my earth my world


自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
最新の記事
夏休みの自由研究のすすめ
at 2018-08-13 15:04
七夕に願いを
at 2018-08-07 18:03
クマ遭遇未遂巡検
at 2018-08-04 23:55
ピーカン30℃巡検 ②
at 2018-08-03 21:28
猛暑クリ
at 2018-07-31 18:11
最新のコメント
fossil1129さん..
by jurijuri555 at 19:36
こんばんは~! 「ろう..
by fossil1129 at 17:12
アルビアンさん こんば..
by jurijuri555 at 20:53
こんばんは!目標は大きい..
by アルビアン at 19:30
fossil1129さ..
by じゅりあ at 11:04
接近遭遇ですね。 ((..
by fossil1129 at 10:34
Macrowaveca..
by jurijuri555 at 02:54
短冊のお願いがウニ制覇で..
by Macrowavecat at 23:44
SRFさん コメントあ..
by jurijuri555 at 03:07
パワフル巡検には御見逸れ..
by SRF at 00:37
フォロー中のブログ
外部リンク
記事ランキング
検索
メモ帳
ライフログ
タグ
ブログパーツ
ブログジャンル
画像一覧

2018年 02月 05日 ( 1 )


ウニ化石 補足と一人談義

ようやく少しだけ気温も緩んで 0℃あたりに・・・。
って。+にならないのかーーーーい!!(^_^;)

と思ったら 雪降ったり。
少し暖かいから湿って重い雪です。
 
 
さてさて、先日の補足と謎化石話を少し。

前回、
①Clypeasteridae(タコノマクラ科) があり、そこには
  Arachnoides 属と
 ☆Clypeaster (タコノマクラ)属があり
  Arachnoides 属には
    Echinarachnius
    Echinus
    Scutellaの3種
 ☆Clypeaster (タコノマクラ)属に
    Clypeaster japonicus(タコノマクラ) が居る ※
って書いたけど、Arachnoides 属には触れなかった。

では、Arachnoides 属ってなんだ?と言うと 一言で言うとカシパン類の事で
あれ、別にScutellina(カシパン) 亜目があるじゃん。って思うんだけど
私がいつも見ているのは、日本海洋データセンターの分類ツリーなのだが、
残されている未解説(?)の部分は、化石や絶滅種や未確認種、又は以前の分類仕様など の様だ。
突っ込んで調べていると海外サイトとかにもよく行くが、
日本で載ってる以上に聞いたことも見た事もない種も沢山出てくる事があるので
あまり踏み入れるともっと出て来そうで危ないです。(^_^;)
で、ザッと見ていると Echinusがチクチクトゲトゲのウニやシダリス・キダリス類、
Scutellaが まんまカシパン、
そしてEchinarachniusにこれ又カシパン含めたその他のウニがブッ込まれた意味の様です(?)。
これらはもちろん学名にあたるので世界共通、この単語だけで調べていると
日本の化石だけではなくて世界の化石も出て来ます。

そんな中で やはり気になるNTBのウニを色々調べていたのですが・・・
謎が謎を呼び 頭がグルグル。
唯一なるほど と行き当たったのが、森下 晶 氏の「中新世のEchinarachnius」と言う論文で、
その中に
『古第三紀~新第三紀中新世のEchinarachnius(ここではカシパンの意味らしい(?))は
小型で縦に長い。生殖孔が4つなのは通して変わらないが、花紋の型が五方なのが鮮新世では開く。
肛門が中新世では上面後部なのが鮮新世では後ろ端に来る。
これらの特徴が鮮新世以降は変異性に富み どの時代の物かがわかりづらい。』
と言う様な説明があった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc1893/62/728/62_728_283/_article/-char/ja/
カシパンにしては全体的にやや厚みがあり、やはり雰囲気的にはタコノマクラ科に思えるが
大きさ的にはマメウニ科か?とも思う。が現世のマメウニは1cm以下で肛門の位置が真ん中に近い。
日本ではごく南方にヒメタコノマクラと言う小型のタコノマクラがおり、大きくても6cmほどだ。
そしてタコノマクラと言えば生殖孔は5つなのだ。
カシパンは4つ。ではやはりカシパンの仲間なのだろうか。
d0318386_19063870.jpg
d0318386_19070398.jpg
d0318386_19072658.jpg
d0318386_19074912.jpg
とりあえず色んなウニを見てみたが、
Echinocyamus van Phelsum、
Sismondia occitana・・・
Lenicyamidia Brunnschweilerはイイ感じに近く感じたがマメウニだ。

唯一 おおっ!!とキラキラになりそうになったのは、
Clypeasteroida タコノマクラ目にあるらしい (どこに? ホラね。(笑))
Oligopygidae 科(なんじゃソレ)のウニだったが
アメリカの始新世のウニの様だ。(絶滅種)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/sdb/?class=files_koseibutu&mode=show&id=748
しかし時代が始新世と言う事と どうも棘の生え方や殻板の組がまったく違う。
NTBのウニは、花紋は全て管足孔の様で棘の基盤(〇ポチ)跡は無い。
d0318386_19133963.jpg
d0318386_19140525.jpg
 Oligopygus wetherbyi、Oligopygus haldemani 
 
 
いっそカシパンのAmmotrophus cyclius
d0318386_19225471.jpg
 
いやいや
Monostychia australis Laube
d0318386_19231447.jpg
 
 
Monostychia etheridgei
d0318386_19233977.jpg
お、中新世だし近づいたか?(笑)
ダメだ。
とりあえず、肝心のN層には記述すらなく、隣町層と似ているとされ、そちらでは
Echinarachnius sp.とされているので とりあえずそのまま・・・。
って、新種かもしれないのに誰も調べていないのかねぇ???(^_^;)
色々探したが今の所文献など見つけられない。
d0318386_19274326.jpg
d0318386_19290622.jpg
もったいなーーーい。(^_^;)
書けたら自分で論文書きたいぐらいだけど 超絶おバカなので無理。
カシパンとタコノマクラの中間的なもので、
上記の様に時代的に(?)変化していた過程のウニで、絶滅種なのかもね。
 
 
変化(へんか)、変化(へんげ)・・・と言うと・・・。
 
実はいつも謎に思っていた事。
先日の波猫さんのコメントから 「ウニは巨大にはならないのか。」
について。(笑)
まずはそもそも 「成長」とか「変態」とか「脱皮」とかのメカニズムの不思議が納得いかない。
人間(動物)が成長するのは、中身の骨が大きくなるのに合わせて
細胞も増やして軟体も大きくなるのはわりと簡単に納得が行く。
脱皮も 別の大きな体を中で作っておいてブヨブヨにたるませておいて
外に出てから伸ばして完成させるのは とりあえずスゲーな。とは思うけど
良く出来てるな。と納得出来る。
一番理解しがたいのは、外側に骨を持ってる生き物だ。
脱皮して今の骨を捨てるのはわかるにしても 硬い骨のどこをどう成長させるのだろう。
人間の成長を考えた時、成長期に足の骨とかギシギシして痛んだ思い出はありませんか?
その時、どこが痛かったんだろう・・・。
年寄りじゃないけど 一点的に考えるとやはり膝とか 骨の継ぎ目じゃなかったかなぁ?と。
大腿骨の真ん中だったかしら。(笑)
いや、やはり普通に考えて「継ぎ目」を作っておかないとソレは難しいんじゃないかとも思った。
つまり、ウニにしても殻板の継ぎ目がないと ドコを伸ばして良いのかは難しい。
一ヵ所だけを伸ばすのは形状が変るし 全体的に大きくなるにはそれぞれの1枚の殻板を拡大するしかないのだ。
そう考えれば 人間だってあちこちと頭蓋骨でさえ継ぎ目があり、成長した顎に合わせて乳歯から永久歯に生え変わる。
大きくなるのに「継ぎ目」が必要なのはわかったが、その継ぎ目が後々弱みになるのも 仕方ないのかな。(爆)
(人間の場合は老化で痛む。ウニは死ぬとバラける?(化石になりづらい))
では、続いてやっと どれだけ巨大に の話。
人間だって、どんなに成長しても2mちょっと。
身長3mだとか5mとか言う人の話は聞いたことない。
それでも昔に比べると 敵も少なく食べ物も豊富で大きくなれる様になった事だろう。
身長が無くても「道具」があるから高い所にも届くしねー。

考えてみれば、恐竜もアンモも巨大になった者は絶滅している。
巨大化したら種の終わりなのかもしれない。(極論か?)(^_^;)
まぁ、ほどほどを知っている コントロール出来る種がヒッソリと長生き出来るのかもしれない。
ライオネスブンブクとかで15cmオーバー。
ウルトラブンブクは20cmとかになるらしい。
北米だかどこだかでは巨大なムラサキウニの仲間がいるらしいですよね?

しかし先日もコメントで書いたように
タコノマクラは強化柱が沢山あるが、カシパンは薄くて割れやすそうだし
ブンブクもホンウニ類も中身スカスカで衝撃に弱そうだ。
ウニにしても 20cm程度がヤバイヤバイ!!なサイズなのかな?(笑)

大きくなると隠れる岩場(隙間)が少なくなる。
目立てば敵に襲われる。
身を守る棘を発達させるか 諦める(敵の少ない場所(深海など?)で生活する)のだろう。
実際、ブンブク類の中でも巨大化するウルトラブンブクは砂にほとんど潜らないらしい。
堂々と 海底をもじょもじょ歩いている。
こちら ウルトラブンブクの一種。
d0318386_19493815.jpg
Heterobrissus niasicus と
鳥羽水族館では紹介されていました。http://diary.aquarium.co.jp/archives/14219
http://diary.aquarium.co.jp/archives/14235
d0318386_19514837.jpg
デカイ棘の生え跡が見れます。
しかし「あばた(傷痕)」の様なウッスラな感じのも多い。
棘自体はなんだか大きそうな感じの基盤で、
これは、「速い」と言われる種のブンブクにみられる棘の付け根痕。
普通の棘より長くて太い(?)。
ハゲってる所をみると
深海に住み 敵が少ないので身を守る棘と言うより 移動に使う棘の様だ。
素早く自在に動けるのかもしれない。
他の例もあげると
これはヒラタブンブクの殻。
d0318386_19581896.jpg
大きな棘跡が両サイドにある。(この殻も持ってるが面倒なので又全て借り物の画像で・・・(汗))
これが生前の姿。
d0318386_19593271.jpg
こんな風に長い棘がそこには生えています。
 
こちらは似たオニヒメブンブクの画像だが、長い棘でワサワサ砂を掻いて潜ったり、砂の上をサッサカ走る。(笑)



で、ウルトラブンブクと言うと よく「ヘンゲブンブク科」と書かれている事もありますが、
これ又上記分類ツリーでは、
ブンブク目ヘイケブンブク科、ウルトラブンブク属・・・と書かれています。(^_^;)
変化なのか 平家なのか。

何から変化したの?と言われると 確かにね。なので、生物に付けがちのゲンジやヘイケの
平家ではないかと思います。
 


by jurijuri555 | 2018-02-05 20:27 | 化石 | Comments(4)