によっては水分を含んでいると硬く感じるが、
コンクリの比率を書いた様に ここのは砂や砂利の含有率も多く、乾燥するとポロポロと崩れやすい母岩も多い。
堆積状態も各所によって微妙に違うので化石の状態も微妙に違うが、
四紀ならいざ知らず三紀となると砂取りクリーニングは大変。(^_^;)
ルーター使いで粉だらけになった。トホホ・・・

by jurijuri555 | 2017-10-10 20:07 | 化石 | Comments(10)