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硫酸塩鉱物 化学式 CaSO4・2H2O 結晶系は、単斜晶系 モース硬度 2 硫酸カルシウム(CaSO4)を主成分とする鉱物で 硫酸カルシウムの1/2水和物がバサニ石(CaSO4・0.5H2O)、2水和物が石膏(CaSO4・2H2O)、 無水物が硬石膏(CaSO4)、これら硫酸カルシウムの各水和物および無水物を「石膏」というらしい。 二水石膏は加熱(160~170℃)により水分を失い、半水石膏に変化する。 天然には、温泉作用や蒸発岩の一種として生じ陸地に閉じ込められた海水が干上がることによって、 溶解度の関係から炭酸カルシウム(石灰岩)、硫酸カルシウム(石膏)、塩化ナトリウム(岩塩)の順で沈殿し、それぞれの地層をつくる。 天然には単結晶のほかに結晶集合体が生じ、透明のものを透明石膏(セレナイト、selenite)、繊維状のものを繊維石膏(サーティンスパー、satinspar)、細かい粒状のものを雪花石膏(アラバスター、alabaster)と呼ぶ。 上記の事で混同して、以前 同じく海水(と方解石(化石))繫がりでNaを考え、老眼で良く結晶系を見定められなく つい深海堆積からモーライ層の結晶を灰十字沸石かと考えてしまったが 同じガラス質光沢でも どうやら少しテラテラとした油ギッシュな光沢も認められるから 石膏ではないか との指摘から 考えを改め、単純にCaだけの石膏と訂正したい。スイマセン。 同定をかけてから書くべきなのだが、一般に検査を依頼するのにも4000-10000円の費用がかかるので 又、大学の上級講座を受けられる時にでも と伸ばしてしまった為のミスでした。 まぁ、どっちも色んな結晶系が実際には存在するので シロートには難しいよね。と ご容赦頂ければ幸いなのですが・・・。(画像モーライ層の実物) 繊維石膏の放射結晶の様だし、右のは新たに見つけた花おはじき型ですが ジプサムは水に溶けづらいけど融けない訳ではないので、右のは少し融けた感じになっている様に見えます。(?) 難しいですね。(^_^;) コレは他県のトパーズです。(爆) どれも同じ様に見えるよね。(結晶だけ見てるとね) ま、環境的にも迷ったけど 単純にただの石膏かよ。と。 ニッポニカに書いてある 『もっとも普通の硫酸塩鉱物の一つ。 堆積岩(とくに塩類を含む)、古生代から中生代の地層中や、黒鉱鉱床中、 金属鉱床酸化帯中、火山噴出物、温泉沈殿物、塩湖沈殿物、および土壌や岩石露頭表面などに産する。 自形は平行四辺形の輪郭をもった板状あるいは柱状など。集合の仕方としては繊維状、塊状、粉末状などがある。』 と言う説明が一番スッキリ納得出来そうです。 で、石膏の種類にも色々あるが、良く観るのには、砂漠のバラがあるが、 これには石膏の他に重晶石のもある。 こんなのね。見た事ありますよね。 上画像がメキシコの砂漠のバラ。下画像の左がチュニジア産で石膏、右はアメリカ産の重晶石の様です。 砂漠のバラは、水に溶けたミネラルが結晶に成長するものなので、砂漠といえども水がない(なかった)地域からは出てこない。 そのため 採取された所にかつて水が存在した証拠とも言われているらしい。 要するに かつてオアシスのあった場所? オーストラリア産。 あとは「石膏」と言うと 美術室や音楽室にあった石膏の像など思い出しますが・・・。 ダビテ・・・ベートーヴェン・・・ ちなみに 石膏を80℃程度に加熱すると水の分子の一部が離れていき、最終的に75%の水分子が失われ 焼石膏となります。 焼石膏の結晶は水の分子の一部を失って構造が不安定となり砕けて白い粉末になります。 一般に石膏と呼ばれている粉末の正体は この焼石膏で、 焼石膏に水を混ぜると水の分子が取り込まれて石膏へ変化し 塊となるんだって。 化石の修復などにも使われますよね。(^_^;) ま、とりあえずモーライのは本当に今度 機会があったら一度ちゃんと同定にかけてみたいです。 身近な鉱物の1つだと言う事を再認識しました。
by jurijuri555
| 2019-01-21 14:30
| 鉱物
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Comments(8)
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Macrowavecat
at 2019-01-21 19:24
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そう言えば以前、望来層の堆積岩に付いていた鉱物で塩酸と反応しないものがあったんですが、そういうのこそ「石の相談会」で解決できそうですね。次回のために謎の石を纏めておこうかな。
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モホロビチッチ
at 2019-01-21 21:21
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こんにちは。
実はですね、数ヶ月前に高文連で発表した内容なんですが、望来のあの鉱物は石膏で100%間違いないんです。 北海道大学でラマン分光分析という光学的な分析をかけたところ、石膏のピークと完全に一致したんです。 と言う訳で望来のあの白色結晶は石膏で間違えないです! そのうちブログの記事にして詳しくお知らせしますね...
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jurijuri555 at 2019-01-22 03:08
Macrowavecat さん
石膏は、炭酸塩鉱物じゃなくて、硫酸塩鉱物なので塩酸で融けるけど発泡はしないですよね。 反応しないとなるとそれこそ沸石、長石、石英、瑪瑙、重晶石、岩塩、琥珀・・・とか??? 是非、次回はご参加下さい。
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jurijuri555 at 2019-01-22 03:27
モホロビチッチさん
高文連で石膏・・・。なんか高尚。 んー?私何を発表したっけ???出たのは覚えているけど内容は忘れました。 あ、なんか発表したのは中学で、高校はゲージュツだわ。高美連。 色々引っ張り出されていたな~。懐かしい。 で、 やっぱ石膏か~。でした。(^_^;) ちょっとつまんないオチになったので モーライは珪素で推してみようと思います。 面白い物 出ないもんだね・・・。
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fossil1129 at 2019-01-22 20:10
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jurijuri555 at 2019-01-22 21:08
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apogon2
at 2019-01-23 17:29
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友人が骨折した時にギプスに励ましの言葉を沢山書きました 笑
仰るとおり石膏は美術や医療、化石修復wなどで結構使われていますよね。 私も型取りなどで使ったことがありますが、固まるタイミングが良く分からず結構失敗しました 汗
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jurijuri555 at 2019-01-23 17:57
apogon2さん
あー、お見舞いのラクガキ、よくアルアルですね。(^_^;) 恥ずかしい事書かれると 外すまで恥ずかしいですね。(爆) ヒビ程度は良くありますが、石膏でギプスして入院する程の大きなのは幸いないので未体験です。 経験値アップは遠慮しておきます。(汗) 化石で石膏も良く聞くけど使用も未体験です。熱とか発しないのかな~? 硬度は柔いはずだけど その後のクリもしやすいのでしょうか。 粘土やパテの方が簡単なので まだまだ未体験期が伸びそうです。(^_^;)
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