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自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
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2018年 02月 18日 ( 1 )


砂500円玉

カシパン類の一種は、アメリカでは日本語訳で「砂ドル(サンドダラー)」と呼ばれています。
砂は、砂の上や潜って暮らしているからでしょうし、平らなコイン型(1ドル硬貨)に似ているからでしょう。
それを日本風になおすと「砂円(玉)」or「砂銭」なんでしょうが、なんだか 1円とか100円じゃ申し訳ない気もして
大きさ的にも一番大きい500円玉にしてみました。(笑)

そんな前フリは良いですか。(^_^;)

では、先日の続き。
変なカシパンの続きから~。
 
 
Heliophora orbicularis(ヘリオフォラ)
d0318386_12423412.jpg
鮮新世~現世
モロッコからアフリカの西海岸
 
 
Hemiheliopsis(ヘミエリオプシス、ヘミヒリオプシス)
d0318386_13044488.jpg
鮮新世
モロッコ

似てる様で、足が10本と8本の差。イカタコですかね???(笑)
さて、あなたがお持ちなのはどっち?(^_^;)
 
 
Rotula deciesdigitatus(ロツラ、ヘロートラ)
d0318386_13070807.jpg
中新世~現世
西アフリカ

和名では、ハグルマカシパンと呼ばれています。
本来は(?)このロツラ(英読みになります)に宛てられる様ですが、世間一般では これらのハグルマ系すべてをさしている様に思います。
 
などなど、変な形のウニも沢山ありますが、ついでに前回のツリーでまたまた無視された部分、
Echinocyamidae 科と言うのは、化石類の事でボタンウニの化石とかそんなのとりまとめた部分で、
カシパン科のJacksonaster属と言うのは、こんなウニの様です。

Jacksonaster(ジャクソナスター)
d0318386_13265753.jpg
中新世
インドネシア
実は、日本でも J. pachycraspedum Nisiyama、1968 と言うのが出ます。
 
 
で、今NTBの次に気になっているのが I市Aのカシパンですが、私の標本では少し不鮮明なので
アルビ師匠の標本を撮らせて頂きました。
d0318386_13351878.jpg
d0318386_13371810.jpg
中新世のカシパンは小さい。と言われる通り、2cm前後のカシパンになります。

まずは普通にハスノハカシパンか?と思いがちですが、
こちらの四紀のブラックパインのものと千葉のものはハスノハだと思いますが、
d0318386_13585458.jpg
Scaphechinus mirabilis(スカフェキヌス ミラビリス)
中新世~現世
日本、台湾

現世のは、
殻径 8cm内外。殻は丸みを帯びた五角形で扁平。生時は暗紫色。
殻の上面に花弁状の紋を5個もつが体の前方を向く紋の先は開いている。
生殖孔は4個。
下面は中心の囲口部から5本の溝が放射し、その先が二叉していてハスの葉脈を思わせる。
と説明がありますが、化石種には以下の記述もありました。
S. tsudai(Morishita、1950); 中新世、日本
S. griseus(Mortesen、1927); 更新世~現世 日本
S. raritalis(Nisiyama、1951); 中新世 ~鮮新世 日本

ちなみにホクヨウカシパン属は今はハスノハカシパンとシノニムとされたのか
中に個々の種は存在しなく 化石扱い(?)になっている感じ。
実際、調べると古生物データツリーの中では、
Scutellidae (ヨウミャクカシパン科)
  Scaphechinus属(ハスノハカシパン)
  Scutella属
と分けられていて、ハスノハカシパン以外は、Scutella sp.かEchinarachnius sp.と書かれている。
そしてI市のは、2種あるのか、5cmほどのハスノハと思われる画像だったが、
http://micro.museum.hokudai.ac.jp/Fossils/pic.php?UHR_NO=06283
他の種としてScutella sp. と記載され、
「2種有り、他はEchinorachinius」とも書かれている。
Scutella つまりホクヨウやハイイロだとしても=ハスノハだと思っちゃって良いのか???※
そして、Echinarachnius sp.の方が何か。(つまり、2cmほどの標本の方)
上記のハスノハ(もどき)の幼体なのか別種なのか。
先画像のを見ると 花紋の先が開ききっている様にも見えるが、ハスノハそのものの物もある。
d0318386_19305298.jpg

裏も現世の物に似ていますね。
d0318386_22441485.jpg
大きなハスノハも採れるとすれば、幼体の集まりなんだろうか・・・。

一応、化石種としては、
Echinarachnius parma(エキナラチニウス パルマ)
d0318386_19365166.jpg
d0318386_19420633.jpg
がある。
中新世~現世
北太平洋
大きさは67 mm。
他にも
E. humilis Nisiyama、1968; 鮮新世、日本。
E. Morishita、1950; 鮮新世、日本。
E. laganolithinus Nisiyama、1940; 鮮新世、日本。
E. microthyroides Nisiyama、1940; 中新世、日本。
E. naganoensis Morishita、1953; 鮮新世~上部中新世、日本。
E. plafkeri Wagner、1974、上部中新世、アラスカ。
E. subtumidus Nisiyama&Hashimoto、1950; 中新世、日本。
など 種も多いようだ。
現世の分類ツリーにすれば、ホクヨウハスノカシパンなんだけど 現在日本に居る事にはなっていない。(個々の種の記載はない)
裏が違うので、わかると思う。

大きさから追えば、こんな化石種もある。
Kewia blancoensis(ケウィア ブランコエンシス)
d0318386_19484722.jpg
漸新世~鮮新世
カリフォルニア、日本の太平洋岸
22mm
K. minoensis(Morishita、1955)。中期中新世、日本。「ミノマメカシパン」として福井県産出
K. nipponica (Nagao。1928);漸新世 、日本
K.parva(Nisiyama、1940);漸新世 、日本
https://www.jstage.jst.go.jp/article/prpsj1951/1960/39/1960_39_307/_pdf(参考論文)
もある。
これは、前記のシュードアストロダプシスの「カルフォルニアと似ているカシパン類」の中に入りそうだが
アストロダプシスの中にも 丸くて小さい種もある。
d0318386_19551529.jpg
Astrodapsis spatiosus
ま、余談だが。

他にも S3Bでも採ったカシパンもあり、
d0318386_20000077.jpg
d0318386_20001839.jpg
もっと良い標本があるがしまい込んでて出すの面倒で欠けてる物でわかりづらいが、
ハスノハなのかEchinarachnius とされるのか
観察を続けて行きたい。


by jurijuri555 | 2018-02-18 06:00 | 化石 | Comments(14)