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夕べの仕事帰りは、-8℃。
道路もツルツルでした。 あぁ、冬は嫌ですね~。(泣) そんな憂鬱さも 又少し緩和される事が。 先日、「平和」で「幸福」だと書きましたが(笑)、 その時に実は、下品かと思って書かなかったけど 『これで「愛」と「金(財力)」、この4つがあれば人生最高だね。』と思っていました。(爆) これで、チョコを金塊に見立てて、「GOLD」も出ると完璧だね。(笑) さて、森永さんにそんな発想があるか。(^_^;) で、アナパキさんと格闘していた先日、ピンポーン♪と呼び鈴が鳴り 頭に石片をつけたまま出ると(爆) Zさんからのお荷物でした。 以前頂いたウニ化石のお礼に 春に行った茨城の貝化石をお土産として送りつけた所、 お礼の化石が送られて来ました。(延々と続くお礼合戦。(笑)) 開けると コレ又パキさんで、置物標本にクリしてあったのが配送の振動で分離した様で 左は良く出るヘテラスターとは又違った感じでヘミアスター??? 丸っとした感じで厚みもややあって可愛いですね。 ありがとうございました!! Zさんには他にも色々頂きまして、感謝です。 いつかは丸っと瑪瑙化したアンモも拾いたいですね。 先っちょまであった気がしたのですが・・・取りこぼして来たか。 これも一部珪化がみられます。 化石と言えばその殻の成分などで方解石が良く絡んで来ますが、なぜそれが瑪瑙になるのでしょう。 方解石が瑪瑙化する??? いやいや、 瑪瑙は、SiO2 方解石は、CaCO3 例えば、横についてる数字が、生成過程で条件により変る事で鉱物が変化する事や 結合の形で別の鉱物に呼ばれる事はありますが(実際に水晶と瑪瑙とオパールは同じ化学式です。 元素組成を示す組成式は同じだが、分子構造の構造式が違う)、 カルシウムが珪素に炭酸が酸素に変るにはむちゃぶり。 ではなぜこの2つの鉱物が繋がるか。 これは、変化したのではなく、「仮晶」と呼び ある鉱物が他の鉱物の結晶の後に その結晶の形を残したまま形成されたものの事なのですが、 成分自体が変ったと言うより メノウでいえば、水晶や霰石などの結晶の中身が空っぽになり 代わりに中がメノウに置き換わったものを指し 水晶の結晶の形のメノウ、霰石の結晶の姿のメノウが出来る。 それが大きなメノウの塊の中に埋もれている場合もあれば、単独で結晶の形を残しているものもある。 ここで言うアラゴナイトがカルサイトにも同じ事が言える。 そもそも瑪瑙は、火山性のものと堆積性のものとがあり、溶岩が冷えて出来た小さな空洞の中に生成するタイプと堆積岩中に出来るタイプとがある。 又、形状においては丸い団塊状(ノジュール)のものと、岩石の中に脈状にできたものとがある。 加えて、瑪瑙(アゲート)とは、縞状の玉髄の一種で、 オパール(蛋白石)・石英・玉髄が、火成岩あるいは堆積岩の空洞中に層状に沈殿してできた鉱物の変種である。 玉髄(カルセドニー)とは、石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物の変種。 そして不純物の多い玉髄や瑪瑙をジャスパーと呼びます。 つまり、気房の空洞にカルシウム(殻)と海水の成分でカルサイトが生成したかもしれないが、その隙間に瑪瑙が成長し そしていずれそれが占めた。となる。 あるいは、その環境によれば、初めからその空洞に瑪瑙が充填したのかもしれない。 この事は、エッグとか呼ばれる瑪瑙のノジュール(晶洞中の瑪瑙)やセプタリアンと呼ばれる方解石のノジュールを見ても 理解して頂けるのではないかと思います。 もっとわかりやすく言えば、化石屋においては珪花木を想像すると良い。 珪化木とは、樹幹が珪質化して保存された植物化石で、 堆積物中に埋没した樹幹に、水に溶けたケイ酸分(SiO2nH2O)が細胞内や細胞間のすきまに浸透・沈着したのち、 珪酸鉱物を晶出したものと考えられている。 珪化木中の珪酸鉱物は、オパール(蛋白石)・玉髄(瑪瑙を含む)・微晶質石英などで、後二者が普通である。 と言う事で説明がつく。 では、なぜそう(珪化)なるか。と言う所に その化石の居た条件(状態)に 興味を持っています。 もちろん 鉱物屋としてもそのもの(瑪瑙など)も気になりますね。 続けて、同じ様に地質に関してとの関連で、 以前にも記事にした貝化石。 こちらの続きを やっとこ最近休憩中に読書再開した事で 小冊子を読み進められました。 三紀の貝化石ではなく、四紀の貝化石じゃないの?と言われるほど 四紀貝の様に中身の砂も出て現世の貝殻の様に見える まさに四紀貝らしい物。 三紀貝化石と言えば、アンモの様に殻の中身は石で充填されています。 かろうじて周りの石は、同じ泥岩でも岩石化のカチカチになっていなく、固まった泥のままで 分離が良い事も多いので外側だけは、貝らしいままで標本化できる環境も多いですよね。 上のH龍の様に。 ではなぜ四紀貝の様で三紀化石なのか。 単純にここの層では一部、一度地すべりが起きて崩れ、又堆積した所らしいです。 なので、当時四紀貝的な物が 当時の現世に出て又新たに再堆積したので、時代は三紀の物だが状態は四紀貝と同じ。 と言う事らしいです。 でもずっと海岸だから 三紀貝と当時の現世貝が同時に混じった。と言う事も考えられると 同産地から三紀貝と四紀貝が混在して出てもおかしくないですよね??? とか考えると 困惑しそうです。(笑) そこまでは書かれていなかった気がしますけど どうなんでしょう。 そう考えると 有り得ないけど 何度も地すべり起こして再堆積を繰り返した地があったとしたら まるで現世貝殻の様なアンモナイトが出る地があれば・・・素晴らしいですね!!(笑)
by jurijuri555
| 2018-12-08 22:48
| 化石
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Comments(2)
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by
〆さば
at 2018-12-09 21:47
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私は普段さほど気にせずアンモをひたすら
拾い続けていましたが、記事を読み、瑪瑙化も奥が深いんだなあと思いました… そもそもクリーニングはまだまだ下手くそなんですが、 瑪瑙化していると、なんだか化石の部分や組織によっては 母岩よりももろい感じがします。 アンモナイトの場合、簡単に壊れてしまうので、今後の課題です…
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by
jurijuri555 at 2018-12-10 03:46
〆さば さん
完全に瑪瑙化しているアンモって、そんなに沢山は無いんじゃないかな~・・・。 特に大きければ大きいほど難しいかも。(瑪瑙汁溜まるのに時間かかるから) 完全に瑪瑙化していれば最強のアンモですよ。 だって、瑪瑙は水晶と同じ。硬度7です。 方解石は、硬度3. ボロボロ崩れるのは方解石化のアンモ。 又は、瑪瑙化していても ビッチリ詰まっていないと 隙間をつないでいるのはアンモの殻な訳で、 そりゃ割れますよね。 かえって空洞なら 普通の母岩詰まった物より弱いと思います。 そう言う事では・・・。(^_^;) いつか丸っと瑪瑙のアンモが欲しいですね!!
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