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瑪瑙とオパール その② 「瑪瑙かオパールか」

やっと少し寒さの緩んでいる札幌です。
夕べの帰宅時も1℃とプラスの気温でした。
今日も青空にトンビが飛んでいて爽やかな日中です。

いつもなら年末に作る「今年の巡検記」を 面倒で放置していて、
先日やっとまとめました。
d0318386_13544785.jpg
ら、突貫で作ったので ついつい鉱物の方を「2018年」とするのを「2019年」と間違ってしまい
黒ペンと白ペンで手修正しました。(爆)
キチンと落ち着いて作らないとダメですね。
思い出の品が又増えました。

さて、今日はシリーズの続きのオパールの話を混ぜた回です。

まずは、オパールとは。

化学組成 SiO2・nH2O
成分中に3~10%ぐらいまでの水分を含む
非結晶(←コレ大事)
モース硬度 5 - 6

主に火成岩または堆積岩のすき間にケイ酸分を含んだ熱水が充填することで含水ケイ酸鉱物としてできる。
そのほかにも、埋没した貝の貝殻や樹木などがケイ酸分と交代することで生成されたり、温泉の沈殿物として生成されるなど 各種の産状がある。
特に樹木の化石を交代したものは珪化木と呼ばれる。
オーストラリアでは、貝や恐竜の歯などの化石がアパタイトからケイ酸分に入れ替わり、オパール化して発掘される物もある。

遊色効果をもつオパールをプレシャスオパールと言い、
遊色効果が無いか、あっても不十分なオパールをコモンオパール(蛋白石)と言う。
両者の違いは内部構造。
二酸化ケイ素の凝集した球の積み重なりの間に水が充満したもので、二酸化ケイ素の球の大きさによって
「プレシャスオパール」と「コモンオパール」に分けられる。
プレシャスオパールは遊色があり、宝石としての価値が高い。
プレシャスオパールは、地色によって ブラックオパール、ファイアーオパールに区別され
ファイアーオパールのファイアーとは斑を意味し、
play of color または playing fire ともいい、遊色効果を意味する。
プレシャスオパールは、直径150nmから300nmくらいの二酸化ケイ素の分子が六方最密充填構造または立方最密充填構造を形成しており、
分子の大きさがどれだけ揃っているかと分子の充填度が宝石としてのオパールの品質を決定する。
分子の大きさがバラバラで、あまり充填されていないものは遊色を見せず コモンオパールに分類される。

コモンオパールは遊色がなく、石の地色しか見えない。そのため、宝石としては価値が低い。
しかし、ミルキーオパールは乳白色から緑がかった青色で、色がきれいなものは宝石として扱われる。
(販売名としては、「ピンクオパール」や「ブルーオパール」など)。
他に珍重されるコモンオパールは、玉滴石(hyalite)、乳珪石(Menilite)、木蛋白石(wood opal)などがある。

玉滴石とは、 岩石の表面に球状に付着して産出するものを、玉滴石(ぎょくてきせき、hyalite)という。
正式にはオパール(蛋白石)の変種。
地下水に溶けている二酸化珪素が常温で水滴の様にかたまってできたもの。
紫外線を照射すると蛍光を発するものがある。

オパールと言えば有名なのは、オーストラリア産。
ライトニングリッジのブラックオパールだ。
一般に宝石質のプレシャスオパールは、電子顕微鏡で観察すると、径200nm程度の珪酸の球が相接し、
整然と並んだ微細な構造組織を持っていることが分かるが、
オーストラリア産の堆積性オパールでは、その球はさらに微小な珪酸球が同心状に積層して形成されている。
一方やはりオパールで有名なメキシコ産の火山性オパールは そうした累帯構造を持たない。

オーストラリアのオパール産地はいずれも盆地の周辺に存在する。
そこは7000万年~2億年昔のジュラ紀から白亜紀の時代には内陸に深く入り込む浅い海であった地帯です。
3700~7000万年昔の古第三紀の時代に地球の気候が変わって海が後退し、海だった盆地は砂漠に変わりました。
表面の30mほどは堆積した灰色の頁岩、泥岩、石灰岩と砂岩とで覆われています。この層の中にオパールが発見される。 
オーストラリアのオパールの成因については様々な説があるが、研究者の多くは、
白亜紀の時代の主に長石類の岩石からなる堆積物が風化して分離されたシリカに由来すると考えているそうです。
雨水に溶け込んだシリカが岩の空隙や、埋もれている木や貝、動物の骨等に侵入し組織を置換したと思われます。
非常に長い時間をかけてゆっくりと蒸発して固化したために、シリカ球が整然と並ぶ宝石質のオパールが出来たのだと考えられています。

オーストラリア産ブラックオパール(安物なので地色が薄く、良く見えないけど。)
d0318386_14124092.jpg

又最近では、エチオピアのオパールも人気ですよね。
d0318386_14133533.jpg
透明度があり、キレイです。
その透明度から、クリスタルオパールなどと呼ばれています。
(ウォーターオパールと同じ???ウォーターオパールと言うとメキシコ産が有名ですが。地色が透明。)
エチオピアでもブラックオパールも出ています。又、ファイヤーオパールも出ています。
メキシコのファイヤーオパールは、カンテラオパールなどとも言われていますね。(母岩付の)
(ん?あれ、エッグオパールだっけな・・・。あまり詳しくなくてスイマセン。(^_^;))

その他、オパールのアレコレはこちら参照。
https://www.gsj.jp/data/gcn/gsj_cn_vol1.no10_291-292.pdf

さて、その様な遊色があるのはそうそう出るものではないので、
悩ましい(?)コモンオパールの事を。

これは、日本でもアチコチで出ています。
d0318386_14533920.jpg
愛知県新城市棚山産

大体、こんな感じの やや乳白色です。

こちらは遊色も出る事で有名な、福島県宝坂産
d0318386_14554514.jpg
残念ながら、私のは遊色の無い蛋白石です。
随分前に3個入手していたのですが、オパールは水分が抜けるとヒビが入る。と言う物もあるので
実際コレも放置していたら真っ白に乾いたので水を入れたタッパに保管していました。
この度、まだ割っていない1個を割ると残念ながらスカ玉でした。
d0318386_14582454.jpg
母岩のアチコチに珪素の塊が付いているのは確認出来るけど 透明な部分は上部、
母岩との間の1-2mmほどです。
しかし・・・
d0318386_15000344.jpg
右側。チラッとな・・・???(爆)
ま、クラックがあったりすると(そもそも割り面だしね) 光の加減でなんとなく「ぽく」見える事があるので。(^_^;)

で、悩むのがコモンオパールと 混ざりの無いキレイな瑪瑙、
同じ珪素として、どう見ただけで見分ければ良いのか。って事。
d0318386_15032446.jpg
まず、当然 縞があったら瑪瑙。(笑)
あと ツルツルキレイに見えても 必ず最後に愛・・・じゃなくて水晶(石英)が勝つので(笑)
芯空部の玉髄のザリザリとした小粒結晶が見られる。
(オレンジの透明感のある所)

わかりやすいのはこちらかな。(いや逆にわかりづらいか。(爆))
d0318386_15061357.jpg
コレ、例の道産の蛍光オパールね。(笑)
上、縞だから瑪瑙・・・と言いたくなるね。(^_^;)
もう1つ 割り口がテラつきがちなのもオパールの特徴なのかな~?とか。(上の棚山のもそんな感じですよね。)
下の方は、ここのは色んな混物があるので晶質のザリザリになってるよね。(ここの部分はもはやオパールとは言えない)
もうこれは急激に変ったのか 石英質
上半分層がオパールで下は別物混入。って感じかな。
(※訂正 「生成初期には温度が高く重合が進んでシリカが緻密に沈殿したが
次第に温泉水の流れの勢いが減じて湧出が間欠的になり、休止期間に地表面の珪華が脱水し乾裂が生じたものと推定される。」
と言う事で、一応「オパール」だそうです。(^_^;)
難しいね~・・・。やはり見ただけでは判別出来ないって事?)

ちなみこんな風に蛍光します。
d0318386_15111358.jpg
ピンク・オレンジ・黄色・無蛍光。
まぁ不思議な鉱物塊で、産地転石類に金・銀・水銀・ヒ素・アンチモン・テルルなどが高濃度に含まれるそうで、
火山性の熱水活動のあったのは間違いなく、それ由来の堆積物なのでしょうが、
オレンジの部分は含水酸化鉄のコロイド粒子などを含むのではないか。と考えられているそうですが、
バクテリアコロニーの痕跡も考えられる部分もあるそうで、色んな成分を含む珪素が堆積した面白いオパールですね。


さて、まとめ。
鉱物的に説明すると、(※かなり適当にわかりやすく崩しています)
二酸化珪素には、石英・瑪瑙・オパールをはじめ 鱗珪石・クリストバライト・コーサイト・スティショバイトなどの色んな珪化物があるが
非晶質である「opal-A」と、潜晶質(隠微晶質)(肉眼では非晶質のようにみえる)「opal-CT」がある。
opal-Aは二酸化ケイ素の凝集した球の積み重なりの間に水が充満したもので、
二酸化ケイ素の球の大きさによって「プレシャス・オパール」と「コモン・オパール」に分けられる。
高圧下で水分が蒸発し結晶構造を持つクリストバライトや鱗珪石「opal-CT」となり、最終的に水晶や玉髄に変化する。
そもそも石英は、573℃で三方晶系の低温型石英から六方晶系の高温型石英に転移する。
さらに高温では、鱗珪石やクリストバライトに、また超高圧下でコーサイトやスティショバイトに相転移する。
オーストラリアの産地では、その層は地下30mほどまでの間、100℃以下の温度で堆積岩中にゆっくりと沈殿して出来た堆積性のもの。
と考えられているそうですが、他の実験では、より高温・高圧(つまり地圧。深度が深い)になるとオパールは他珪化物に変化してしまう。
しかし別の実験では、粘土鉱物が多いとその転移がゆるやかになると言う結果が出ているそうだ。
つまり、内陸側の盆地では転移がゆるやかになり、粘土鉱物の少ない海岸側では転移スピードが高い。(オパールの産出が少ない)
オーストラリアの産地に置いては、内陸側の盆地で三紀から珪素の沈殿が始まり 浅い地層でオパールが産出している。
古い時代の層、深い層、粘土鉱物の少ない場所ではオパールは産出しない。と言う話になる。
より浅く、若い層にしか存在しない。
とするとU地区(古い)もモーライ(半深海)もオパールの存在の可能性は低いので瑪瑙と判断される。

しかし、現在の隆起した深度においての最近による珪素の沈殿は、
「二酸化珪素が常温で水滴の様にかたまってできたもの」としてハイアライトオパールの生成は否めないとも言える。
もとより、U地区やモーライの瑪瑙がオパールだとは思っていないが、
コレはどうなんだろう。と言うのが私の期待。
d0318386_16573237.jpg
沸騰温度にある熱水はシリカに過飽和状態で湧き出すため 湧出孔面に対して縞状に成長する。
その時に仏頭状になる事がある。らしいので、ポコポコ瑪瑙も熱水による生成だろうが、
これは海底の層から出たもの。
瑪瑙汁の最初の1滴とも言えるが、ポタリと落ちた(もしくは滲み出た?)まま結晶したのは やはりハイアライトと言えないだろうか?
d0318386_17023502.jpg
混ざり気の無い透明なシリカには虹色の見える物もある。

肌水分の計測器では水分量は測れないのかね。(爆)

(ちなみに 瑪瑙にもイリスアゲートと言う透過光で虹が出る物もあるので、別に瑪瑙でも良いけど。
それはそれでレアだそうです。)


# by jurijuri555 | 2019-02-18 17:58 | 鉱物 | Comments(9)

瑪瑙とオパール その①「瑪瑙はどこから来たのか」

ずっと気になっている事が(沢山)ある。
しかし、ボケッとしているので、聞いても フーン。
調べても なるほどー・・・。と言うだけ思うだけで放置。
しばらくたって、ん?と繋がり、へー、そうか!!とピンとくる
かなりの時差っぷりのワタクシ。(^_^;)

今日はそのうちの メノウとオパールの事のお話から
長くなるので 第一弾として、瑪瑙について。


瑪瑙(Agate)とは、縞状の玉髄の一種で、
オパール(蛋白石)、石英、玉髄が、
火成岩あるいは堆積岩の空洞中に層状に沈殿してできた、鉱物の変種である。
形状としては、溶岩が冷えて出来た小さな空洞の中に生成するタイプ(丸い団塊状(ノジュール)のもの)と
堆積岩中に出来るタイプ(岩石の中に脈状にできたもの)である。
碧玉や玉髄などが層状になっているものがメノウであり、
層状になっていない場合はメノウではない。
例えばメノウの縞模様が見えない場合、メノウの一層だけを切り出した場合はすでにメノウではない。
しかし宝飾業界ではあまり区別されず、碧玉や玉髄のことを「メノウ」と呼んだり、
逆に例えば赤メノウを「カーネリアン」(紅玉髄)と呼んだりすることが多い。
(縞模様が見えないものがカーネリアンで、縞模様が見えるものは赤メノウである)

化学式 SiO2
モース硬度 6.5–7

縞瑪瑙の出来方は、こちらを参照
https://stonebuyer.exblog.jp/24046925/
勝手にご紹介してスイマセン。(^_^;)
一応、客なので(カードも持ってるよ~(笑))ご勘弁下さい。

で、何度も言うように 瑪瑙と 水晶・オパールも同じ二酸化珪素。
簡単に言うと 瑪瑙は、水晶がギュッと詰まって出来た物。(玉髄)
上にも書いた様に 縞模様のある物が瑪瑙と呼ばれ、ないものは玉髄なんだけど
世界中どこにでもある鉱物で、日本でも 海岸でも山の川原でも落ちている所は沢山あり、
同じ産地でも両方が見られる。
色についても 染色して売られている瑪瑙の加工品があるように
元は水晶なんだから無色透明だが、石英の粒がギュッと固まった(集まった)だけなので
実際には浸み込む隙間があり、周りの成分で色が付いたりもする。
(もちろん元々の瑪瑙汁(珪素汁)が色付き(他成分混じり)でそのまま固まったのもある。
色がついたのは前か後かはわからない。
透明の瑪瑙なんかないじゃん。と言うのは、温度などの関係。
そりゃ透明だったら瑪瑙じゃなくて水晶と呼ばれる。)
なんだかゴチャゴチャして来たが、正確には分けて名前をつけられるが
部分的な物に対してアレコレ分けるより地の話をするのには単純に
「瑪瑙」でイイじゃん。と言うひっくるめて話をしないと先に進まないので。(汗)
 
 
石狩方面の西海岸を歩いていると 瑪瑙が流れ着いている。
この瑪瑙はどこから来たのだろう。と言うと
「海から来たのですよ。」と言われる。(爆)
そりゃそうだろう。
どこかの産地から流れ出て 打ち上げられたのだろうから。
じゃなくて、モーライ瑪瑙と呼ばれる瑪瑙の産地はどこなのでしょうね。と聞いた時に
海からとも山からとも言われています。と教えてもらっても
いつもの様にフーン。と聞いていました。
しかし、貝化石も拾っていると
珪化している物もあり、していない物としている物
その珪素の出所(?)と原因(?)は?と思った時に ようやくアレコレと繋がって来た気がします。

以前のメノウ記事。

 (※検索回避に仮名呼びで書きます。あくまで私個人の妄想の話なので
  安易に検索されて信じられて拡散されても困るからです。
  産地保全もかねています。読みづらいでしょうが ご勘弁下さい。)

鉱物と化石、分けて考えるとなかなかつながりません。
化石を見ると 主にモーライ層から出ます。(これも絶対な話ではなく他の層からも出ます)
単純に下から(古い層から) H層・アッツ層・Ba層・モーライ層・T層だ。
これだけみていると瑪瑙とはつながらない。
(堆積中からも出るからね。珪素なんてどこでもあるしね。と思ってると進まない。)
先に鉱物(瑪瑙)の事を考えてみます。
単純に 火山性を考えた時 どこから珪素が出るのだろう。と見ると
アッツーより北が火山帯になります。
しかし層が変って、ヤッソーの辺から モーライ側の層と並んで、下から
S層・ヤッソー層・Bi層と言う溶岩混じりの層が狭い範囲で存在します。
ここでは、金・銀・銅・鉛・亜鉛を狙っての試坑が行われるほどの鉱化作用もあった様で(層で言うと特にS層?)
高濃度の珪化作用が所によってはあったそうです。
とは言え、真っ直ぐ平行に層が堆積して現代にも並んでいる訳ではないので
場所的には ヤッソから北の山側から沢や川伝いに瑪瑙が落ちて来ている様です。(超ザックリ)
それが波に運ばれ、研磨されながら近隣の海岸に打ち上がるのでしょう。
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これらは海岸で普通にみられる瑪瑙の状態。
一見すると縞模様が見えない物が多いが、モノによっては良く観ると縞模様の見える物もある。
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ほとんど成分や温度の変化がなく堆積(?)したのでしょう。

この様に石ころとして研磨された瑪瑙もあれば、晶洞から外れた風貌のままのも見つかります。
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左のオレンジのは鍾乳的なツララ型。
母岩の着いたままのもありますね。
右のは母岩側の面。母岩が脆い安山岩なので硬い瑪瑙の方が残りやすい。

しかし時代的にスライドすると アッツ層に対比になります。
石狩湾の向こう小樽側には海底火山の爆発と隆起が同じ三紀の時代に起こっています。
この辺にも海底火山があった訳ではないでしょうがマグマの影響で海底に瑪瑙の鉱脈がないとも言えないので
文字通り「海から来た」可能性も0(ゼロ)ではないかも。
モーライで化石を拾っている時に 打ち上がったノジュールは崖の物とは少し違います。
それは、もとより海中の層から剥がれて来た物では。と思っていましたが
その中で珪化している物は たぶんそう言う より少し古い下の層(アッツ層とは言っていない)から来た物なのでは。

又、化石を考えてもヤッソーのスナモグリで 白爪が先か黒爪が先か・・・みたいな事を言っていた事もありましたが(笑)
堆積順にすると 黒爪が古く白爪が新しくなりますが、ノジュールの種を見ると
これも鉱物的にも考えると 単純に海水中にある方が酸化も風化も遅れる事でより凝固なタイムカプセルが作られ
その中の状態がより珪化に向うのだと思われます。(方解石化→瑪瑙化)
黒爪がノッペリするのは珪化の作用ではと。
多くの白爪は陸上および波打ち際にあり、つねに陸上又は波の被る時間が少ない所にある物と思われ
(前にも書いたがノジュールの凝固とその地質の成分にもよるかも。つまりノジュールの状態)
特に常に陸上にある物は風化による劣化も受けている。
(露頭の白爪ノジュールの土質が火山灰質な印象を受ける。噴火当時の上部地層にあたる海底部の
当時のスナモグリの生息地に降り積もり沈殿したのであろう。)
この事は又後日。

とりあえずモーライ瑪瑙の話なのでモーライの化石。
d0318386_19184272.jpg
海から打ち上がったモーライ層の物と思われるワタゾコウリガイの団塊。
d0318386_19194113.jpg
こちらには貝殻の珪化(瑪瑙化)が見られる。(貝殻の内側?正確には貝殻の層の間(隙間)なのかもしれない。)
陸上の露頭の化石には、珪化は見られない。
d0318386_19204457.jpg
下地は貝の中身に詰まった泥岩。珪化(方解石)の作用は受けているとみられ(ノジュール化)カチカチだが、
泥なのでカッターで削れる。(傷は付く)
母岩との境目が殻が一旦方解石化したものと思われ、その上部は瑪瑙化(化晶)しているのがみられる。
カッターで傷も付かない。(つまり、硬度があり方解石ではない。)

同じ事が U地区の瑪瑙化アンモナイトにもおきているのでは。
より長く海底地層にあったアンモは珪化しやすい?
(ただしこの時代のこの地区は火山性と言うより造山性作用なので 同じとは言い切れないかも)

しかし これが解明の全てではないかもしれないけどね。(^_^;)
 
 
おまけに 鉱物的話で
海岸の砂浜中、所々に砂鉄が濃集している所があるらしい。
実は、知らないで歩いている時に おっ!?と思い採集していたのだが、
含チタン砂鉄だそうで、分析結果は
原鉱品位は Fe 12.26 %、TiO2 6.90 %
選鉱すれば Fe 58 %、TiO2 19.30 % になるそうだ。
d0318386_18215233.jpg
上がその含チタン砂鉄と思われる物。
下は、石狩川河口で採集した磁鉄鉱多目の砂。(これでも見た時はおおっ!と思ったのに)
それより磁鉄鉱が更に多く真っ黒なのがわかるだろう。
d0318386_18294562.jpg
とても細かい砂で、
よく見ると石狩の砂には見えない 緑の粒がボツボツと混じってるのがわかる。
火山性の輝石安山岩の普通輝石であろう。(参照 http://sand.world.coocan.jp/index.htm)
 輝石とは、ケイ酸塩鉱物の一種。
 多くの火成岩や変成岩に含まれる代表的な造岩鉱物。
 色は無色・緑色・褐色・黒色などで、ガラス光沢を持つ。自形結晶は短柱状。
場所によっては紫蘇輝石(https://www.weblio.jp/content/%E7%B4%AB%E8%98%87%E8%BC%9D%E7%9F%B3)も入ってくるらしいので
今度検証したい。



# by jurijuri555 | 2019-02-15 19:02 | 鉱物 | Comments(12)

水晶 ②

昨日で雪まつりも終わりました。
後半は寒波が入り、会場も寒かったでしょうね~。

もちろん私も行っていないので、家でもきゅもきゅミクちゃんドーナツを食べていました。(笑)
d0318386_15223286.jpg
 
で、大体ルーチンで同じ特集ばかりやっているのですが、
今月号の「ミネラ」でも又水晶の特集をしていたのでワタクシも。
とは言っても、ただ手持ち標本を載せるだけ。ですが。

前回も水晶は出しているのですが

今回は前回載せていない物で国産中心で。

水晶 (Quartz)
 化学式 SiO₂
 硬度 7

まずは、「高温石英」。
d0318386_15315485.jpg
愛媛県久万町千本峠

「水晶クラスター」
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奈良県吉野郡天川村
ここではレモン(色した)水晶も出ている。

「紫水晶」(ガマ産と思われる)
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兵庫県朝来市朝来町

「晶洞中の水晶(カクタス?)」
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手稲鉱山

「単離水晶結晶」
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岐阜県吉城郡 神岡鉱山

「珊瑠水晶」
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珊瑠鉱山

「瑪瑙晶洞中の水晶」
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ヤッソ海岸

「紫水晶単離」
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栃木県足尾鉱山鉛沢

「松茸水晶」
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産地ラベルが無くなっていたが 同じ場所から同じようなのが何個も出る。と言うので
これも長野県産だと。

「日本式双晶」
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長崎県五島市奈留島
エッジの効いたキレイなハート型。

日本式双晶とは、
2つの水晶の結晶がひとつの結晶面を共有し、84°33’の角度で接合している水晶の双晶の1つのタイプ。
接合部には細かなヒビや液体包有物が存在している。
日本式双晶はV字型とハート型と軍配型の3つのパターンに分類される。

水晶の双晶には〇〇式と呼ぶ10種以上の種類(パターン)があるらしいが、素人目にはパッと見てわかりませんね。(^_^;)
ただ、どうしてこうなったんだろう。と考えると 色んな想像が出来て楽しいです。
ここで温度が下がって・・・とか。
この双晶の現象は、水晶に限ってではなくて、石膏や長石やフッ石などでもおこるそうですよ。
灰十字沸石も十字型になった双晶です。(^_^;)

とりあえず、ハートが出た所で 水晶ではありませんが、もう1つ。
d0318386_16402235.jpg
ちと欠けた風に見えるが ハート型(キビシイ)アズライト(藍銅鉱)の結晶のかたまり。(^_^;)

てなトコで、ハッピーバレンタイン♡
(をお迎えください。≫14日)


# by jurijuri555 | 2019-02-12 17:05 | 鉱物 | Comments(6)

キラキラ光る・・・?

鉱物における燐光とは 発光輝度も弱く残光性も短いもので残光時間が1 秒に満たないものでも残光が見られれば
燐光現象と判断される。
物理定義としては10ns(ナノセカンド)を超える残光があれば燐光で
10ns未満であれば蛍光と扱われる。
ns(ナノセカンド)は 10 億分の1 秒ですので1億分の1 秒を超えれば燐光現象となる。
実際には人間の目では判断出来ない。そうな。

リ・ン・コ・ウ ・・・なんじゃそりゃ。
気にするとますます訳がわからなくなった。
(聞き流していればなんとなくそこそこに フーン。とわかってる気もするが。)
一言でいえば、蓄光のその光の事を燐光と言うそうな。

そう言えば、前に「ミネラ」のフローライト特集の時にも書かれていた様な???とめくると
『フローライトの蛍光では、どのフローライトも蛍光する訳では無く
アクチベーターと呼ばれる微量の不純物や結晶中の欠陥によるものがあるらしく、
アクチベーターとなるイオンには、マンガンや希土類元素(サマリウム・ユーロビウム・テルビウム・・・など)
があげられ
このアクチベーターを含むフローライトに紫外線が入射した際に振動した
励起状態が落ちた後の電子エネルギーの一部が
失われ残った光線となって放射されるのが蛍光で、
この放射の途中に励起三重項と言う状態を得た放射を燐光と呼ばれる。』(私的要約)
と書かれていた。(No.48より)
・・・要約してみてもわからん・・・。

この電子励起三重項とは、調べると 三重項状態と言い、
量子力学において スピン1の系の量子状態を言い
スピンの特定方向成分の値は −1, 0 及び +1 のいずれかとなる。
物理学において、スピンとは物体に内在する角運動量 を言い
ある点の回りを回る重心運動に起因する軌道角運動量とは区別される。
量子力学において、スピンは原子、陽子、電子などの原子スケールの系において特に重要である。
日常で触れるほとんど全ての分子は一重項状態にある。

とますます訳のわからない世界に入った。(滝汗)

ウィキでは少しわかりやすく
蛍光は励起一重項状態から基底一重項状態への許容遷移の際に起こるのに対し、
燐光は励起三重項状態から基底一重項状態への禁制遷移の際に起こる。
そのため、蛍光に比べると燐光は一般的に寿命が長くなる。
ルミネセンスにおいて、励起光が消失したあとも長く発光することから蓄光性とも呼ばれる。
ちなみにルミネセンスとは、
物質が電磁波の照射や電場の印加、電子の衝突などによってエネルギーを受け取って励起し、
低いエネルギー状態の分布数に対する高いエネルギー状態の分布数の比が熱平衡状態のときと比較して大きい状態にされたときに起きる自然放出による発光現象およびその光を指す。と書かれていた。

励起源からのエネルギーの供給を絶つとすぐに発光も止まる物を蛍光、
残光を持つ物を燐光と呼ぶが、両者の区別はあまりはっきりしていない。両者をまとめて蛍光と呼ぶこともある。
化学的には励起一重項からの失活に伴う発光を蛍光と呼び、三重項からの失活に伴う発光を燐光と呼び区別している。
一般的に三重項は寿命が長く、励起一重項よりもエネルギー準位が低いため、燐光の波長は長くなる。
そうです。
 
 
さて、「ミネラ」の記事に戻って、まとめ。
可視光線は電子波の1つであり、短いほどエネルギーが高いそうだ。
よって紫外線のエネルギーは可視光線より高い。
この様なエネルギーの高い光線がフローライトの様な蛍光物質に当たると そのエネルギーが吸収され
可視光線(エネルギーの低い光線)や熱となって放射されるのが「蛍光」現象の仕組みらしい。

で、その蛍光の過程でよりハッチャケた(励起三重項)残(?)エネルギーが、残像の様に残光として余韻を引くのが
「燐光」(蓄光)なのかな。(^_^;)

その光は、お空の星の様にキラキラしたものではなく
ボウッとした 人魂の様なものなのかなぁ?(見た事無いけど)
(蓄光と言うと 蛍光緑の物を思い浮かベる。)
 
 
更に加えて、先に書いたように 蛍光の原因はマンガンや希土類元素と言われている
とすれば、
単純に言えばレアアースの粉が紛れている為に蛍光する。と言う様なものだ。
とすると 隕石の衝突とか 火山活動による地殻内物質が混ざったためと言う
琥珀の蛍光の話も眉唾ではなくなる。(笑)
鉱物についても熱水鉱床内のマンガンやレアアースはデフォなので疑いはもたないが
そうすると何でもかんでも蛍光してもおかしくない。
そうではないのは、やはり そんな簡単で単純なものではないのだろう。

ちなみに 燐光する鉱物を調べると
アラゴナイト・石膏・方解石・重晶石 (の一部)なども入っており、
アパタイトもフッ素燐灰石となると燐光するものがある様だ。

手持ちの中に 燐光する鉱物がないか調べてみようかな~。
1秒以上 燐光してくれれば良いけど・・・。(爆)


# by jurijuri555 | 2019-02-06 12:00 | 鉱物 | Comments(8)

やどやど日記 30

久しぶりのヤド日記ですが、
今回は、ご報告 と言う感じで。

実は、去年の夏に デッカさんが脱皮に入りました。(たぶん)
しかし3週間経っても1ヶ月以上経っても出て来なくて、脱皮失敗したのかな・・・と。
その後、地震があったり なかなか全掃除も出来なくて
亡骸の発掘には至っていません。
脱走の疑いもあるが 表面捜索では見当たらないので
脱皮槽の奥深くかも。
ひょうきんでオモロクて好きだったのにな~。
大き目で丈夫そうだったけど やはり脱皮は難しいのかな。

そして先日、むらもシロさんもしばらく脱皮していないので
そろそろかなぁ?とは思っていたけど、あまり動きがなくて
それでもそう感づいていたのに 飲み水槽の下に潜っていたむらを
水替えするのに邪魔。とポイとよけたら
脱皮だったみたいで、戻すかキチンとよけて安静にさせれば良かったのに
あまり何度も動かさない方が?と 簡易囲いをしただけで様子見してしまったせいか
脱皮は出来ていたけど慌てたのか殻に戻っていなく手足が何本か取れて死んでいました。

自分のハンパな手出しや世話と 家に居て見てあげられない環境で
もう自分には生き物を飼う資格はない。と 再落ち込み中。
たぶん もう買い足しとかしないと思います。
(ヤドパパは知らんけど。)

紫になるむらを見たかったな~。
ごめんね むら。
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生前最後に撮ったむらの画像

ほんとにゴメン。死んでお詫びしたいくらいです・・・。

まだシロさんはお元気なので、最後までお世話はさせて頂くつもりですが、
ちょっと今は、自責の念でいっぱいで ヤド日記も続ける気もネタもないので
ラスト の予定です。

オカヤドは可愛いですよね。
目がクリッとしてて その目に見つめられるとメロメロ。

そのヤド達をお世話する資格とか私にはないので
今後は全ての生き物の飼育はしない方向で。
ヤド愛好家の方にも謝罪致します。

今までありがとうございました。
全てのヤドが幸せに暮らせますように。


# by jurijuri555 | 2019-02-02 14:40 | 生物 | Comments(2)

琥珀の蛍光

前にも書いたことがあるが、
琥珀は、樹脂の化石です。

鉱物としては、有機鉱物。
モース硬度 2-2.5
C10H16O+(H2S)>
主成分は高分子のイソプレノイド

もっとも古い琥珀は、上部石炭紀の地層の物とされているそうです。
と言う事は、約3億年前 と言う事でしょうか。
日本の有名産地の銚子や久慈でも約1億年前の様です。
白亜紀ですね。
三紀辺りのまでは「化石」として琥珀と呼んでいる様ですが、
四紀以降の物は若い化石(半化石?)として コーパル(又はコパール)と呼ばれています。
違いは、一般的に 色が薄くやや柔らか目の様です。

実は、先日の石の相談会に このコパル(私自身はコーパルかコパールかどっちやねん。と面倒なので
どっちにも取れるコパル(copal)と呼んでいる。)をお持ち下さった方がいらっしゃって
先に拝見したサブチーに すぐに 「じゅりあさーん!」と呼ばれて・・・。(笑)
で、拝見して瞬時にコパルと思い ブラックライトも当てて蛍光したので
「琥珀、コパルですね。」と答えたのですが
あまりにもツルツルでキレイで(大き目な上に完全に透明) うーーーーーーーーん・・・と。(^_^;)
天然物は、やはり自然の物なので気泡が入ったり濁ったりゴミが入ったりするんですよね。
虫入り、なんてのもありますよね。
ただし、生きていたら ですが、逃れようともがいたりするので足や羽がもげたりしているはず。
今は人工で虫入り琥珀を造ったり、精製した琥珀もありますからね。もちろん人工樹脂も。
琥珀は加熱することで、「コニャック」「ワイン」「アース」「ハニー」などの色に変わり、
加圧加熱することで透明度が増すなど、加工方法によって風合いが変わり、200℃で溶ける様です。
(コパルは琥珀より若いので、硬度も琥珀より低く、150℃ぐらいで融ける)
と言う事で、コパルだけど自然の物ではないのかな~。とか思いました。
加工品? ま、人工ではない限り、コパルには変わりないですが。
・・・とまでは言いませんでしたけど。(^_^;)
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天然コパル。
流れ出たままの形。手に持ってるだけで(人肌温で)とても良い香りがします。
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黄色く蛍光します。
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虫や
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気泡、自然ゴミ(植物片など)や汚れも内包されています。

又、コパルと琥珀、 比重にも差があり、琥珀は海水中に漂いますが、コパルは海水に浮く。とか
琥珀は寒冷地の樹木が出した樹脂が固化したものですが、コパルは熱帯の樹木の樹脂から生まれた。
と言う人もいますが、比重は確かめていないのでわかりませんが、
化石か半化石か。と言う話をすると年月の事なので 樹木の種では分けられないと思います。

樹脂と言うのは、植物(木)の血液とか抗体(免疫)物質とか そんな感じのもので(?)
樹木を傷つけると出てくる樹液の1つですが、 ニッポニカではこんな説明をされている。
「植物の樹皮を傷つけたとき、そこからしみ出してくる液体をいう。
樹液には、維管束に含まれる物質のほかに 特殊な分泌組織から分泌される樹脂、乳液などがある。
分泌組織から滲出する樹液は、植物が損傷を受けた部分の補修をする働きをもつといわれている。
樹液は重要な工業原料としても広く利用されている。
マツやモミの樹皮を傷つけておくと粘着性の液体である樹脂がしみ出してくる。
これは樹脂細胞から分泌された物質が、樹脂道へ排出されたものである。
このなかに含まれる揮発性の成分が失われて固まったものが脂(やに)で、
化石となったものがこはくである。
脂はアルコールなどの有機溶剤によく溶け、塗料などに利用される。
また、こはくは宝石として珍重される。
乳液は樹皮にある乳管や乳管細胞から分泌され、蓄えられたもので、多少ともゴム質を含むため
トウダイグサ科のパラゴムノキの乳液は弾性ゴムの原料とされる。
マメ科のアラビアゴムノキの乳液をゴム糊(のり)に利用したり、
ユキノシタ科のノリウツギを製紙糊として用いるのは、その粘着性を生かしたものである。
マンゴーやパパイヤの乳液にはタンパク質分解酵素の一種であるパパインが含まれているため、消化剤とされる。
ケシ科植物の乳液に含まれるアルカロイドはモルヒネなど麻酔剤の原料とされる。
ウルシ科植物の樹皮から採取した乳液は漆の原料とされるが、この主成分であるウルシオールはかぶれの原因となる。
サトウカエデの樹幹に穴をあけて採集した樹液は、維管束のうち、とくに篩部(しぶ)からしみ出してくるもので、
2~5%のショ糖を含むため、これを煮つめて良質の糖蜜シロップとする。」

で、その樹脂は よく松や杉などの針葉樹の樹脂だと思われているが、
広葉樹の葉の化石の中に 琥珀が混ざっているのも見たことがある。
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『いわき化石ガイド』には、この様な事が書かれていました。
「いわき市の琥珀は、スギ科の植物に含まれるコミュン酸、
マメ科の植物に含まれるオズ酸が原料になっている。
白亜紀の琥珀は主にナンヨウスギ、第三紀の物はメタセコイヤの樹液が原料になっているとみられている。
ナンヨウスギはスギと言う名が付いているが現代の杉とは違った種であった。
よって、琥珀の原料がマツの樹脂だと言う俗説は誤りである。
中南米の新生代の琥珀もマメ科の植物由来だと考えられている。」
と。


 私は琥珀の「蛍光」が 青い物、緑の物、黄色い物、オレンジ~赤い物 などがあるのを見て
 『それは何により変るのだろう。』と知りたい。
 もし、それが時代や 種の違いによって、なら
 琥珀の蛍光を見ただけで これは何年前の琥珀ですね。とか
 〇〇の木の樹脂で出来た琥珀ですね。
 と答える事も可能になるのでは。と 単純に思っていたからです。


すると『種によって…』と言うのも考えられますね。
ちなみにこのガイドブック中には琥珀の出る層から出た35cmほどの大塊が載っていました。

確か、セノマニアンでみつけた謎植物由来の物は黄色に蛍光したと記憶にあります。
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石炭化した植物化石の隣(上)に小さな琥珀が。
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こちらは材化石の横についた琥珀。(同じくセノマニアン)

又、たぶん三紀ぐらいかと思うのは緑に。
白亜紀と言われる銚子や久慈のは黄色(?)。
石炭に挟まってるのは、黄色のやオレンジのや ブルーアンバーもありましたね。
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石炭は、古代(数億年前)の植物が完全に腐敗分解する前に地中に埋もれ、
そこで長い期間地熱や地圧を受けて変質(石炭化)したことにより生成した物質の総称。
と言うので主に石炭中の琥珀は白亜紀の物か(?)となりますが、
コパルも黄色く蛍光しますので
『時代によって』とも蛍光色の違いを考えましたが微妙な様なので
「地熱や地圧」となると『生成された時の条件で』と言う方が高くなる。

そもそも「化石」だから蛍光するのか?と思って、先日は
パテ?滑り止め?の塊のヤニ(?)が博物館にあったのでブラックライトを当てたが
あまりに濁色しているからかはわからないがまったく蛍光しなかった。
やはり「化石だから」か。と思ったが、
そう言えば・・・と家にあったバイオリンの弓に塗る松脂(?)を出してみて照射すると
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蛍光した。
黄色?厚みがあるせいかブルーアンバーにも見える。
こうなると生だとか化石とか時代などが関係ないとすると
やはり、生成時の条件下と +成分だとかはないのかな~。
例えば、これは〇〇(成分)で青く蛍光するから何系の木の琥珀・・・
(上記の〇〇酸とかね。)
とか見分けがつけられる要因があれば面白いのですが。
しかし、松脂・・・ロジン酸か。

ブルーアンバーで有名な物については、
樹液が固まる過程で微粒子が琥珀に溶け込み、
その微粒子に紫外線が乱反射して、青く光っているように見えるのではないか。
と書かれている物がありました。
「古代の隕石衝突と通常火山活動に伴う噴火による火山性ガスに含まれる微粒分子(灰・硫化水素分子等)が琥珀生成途中に琥珀に溶け込み、
それらが光線を反射し(散乱効果)、又は微粒子が光エネルギーを受けて蛍光発色して輝くもの。」
微粒子ですか・・・。では、『環境によって。』となりますね。(^_^;)

有名なドミニカ共和国のブルーアンバーについては、
「火山噴火や山火事などによって、樹脂が高温にさらされたことにより、この魅惑的で美しい色彩現象が出来あがったのだろうとしていましたが、
近年の研究で、この青色は「ペリレン」という多環芳香族炭化水素に起因するものだと分りました。」と書かれています。
私は一時は石炭内のブルーアンバーは炭素によるものか?と思っていました。

前にミネショで買った インドネシアのスマトラ島のブルーアンバー。
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こちらには、その蛍光にこんな事を書いている所がありました。
「1つは、このアンバーの樹液が、特別な針葉樹だった。
この木が生えていた場所に、このアンバーも一緒に埋まっていることが多く、それが原因ともいわれています。
もう1つはこの石が採れる場所が火山帯であるということ。
火山に含まれていたガスなどの成分が樹液に溶け込んだのではないかといわれています。
そして最後の考察は、蛍光またはりん光です。
この現象はダイヤモンドにも見られるのですが、光のエネルギーを浴びると、分子がそのエネルギーを溜め込みます。
その時に分子は軌道から外れるのですが、分子は定位置に戻ろうとします。
その時に光のエネルギーを放つことがあります。この現象がブルーアンバーにおきてるのではないかと考えられます。」
と。 なんのこっちゃ・・・???
スマトラのは石炭層から発見された。と言うのも見た事あるんだけど・・・。

実は私も、「そもそもなんで琥珀は蛍光するんだろうね。」とU館長代理に問いかけられて
生物(植物)が持つ物の中にリンがあるので、そんなのが蛍光に関係するのか
とかも考えたのですが(人魂の素がリンだって話もあるでしょ?)
でも鉱物で言うとリンを含んだ燐灰石(アパタイト)とかはネオン色 なんては呼ばれるけど
紫外線での蛍光はしないんですよね。
ちなみに 琥珀もアパタイトも「蓄光」もしないと思います。(^_^;)

成分は、上にもC10H16OH2Sと書きましたが
炭素が79%、酸素が11%、水素が10%、硫黄も少し含んでいる。と言います。
その割合が少し上下する・・・石炭で炭素多目とか???
しかしそれでは琥珀じゃなくなっちゃうかもしれませんしねぇ。
化学式的に考えると。
う~ん。
それに石炭中の琥珀でも 違う蛍光色のもありますしね。
最近はメキシコ産のブルーアンバーも出ていて
「いわき化石ガイド」の様に ブルーアンバーはマメ科のヒメナエアという広葉樹の樹脂。
と この辺りの地をさして 書かれている所が他にもありました。
Hymenaea(ヒメナエア)属、ジャケツイバラ科(旧科目:マメ科)、広葉樹、現存種はおよそ25種。

地道に植物化石と琥珀を探して この木の琥珀と思われるから・・・と
1つ1つ同定かけて成分抽出をして行くしかないのですかね。(^_^;)
でもって、成分は関係なかったりして・・・。(爆)

さて、琥珀の蛍光は 何によるものなのか。
その蛍光色は、何で変るのか。
『時代』(化石化による年月)か(は、なんだかなさそうですね?) 
『生成時の一定の条件』(熱・圧力・他微物質(無機物?)の混入)か
『植物の種によるもの』(有機物など)なのか
複合的な物か はたまた全然別の事なのか。
やはり見ただけでは、何の木の琥珀、とはわからないものなのでしょうかね。(^_^;)
見ただけでわかったら面白いのになー。


# by jurijuri555 | 2019-01-29 18:12 | 鉱物 | Comments(6)

ジプサム

ジプサムとは 石膏の事です。
硫酸塩鉱物
化学式 CaSO4・2H2O
結晶系は、単斜晶系
モース硬度 2

硫酸カルシウム(CaSO4)を主成分とする鉱物で
硫酸カルシウムの1/2水和物がバサニ石(CaSO4・0.5H2O)、2水和物が石膏(CaSO4・2H2O)、
無水物が硬石膏(CaSO4)、これら硫酸カルシウムの各水和物および無水物を「石膏」というらしい。
二水石膏は加熱(160~170℃)により水分を失い、半水石膏に変化する。

天然には、温泉作用や蒸発岩の一種として生じ陸地に閉じ込められた海水が干上がることによって、
溶解度の関係から炭酸カルシウム(石灰岩)、硫酸カルシウム(石膏)、塩化ナトリウム(岩塩)の順で沈殿し、それぞれの地層をつくる。
天然には単結晶のほかに結晶集合体が生じ、透明のものを透明石膏(セレナイト、selenite)、繊維状のものを繊維石膏(サーティンスパー、satinspar)、細かい粒状のものを雪花石膏(アラバスター、alabaster)と呼ぶ。

上記の事で混同して、以前 同じく海水(と方解石(化石))繫がりでNaを考え、老眼で良く結晶系を見定められなく
つい深海堆積からモーライ層の結晶を灰十字沸石かと考えてしまったが
同じガラス質光沢でも どうやら少しテラテラとした油ギッシュな光沢も認められるから 石膏ではないか
との指摘から 考えを改め、単純にCaだけの石膏と訂正したい。スイマセン。
同定をかけてから書くべきなのだが、一般に検査を依頼するのにも4000-10000円の費用がかかるので
又、大学の上級講座を受けられる時にでも と伸ばしてしまった為のミスでした。

一般的に 単純に「石膏」と言うと こんな画像を思い浮かべます。
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ツヤツヤ見えるけどガサッとした物で中身(結晶の)シャカシャカした感じ。(笑)
が、単斜晶系とは一般に柱状となるが、実は色んなタイプがあり、単離では
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この様な鋭いひし形。

それを見ていると こんな
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水晶の頭型に似たのが放射になっているのもあるのを見て勘違いしたのでした。
まぁ、どっちも色んな結晶系が実際には存在するので シロートには難しいよね。と
ご容赦頂ければ幸いなのですが・・・。(画像モーライ層の実物)

そもそもこれがくっついてこーなると
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頭の中にも沸石のこんな図式が浮かんで・・・
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深海堆積の沸石文献からも おおっ、と。(^_^;)

しかしこの後にも又違う結晶系のを見つけ 以前のも見返すとなるほど。
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以前の岩盤の間に結晶していた物の1本1本は、確かにシャカシャカしていて(ファジーな表現ですいません)
繊維石膏の放射結晶の様だし、右のは新たに見つけた花おはじき型ですが
テラテラした光沢でアラバスター結晶の様に思えます。
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こちら、先日の鑑定会で実体顕微鏡で見たそれぞれの結晶のアップ。
ジプサムは水に溶けづらいけど融けない訳ではないので、右のは少し融けた感じになっている様に見えます。(?)

難しいですね。(^_^;)
(私には。)
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化石を含む堆積中に出来ている結晶の全体図。

これじゃ、コレもわからんわ。
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(笑)
コレは他県のトパーズです。(爆)
どれも同じ様に見えるよね。(結晶だけ見てるとね)

ま、環境的にも迷ったけど 単純にただの石膏かよ。と。
ニッポニカに書いてある 『もっとも普通の硫酸塩鉱物の一つ。
堆積岩(とくに塩類を含む)、古生代から中生代の地層中や、黒鉱鉱床中、
金属鉱床酸化帯中、火山噴出物、温泉沈殿物、塩湖沈殿物、および土壌や岩石露頭表面などに産する。
自形は平行四辺形の輪郭をもった板状あるいは柱状など。集合の仕方としては繊維状、塊状、粉末状などがある。』
と言う説明が一番スッキリ納得出来そうです。

で、石膏の種類にも色々あるが、良く観るのには、砂漠のバラがあるが、
これには石膏の他に重晶石のもある。
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こんなのね。見た事ありますよね。
上画像がメキシコの砂漠のバラ。下画像の左がチュニジア産で石膏、右はアメリカ産の重晶石の様です。
砂漠のバラは、水に溶けたミネラルが結晶に成長するものなので、砂漠といえども水がない(なかった)地域からは出てこない。
そのため 採取された所にかつて水が存在した証拠とも言われているらしい。
要するに かつてオアシスのあった場所?

あとは、透石膏としてボール型のカナダのセレナイトは鑑賞用としてキレイですね。
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これは上のメキシコの砂漠のバラのボールに似ていますね。

で、このセレナイトボールは蛍光します。
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他にもグリーンセレナイトとか。
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オーストラリア産。

あとは「石膏」と言うと 美術室や音楽室にあった石膏の像など思い出しますが・・・。
ダビテ・・・ベートーヴェン・・・

ちなみに 石膏を80℃程度に加熱すると水の分子の一部が離れていき、最終的に75%の水分子が失われ 焼石膏となります。
焼石膏の結晶は水の分子の一部を失って構造が不安定となり砕けて白い粉末になります。
一般に石膏と呼ばれている粉末の正体は この焼石膏で、
焼石膏に水を混ぜると水の分子が取り込まれて石膏へ変化し 塊となるんだって。
化石の修復などにも使われますよね。(^_^;)

ま、とりあえずモーライのは本当に今度 機会があったら一度ちゃんと同定にかけてみたいです。
身近な鉱物の1つだと言う事を再認識しました。


# by jurijuri555 | 2019-01-21 14:30 | 鉱物 | Comments(8)

2019年第一回石の相談会

昨日、又雪が降って天候が悪く 心配しましたが、本日は天気も良くなり、
無事気持ち良く博物館の鉱物鑑定会が開催されました。

しかし私は、夕べの退勤後、早目に寝ようと思っていたのに
結局いつもより遅くなってしまった上に ご丁寧に休日に朝から敷地内で除雪が始まり、
除雪車のエンジン音やシャベルのゴンゴン言う音が響いて眠れず・・・。
(暗くてシーンとしていないと眠れない方)
寝返りを打っているうちに10時になってしまったので カーッッッ!!!(怒)
と起きてしまい(笑)、そのまま再放送のサイエンスZEROを見て
仕度をして向いました。
眠い眠い眠い・・・。(泣)

博物館に着くと はるばる遠くから、もーりんさんもお見えになられておりました。

私が気付かなかっただけか、新たに整理したのか、
誰の影響か こんな物まで置いてあり
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なんだか違う産地のも混じっていますが・・・。

そして いつの間にかT鉱山コーナーが出来ていました。
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開催時間前から 沢山の参加者が集まって下さいました。
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夏休みの自由研究の答え合わせに来た子、
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他にも同じく 自分で採集して歩いた石の鑑定に来た子供たち、
そして大人たち。(笑)
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もーりんさんはサスガ、アンモナイト内の充填鉱物の鑑定に訪れて下さったようです。

ポロンと持ってくる大人に比べて(大人全員ではありません。(^_^;))、
子供達は ちゃんと1つ1つにどこで拾ったかとラベルをつけて大切に箱に入れて持って来ていました。

それらを私達(指導者や助手)が見て答えを言うだけではなく、自分で調べてみよう。と言う事で
ルーペや硬度を調べる道具、実体顕微鏡を使って観察します。
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こちらはパソコンに取り込んで拡大出来る物。
私も空いている時に自分の持ち込み鉱物を確認しました。
サブチーにも聞いて 一応、ハイアライトオパールと〇〇で良さそうです。(^_^;)
(〇〇は次回の記事に)

自分達の持ち込んだ石を鑑定した後は、鉱物の作りや形状を説明聞きながら観察します。
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色んな形の水晶や 同じ化学式の瑪瑙を観察。
生成する環境や成長の様子を学びました。

こちらはもーりんさんのパキ内に成長した方解石と瑪瑙。
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縞瑪瑙が美しいですね。(ご本人より先に出すのを躊躇いましたが出しちゃいました。(汗))

詳しい事はもーりんさんが後日ご自身のブログ内でご解説して下さるかもしれません。(^_^;)
水晶・瑪瑙(類)・オパールの事、真剣に聞いておられました。
お疲れ様でした。

私は自身で不思議に思っていた事(琥珀の蛍光色の違いの理由)をみなさんが帰えられた後に
仲間内で提示して話をしていましたが、
サスガ 化石は専門ではないとは言え、スペシャリストの集まり。
そもそも 琥珀はなぜ蛍光するんだろうね。と言う逆問いに なるほどーーー。と。
そこが、生物であり、化石である1つなのかもしれませんね。
面白かったー。


# by jurijuri555 | 2019-01-19 20:01 | 鉱物 | Comments(4)