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以前投稿したメロン貝の続編です。
ガクフボラ科の 通称メロン貝(日本ではヤシガイ)、 どうにも「プロトコンク」にヤラれてしまったワタクシ。(笑) 普通は幼生から小さな貝になり そのままの姿で成長するものが多い中、 初期貝がどう見てもタニシなのに その後に突然 胸巻バスタオルみたいにまったく違う姿に貝殻を形成。 同じガクフボラ科でもヒタチオビの様に普通の縦長巻貝に成長するものもあるのに このプロトコンクを残して違う型に成長する貝を気に入ってしまいました。 プロトコンク・・・。 初期貝。 初期型・・・エヴァンゲリオン 初号機か。(爆) っても知らないけど。(^_^;) 何度観ても理解出来ないアニメです。(汗) で、頑張って続けて調べた結果、じゃないか?って程度はわかって来ました。 wiki海外サイトによると 貝名は 「メロ」。 メロ貝には、 Melo aethiopica Melo amphora Melo diadema Melo broderipii Melo georginae Melo melo Melo miltonis Melo nautica Melo umbilicatus の9種が存在する様です。 が、ハッキリ 現地でも日本でも区別がついているようないない様な感じで。 あちこち覗いてみた結果、 とある貝殻屋さんでは、Melo aethiopica を「ヤヨイハルカゼ」と呼んでいた。★ 又、別の貝殻屋さんでは、数種のメロ貝を持ちながら 全てをハルカゼガイとかヤシガイと呼んでいた。 鳥羽水族館では、 Melo broderipii を「ブローデリップヤシガイ」★ Melo miltonis を「ソヨカゼヤシガイ」 Melo amphora を「イナズマツノヤシ」 Melo aethiopica を「ヤヨイハルカゼ」 と呼んでいました。 そして貝コレクションサイトを作っている所では、 Melo broderipii を「ブローデリップヤシ」★ Melo miltonis を「ソヨカゼヤシ」 Melo meloを 「ハルカゼヤシ」 Melo umbilicatus を「ソデ(イナズマ)ヤシ」 Melo amphora を「イナズマ(ツノ)ヤシ」 Mrlo aethiopica を「ヤヨイハルカゼ」 と呼んでいて、 それぞれ名前に画像が添えてありましたが、意外とバラバラ。 これらのサイトでは、私が「メロ ディアデーマ」と言われて買った 「名の物」は載っていませんでした。 ★ を付けたのが 私が買ったメロ貝と同じ(もしくは似た)画像のものでした。 総合した所、 Melo broderipii 「ブローデリップヤシガイ」 Melo aethiopica 「ヤヨイハルカゼ」 Melo amphora 「イナズマツノヤシ」 Melo miltonis 「ソヨカゼヤシガイ」☆ Melo melo ヤシガイ もしくは、 ハルカゼヤシガイ (とあるサイト)☆ ここまでは、学名と和名は 決定だと思われるものです。 しかし名は決定もしくは学名と画像が一致しているが、怪しいのには☆がつけてあります。 名はそうであろうが、それが その画像の物だとは信用は出来ない物です。 (理由は2枚以上の 同じだと思われるソレの画像を他で確認出来なかったから) 同じように Melo umbilicatus ソデイナズマヤシ(和名は怪しいかも) に Melo diademaとMelo georginae 、Melo nauticaの3点については、まだ何も出て来ていません。 ディアデーマ。名前(学名)は気に入っていたのにな~。 ただし、海外(アメリカ)の貝殻屋さんを見ると やはり私の買ったのはブローデリップではなくてディアデーマで出ています。 (購入を試みたが、なにやら条例でもあるのか 国外排出に1万近く別料金が取られる。ワシントン条約で入荷困難なのがあるらしいです。よくわからないけど。(^_^;)) ちなみに ディアデーマには、もとろんさんがおっしゃっていた様に冠、アンフォラには花瓶と言う意味がある様です。 ブローデリッピは、イギリス人のウィリアム・ジョン・Broderip(ブローデリップ)さんから付けられたもので、 最後のBroderipi「i」は 、ヨコヤマ「イ」とかのソレではないかと・・・。 しかし、和名は不思議です。 ヤシガイ、が付くのはわかりましたがハルカゼだのソヨカゼだのはどこから出て来たのでしょうね~。ビミョー ヤシガイは見た目がヤシの実の様だから。だそうですが、画像を見て そうか?と言うのもありますよね。 しかし、貝が30-40cmと老成すると 殻表の柄も擦り減り、色や柄では判断出来なさそうです。 又、トゲの長さか?と言うと これもどうやらいい加減成長すると面倒になるのか作るのを辞めたりする様です。(笑) あと、巻も変形しやすい様で・・・。 同じものには見えないですよねー・・・。 と言う事で、そうなると貝殻の特徴で分けられるのかも難しい。 となると途中で入れた画像の様に貝の体で見るしかなさそうですね。 メロ貝は、昔からカヌーベイラー(船底に溜まる水抜き)を作るために使用されていたそうです。 又、コンクガイ(コンクパール)の様に 時々オレンジ色のメロ真珠がみられ、昔のベトナムの王族によって大切にされたらしいです。 うむ、これも興味あるな~。 今は食糧や加工品(食器・装飾品・インテリア)に使われるそうです。(現地では食べ過ぎか 軽く絶滅危惧種になりつつあると言うウワサも。) 1つ思うのは、輸入元で名前が変わるのかも。と言う事です。 アメリカから輸入したら ディアデーマ、フィリピン東南アジアから輸入したらブローデリップなのかもしれませんね。 (殻は似ていて別種。もしくは学術的にキチンとまだ仕分けされていない???) プロトコンクにヤラれて 同じガクフボラ科のミヒカリコウロギ。皇帝ですよ!!(笑) とディアデーマ。 ディアデーマ柄考察。同じや・・・ ※(沢山の画像を資料としてお借りしました。すいません。)
by jurijuri555
| 2016-01-27 14:20
| 海
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Comments(14)
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motoronron at 2016-01-27 20:02
どうもです(+∀+)。
また...ごっつい調べものですね(+∀+;)。。。 このタイプの巻貝は本当に美しく形状も面白くて ワタクシもついついつい.....欲しくなってしまいます。 やっぱし大きいサイズが良いですね。 以前、コメントに書いたアラフラオオニシも初期殻の形が全然違うそうですよ。 コレクションにどうぞ。 はるかぜ、そよかぜ、についてですが、今チョッコシ検索したところ、 「Memory of far sea...」というHP様に少し記述がありました。 以下引用系 ヤヨイハルカゼガイは鹿間時夫博士により命名される。鹿間氏はヤシガイ分野の権威でありガクフボラ科の貝は鹿間博士が命名されている。なぜこの名前にしたのかは本人がいない今聞くことも出来ず、また記録も残っていない。確かに大変変わった名前である。なぜこの名前にしたのかは確かに不思議だが全体的にこの貝が優しい形をしているからヤヨイハルカゼと命名したと推測され鹿間博士もおそらくこの貝を気に入っていたのだろう。 とのこと。いつか、あっちの世界に行くことがあれば ぜひ質問してみてください。
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jurijuri555 at 2016-01-27 20:47
motoronronさん
こんばんは。 おおっ、追加の情報ありがとうございます。 ガクフボラ科の父が居たのですか。 和名と言うのは 色んな意味で難しいですね。 あちにの世界に行っても博士と語らう知識も面識も無いとは思いますが・・・。(^_^;) ディアデーマについては、考察も終わりましたので 一番下の画像の 大3つはもう不要ですので払下げは可能です。10cmオーバーしかいなけど 普通に持つには適度な大きさです。 ディアデーマ(アメリカ)と言われていますが お値段はフィリピン価格です。(汗) メロメロとイナズマが欲すぃです・・・
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マリポン
at 2016-01-27 21:11
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jurijuri555 at 2016-01-28 02:55
マリポンさん
あら、やはり「キレイなもの」がお好きなのですねー。 アンモも道北しか行かないんだもんね。(笑) 私もそうしたいトコだけど近場の黒いトコをウロウロしちゃうのよ~。(^_^;) キレイな貝(アンモ)はイイですよねー♪ 今年もピカピカなのが欲しいです。
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アルビアン
at 2016-01-28 14:26
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こんにちは~羊が丘通で事故があって混んでいましたよ 汗
素晴らしい解説と画像ですね、身がヒラメやエイに見えましたよ この大きい貝殻を沢山買ったのですか すごっっっい 形が面白いしガラも多々あり 見ていてあきませんね マリポンも貝殻大好きでしたからね~て 沢山あげたし~飾ってるのか不安だし~ 最大の巻貝は一個欲しいですね
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jurijuri555 at 2016-01-28 14:46
アルビアンさん
あら、私も通って帰ったけど 場所と時間が違うのかな? メロは色々と全部魅力的です。 全部欲しいけど ちょっとタイミングわるかったり希望と折り合いがつかず まだ入手出来ていません。 ディアデーマと言われてるのは柄がどうかと違うの混じってるんじゃないかとまとめ買いしましたけど 11-13cmの小さいものですよ。成長すると30-40cmになりますからねー。 でもそんなの置いてたら埃かかるし20cmぐらいのが狙いなの。 ケースに入れるなら この11-13cmがベスト。 これで良いなら譲りますよ。と言う悪魔のお誘いです。(笑) すごく安いよ。現生貝隊先着3名までです。 やはり違う種のメロも欲しいのでフィリピン沖に潜って来ます。ウソ だれか買って来て~!! 肉も喰いたい・・・。美味しいらしいですよ。 メロ真珠1粒84万とかする・・・ヒーッ
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fossil1129 at 2016-01-28 19:54
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jurijuri555 at 2016-01-28 20:32
fossil1129さん
エイリアンの口ですかー。(笑) 冠の突起の様なので 皇帝とかディアデーマ(冠)と呼ばれているんだと思いますよ。 長くなるので本文には書きませんでしたが 見た目全部ブローデリップと言われているのに見えましたが 販売側は、ディアデーマだヤヨイハルカゼだと言っていました。 初めからトゲのないメロメロと これらと イナズマと呼ばれるトゲの長いの 3種に大きく分けられると思われますが、 それでは似た種の中で何が違うのか、と見ていた所 アレ、巻が成長過程で変って来てる???と気づきました。 しかし 結局は「変形も多い」と言われると 分類上の役には立たなく 相当数の標本を集めて検討しないと結論は出せそうもありません。 にしても生体を失った殻だけでカンカンガクガクしても無駄。 なので 外から攻めるのは無理ですね。(^_^;) しかし あの軟体はまさにエイリアンっぽい。(爆)
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Macrowavecat
at 2016-01-28 20:35
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この手の大型巻貝の化石はあまり見かけませんが、きっと凄いんでしょうね。クモガイみたいなやつの化石欲しいな~。
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vicky
at 2016-01-28 20:37
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きれいな貝だねーと、つらつらと息子と眺めていましたが
後半の軟体のところで「うわっ、気持ち悪い。目ある。」 と二人で叫んでしまいました。 ごめんなさい。貝って貝殻だけじゃないんですよね。中が生きてるんですもんね。
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jurijuri555 at 2016-01-28 20:49
Macrowavecatさん
現地では化石として出るのでしょうかねー? クモガイは・・・どうでしょう。 シャコは沖縄で見ましたが、あるかもしれませんね。四紀ぐらいなら。 でもトゲ部分まで出すのは大変そうです。(^_^;) これらは全部岩礁あたりに生息するので石灰岩化石ですよ・・・。(汗)
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jurijuri555 at 2016-01-28 20:51
vickyさん
南の貝なので軟体も悪魔の様に毒々しいですし(でも美味いらしいけど) 又コレは変なトコに目が付いててアホっぽい顔していますよね。(笑) ヒョウキンな貝です。 ツメタと同じく 肉食だそうですよ。
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jurijuri555 at 2016-01-29 02:59
やままんさん
「食糧」と書いてありますよ? 身は食べて殻はランプシェード・水汲み桶・カットしてお皿などに加工されています。 海のカタツムリと呼ばれたりしてて 固まって生活している事もあるらしいのですが、 現地では食べちゃうので最近はポツポツと単体でいるトコしか見ないらしいですよ。 ま、南の生き物は鮮やかで とても見た目は食べられるのかは慣れていないととまどいますね。
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