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自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
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ガーネット 4 -②

グハッ、ひっっっっっっっっさしぶりの日曜(休日)だが、雨。
今回は全国的に雨なんだっけ?
あ、南は晴れてるのか。チッ (笑)

まぁ、いい。今日までは許す。
次回(の休日)からは切り替えて行きたいですよ。(気持ち的には)

さて、まだうまくまとまっていないのですが、身近な柘榴石においての勉強
マンガン編。
住んでいる地域の周辺の鉱床はザックリとマンガンや鉛・亜鉛などの金属鉱床(もちろん金・銀・銅も)が多い。
まんま、マンガン鉱床に見られる柘榴石は、大抵はオレンジ色の透明感のあるガーネットが多い。
ガーネット 4 -②_d0318386_17161350.jpg
こちらは中国の物だが、結晶がハッキリ見えるので参考に。
(満礬柘榴石、スペサルチン)
日本でも見られるのはバラ輝石などが産出する地で同じ様にオレンジ色の柘榴石が出るが、
今回は少し変わり種。と言うか、調べていて へーッそうだったのて感じの物。

日本の有名な柘榴石の中には「和田丸」と呼ばれる 長野県の和田峠で見つけられる黒っぽい小粒のガーネットがある。
ガーネット 4 -②_d0318386_17340101.jpg
大きな物は1cm超のものもあるが、大抵は5mm前後の小粒の物が多い様だ。
ここは、流紋岩質の地層で黒曜石もよく見られるそうだ。
その流紋岩の気泡の穴にこの柘榴石が成長しているそうです。
かぐや姫水晶の柘榴石版ですね。
そして この柘榴石は満礬柘榴石と言われますが、正確には(?)鉄礬柘榴石も混ざっていて、
マンガンとアルミニウムと鉄の比率が微妙にあいまっている様です。

ちょっと飛んで、以前に採集した神居古潭帯(変成帯)の柘榴石。
ガーネット 4 -②_d0318386_17430714.jpg
アルマンディン成分とスペサルチン成分がほぼ等しい割合でふくまれているらしい。
更にパイロープ(苦礬)の成分も持ち合わせ
「パイロープ成分を持つ スペサルチン質アルマンディン」と言う事らしい。(^_^;)
が、更にそこまでの生成過程はもっと訳わかんなくて
グランダイト(アンドラダイト(灰鉄)とグロッシュラー(灰礬)の中間種、(例:マリガーネット))から
変成作用によって柘榴石が生成されるらしいが、
温度・圧力の条件が同じでも酸化的な条件のもとでの柘榴石は アンドラダイト(灰鉄)成分に富み
還元的な条件ではグロッシュラー(灰礬)成分に富むことが推測されるそうだ。
どこからマンガンが出て来るかと言うと
ベースになる角閃岩は 緑簾石角閃岩らしく、緑簾石(Ca2Fe3+Al2(Si2O7)(SiO4)O(OH))
の鉄(Fe)の中にマンガンが農集されている?らしい。
緑泥石の分解から供給されたとか。
難しい事はよくわからない・・・。
(変成作用の初期において 酸化的で
その後、温度上昇にともなって還元的になっていった為だろう)
と言う事で、よくわかんないけど初めに書いた様に
Mの柘榴石は、Mgに乏しくCaに富む スペサルティン質アルマンディン つまり、アルマンディン(鉄礬)である。
(カルシウムに富むって言っても灰鉄ではないって事?  つまりは Fe2+3Al2(SiO4)3 に似た化学式になるのか)
わかった様で長くてわからんわ。(^_^;) ↑どこにカルシウムが入ってるんだ・・・。
Mgに乏しいのにパイロープ成分を持つって言葉も謎だしね。(^_^;) ムチャクチャ
結局ドレが正式なMのザクロ石の化学式なのかわからん。
(Mg・Fe・Mn)3Al2Si3O12+16H2O か???

ちなみに既出だが、パイロープ。(アメリカ)
ガーネット 4 -②_d0318386_21010262.jpg
 
上にも出したが色の違うスペサルチン(イタリア)
ガーネット 4 -②_d0318386_21021833.jpg
結晶の成長痕がカッコイイね。ビスマスみたい。
Mgが入ってくると赤くなるのかなぁ??(ここの産地の成分はわからないが)

マンガンに富むとオレンジ色になるのでしょうかねぇ???(色には関係ない??)
ガーネット 4 -②_d0318386_22201568.jpg
日本のスペサルチン。(京都)
純粋なものは淡い褐色 と言うが・・。
生成条件が10000気圧900℃と言い ガーネットの生成にしては低圧だそうだ。ヘー

で、近隣のマンガン鉱床ではガーネットは出ないものなのか・・・と鉱石を見ていると
緑色の結晶が見えた。
ガーネット 4 -②_d0318386_22022924.jpg
べっ甲亜鉛かと思ったが、べっ甲亜鉛は赤っぽい。
緑マンガンと言う物もあるが即酸化して黒くなると言う。
こちらにも。
ガーネット 4 -②_d0318386_22261422.jpg
んー? 
と見ていると
ガーネット 4 -②_d0318386_22264155.jpg
閃亜鉛鉱だ。(^_^;)
鉄分が多くなると 緑、黄色→褐色、黒色になる。
こうして見ているとパッと見 結晶も柘榴石に似ているよね。てか同じ立方晶系だしね。
いつも赤っぽいべっ甲亜鉛か黒いのしか見ていなかったので紛らわしい。こんな可愛い色のもあったんだ。(笑)
鉄の含有量が多くなると蛍光する事もあるらしいですよ。

色々調べながら 休みなもんで久々に工作までしてしまった。(爆)
ガーネット 4 -②_d0318386_22342606.jpg
菱形十二面体と凧形二十四面体。
昔ながら(授業で延々とやらされた)の手作り。(カッターでなくてハサミ。とボンド。)
紙はコピー用紙なので薄すぎた。ヘロヘロ。 本当は工作用の厚紙でしなくてはならない。(授業では。)
(結局 何の講義だったかも覚えていない。(爆))
手前は本物。ブラジルのグロッシュラー(灰礬)。



by jurijuri555 | 2021-04-18 23:08 | 鉱物 | Comments(0)
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