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自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
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まんじゅう怖い?

寒い毎日ですねー。
冬ですから。
とはわかっているけど、震える 真冬日の続く北海道です。

そんな寒い日は暖かい家の中で熱いお茶をすすりながら
甘~いお饅頭(あんまん?)でも食べたいですね・・・。
なんて話ではなくて、ウニ化石の続きで いよいよ(?)マンジュウウニ編です。
 
 
の前に 前回、ウニの同定についてチラとお話出しましたが・・・。
改めて 特に追記もございませんが、ウニの判別には、
d0318386_05230033.jpg
まずはこの様な所を見る様です。(例はブンブクですが)
口や肛門の位置や形、花紋の形や長さ、生殖孔数、管足孔の数等、
そしてそれらを取り囲む骨格(殻板)の数や形・・・となって行くのでしょうね。

・・・しかし、これはオオブンブクですが、(画像のウニ)
お腹の殻板見るとムズムズしてしまいます。
ズリズリ引きずって(?)歩く部分なのでソリの様になっています。(笑)
(同じブンブクでも裏側(お腹側)の模様と言うか殻板の組みが違いますよ~。今まで出した画像も見てみて下さいネ。)
ウニの暮らし方により、それぞれのウニには色んな特徴があり こんなウンチク(?)を知るとウニの面白さが倍増します。
又それはおいおいに書いていくとして、
今更ですが、ブンブクの英名 ハートウニとは、心臓形のウニの意で、棘を取り去った殻の形にちなみます。
現世は、大きさは2~20cm。色は茶色または紫色のものが多く、白っぽいものもある。
普通のトゲトゲチクチクのいがぐり型のウニと異なる点は、体が左右相称で前後の区別があること。
殻上面に呼吸のための花びら模様があること。餌を咬み砕くための口器、つまりウニ特有の「アリストテレスの提灯(ちょうちん)」を持たないことなど。
口は殻下面の前方に、肛門は後端に位置し、棘は多少とも後ろ向きに曲がって生えている。
ほとんどのものが砂泥中に深く潜って生活し、砂泥中の微生物や腐食物を餌としている。
日本近海からは約40種が知られる。
 
 
で、改めて本日は マンジュウウニ。
見かけが饅頭のようなウニなので・・・、と良く言われるが、盛り上がった半球形でドーム型のものもいる。
の殻の上を微小な棘が一面に覆っている。スリスリしたい・・・♪(爆)
殻径5~6cm、高さ3cm、棘長1mm未満。と言うが・・・。
d0318386_11354414.jpg
 前にうちに来た子は直径10cm以上あったけど。(^_^;) ま、フィリピン産ですけどね。(上記サイズは日本の話かも)
全体に淡黄色。日本では相模湾から九州に至る水深100~200mの海底に産する。
本種はウニの特異な1グループ、マンジュウウニ目に属し、近縁のものは化石として多産するが、現生種は数が少ない。
外観は一見ブンブク類に似ているが、殻の周口部縁に5個の隆起物があることによって識別できる。そうです。(^_^;)
このマンジュウウニ目には、マンジュウウニ科・ミナミマンジュウウニ科・オオマンジュウウニ科があるが、
マンジュウウニ科には、 Echinolampas , Conolampas , Vologesia の3つの属がある。
 
 
Echinolampas(エキノランパス)
d0318386_06222657.jpg
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d0318386_06144294.jpg
ちなみに4枚目は現世(の殻)?
古第三紀 始新世~現代 産地は世界中。
比較的なだらかなドーム型。
日本のヨシワラマンジュウウニ(千葉県 中新世-鮮新世)もこの種。
 
 
Conolampas (コノランパス)
d0318386_06350535.jpg
d0318386_09241837.jpg
d0318386_09244620.jpg
同じく ~現代までの生きた化石
もちろんこちらも化石が出ており、インド太平洋およびカリブ海より産出
花弁の長さや体の盛り上がり(厚み)が違う。
エキノランパスよりコノランパスの方が円形で背が高く全体的にも丸い。

そして下2枚の画像が手持ちのマンジュウウニと思われる化石だが、
左上はエキノランパス(産地:アメリカ)っぽく、
右上は厚みがかなりあるのでコノランパスかと思う(産地:フランス)。
下2個は同じ物の様に思うが上から見ると丸くてコノランパスっぽいが厚みがないので不明。
産地は左下がツヤツヤなのがアルアルだがマダガスカルで右はドイツ。
ドイツのはもう少し削ってクリーニング出来そうなので裏側が見えると同定出来そうだ。
 
 
Vologesia(ボロジェジア)
d0318386_06522481.jpg
d0318386_06525023.jpg
カンパニアン~マストリヒチアン
ヨーロッパ・イランなど
卵型ドーム。
   
 
似た物に Echinocorys(エキノコリス)
d0318386_07201909.jpg
白亜紀 チューロニアン~古第三紀 暁新世
ヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、オーストラリア、アメリカ、カリブ海諸国などより産出。

や Echinoconus(エキノコヌス)
d0318386_07241695.jpg
d0318386_07245214.jpg
白亜紀 アルビアン辺り?
フランス

があるが、上記は裏の骨格からブンブク系に見え、ブンブク「モドキ」とか系に思われるが 不明。
又下記は、裏だけ見るとタマゴウニの様にも見えるが、絶滅種(絶滅亜属?)の様です。
 
 
加えて、似た様なつづりで Rhyncholampas (リンコランパス)
d0318386_09410094.jpg
d0318386_07452248.jpg
白亜紀 マストリヒチアン
世界中あちこち
 (以前「リコランパス」で既出。向こう側のつづりミスと思われる。リンコランパスが正解。)
も似ているが、お尻の穴が殻の上部に来ているので、こちらも違う種。
こちらもマンジュウ目系の絶滅科か属かもしれないですね。和名で言うと ニセマンジュウウニとかマンジュウウニモドキとか。(笑)
 


by jurijuri555 | 2018-01-26 17:39 | 化石 | Comments(6)
Commented by fossil1129 at 2018-01-26 20:37
いろいろ知らないこと満載の記事でした。

一番驚いたのは、ブンブク系のウニに「アリストテレスの提灯」がないこと。砂を採り入れ、有機物を濾しとる食性なんでしょうか。
和歌山あたりで、死殻は見るのですが、生きたものに出逢ったことはありません。
現生の生体、見てみたくなってきました。
Commented by jurijuri555 at 2018-01-26 22:10
fossil1129さん
知ったらきっと興味が増す、ウニの生活や体のしくみは、この化石編の後 現世編をチラと特集してご紹介したいと思うので
その時に詳しく(?)書きますが、
ブンブク類は、砂ごと口に入れて必要なものだけ取ったらお尻から砂のうんこを吐き出します。
ほんとなら うんこはゴミ(?)が除かれたキレイな砂・・・となるのですが(畑で言うミミズみたいな役目???)、
最近の近海の底もヘドロ化して来ているので タコノマクラとかカシパン類の生体を頂いても臭いですね。(^_^;)
まぁ、もともと食用ウニではありませんが・・・。
生活も砂に潜ってる事も多いので生体を見る事は難しいですが、海岸では死着しているのを見ることがあります。
逆に私は、そんなのを送って欲しいですよ。(笑)
こちらはオカメブンブクしか居ないですからね~。
他の種を集めている最中です。
しかし殻が薄く弱いのも多いので割れてしまうのも多いです。(泣)
Commented by Macrowavecat at 2018-01-27 12:53 x
現生ウニの処理は、バフンとかオカメくらいしかしていませんが、臭い成分が抜けるまで真水に(時々換えながら)浸けておいて、あとは乾燥させてからパラロイドを吸わせるとちょっとやそっとでは壊れなくなります。パラロイドはお薦めです。
Commented by jurijuri555 at 2018-01-27 14:51
Macrowavecaさん
殻の処理は根気さえあれぱなんとでもなるのでしょうが
セッカチなのですぐキレイにならないとイライラしてしまいます。
パラロイドも何年も前からfosill兄さんに分けて頂いたのがあるのに アセトンなくて、除光液でも代わりになるかな~?
と思いつついまだに実験していませんでした。
今年はブンブクに凝りたいから オカメ使って実験しておくべきですよね。(^_^;)
Commented by ZX9-R at 2018-01-27 17:30 x
ネット上での写真収集だけでなく、標本も結構集められていますね。入手ルートも少ないような気がしますので、努力の賜物ですね。てっきり口と肛門の場所は一緒かな? なんて思っていましたが、はっきり違っていて驚きました。拡大写真は正に造形美。殻は薄そうなので標本の保管には神経を使いそう。
Commented by jurijuri555 at 2018-01-27 18:47
ZX9-R さん
いやー・・ホントは人の画像とかイケナイんですけどね・・・。(^_^;)
自分、全部は持っていないので。
まぁ、ヒッソリ自分資料なのでー・・。と言う所でご勘弁頂きたいです。
化石はもちろん石になっているので 落としても転がしてもそうそう壊れる事はありませんが、
現世の殻の標本は、殻が薄い種も多いので保管は大変ですねー。
それを考えると 化石として残っているのも奇跡みたいなものです。(ウニに限りませんがー)
入手は、ほんと縁ですよね。アレコレ欲しいのですが買うにしても自採するにしても 簡単には行かないです。
でも知れば知る程 美しいし興味も湧きます。
明日はその現世の美を改めてご紹介しますよー。
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