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自然と戯れた活動記録
by じゅりあ
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全部載っけ盛り巡検

あ゛ぁ゛ん!!??
皆さん、それぞれに
それ、僕のだったにぃ・・・とかおっしゃっておりますが、
ソレ、全部ワタクシのだったのですー。(爆)

と言う感じに2月にはU川でハンマー初めをするはずが、地震の為延期になり、
とうとうこんな一番出遅れをとってしまいましたよ。(泣)

なんて、やっとこ普通に休日を取れる今週末に決行出来ましたが
条件悪ワル~。
お天気が微妙。強風注意報まで出ています。(^_^;)

それでもこれ以上は伸ばせない・・・と出発。
実は、沢山の調査や使命を兼ねています。
①ずっと気になっていたMの石を観る。
②U川で目標の物を採りたい
③シロたんの宿殻を・・・(汗)
と、鉱物と化石とビーチコ 全部盛り盛りの計画が詰まっていました。

なんでも 見たい石は草モーモーの中らしい?
となれば そもそもに草の無い時に行くしかない。

えーと たぶんこの辺・・・。といつものファジーな記憶でウロつく不審なオバサン。
何気に山菜取りを装って(早いダロってね)突入。(笑)
おっビンゴー!!
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柘榴石角閃石です。
白亜紀に変成作用を受けて誕生した物。らしいです。
他にも見たかったものがあったが、サブチーが無いよ。と言うように見つけられなかった。
てか、一人で彷徨う勇気はない。(^_^;)
と言うか、そっちがメインならこんなの神居古潭変成帯なら他でも出てるんだけどねー。
ま、通り道、ついで。

さて、本日のメイン。
やっとこU川海岸です。アチャー・・・。
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砂だ。砂が積もってる・・・。
そして強風のせいで波は高く、まったく潮も引いていない。(泣)
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「アホー。お疲れちゃん。」
トホホ

それでもグリグリ砂堀りながら少しだけゲット。
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パキの破片とか、カプルスとか。
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この下のは、ハウエリかと思ったけど・・・なんか変。
ま、後でゆっくりクリするわー。と とりあえず何でも見つけた物はお持ち帰り。
なにしろ強風でその場で割る雰囲気でもないしプラスの気温なのに寒いし。
そんな訳で割る訳にも(?)いかず1つだけ大きな石を持ち歩いてヘロヘロになって短時間で終了。(^_^;)
こりゃ無理だわ。
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どバッシャーーン!!(笑)
潮の具合は良い(はずだ)けれどこの週末全日お天気もイマイチ、風も強い予報です。
気温がプラスの本日がまだ一番良いかも。との判断でしたが、それでもコレ。

で、持ち帰ったのはコレだけ。
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左2個はイノセラです。たぶんシュミッティたん。
ちと変わった山っぽい母岩だったので持ち帰り。(観察)
右のは色々入ってる石でデカすぎて割れなかった。重かったー。(苦笑)

私的には満足。Wカプルス石。
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殻はハゲたけどツンツン殻頂が完璧。(2個共)

デカ石はコザコザアンモ入り。
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パキ片も入ってる。ま、デカいだけに中に丸っとも1個ぐらい入ってる「かも」的な。

で、パキ片はこのままだとただのスレパキなので途中外巻半分外す予定。の準備。
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さて、何パキ??? ウラカワイテスが欲しかったのにな~?

そして最後は・・と言うか、これが本命ダロ!!と怒られそうな任務を果たしに
久々に「オオ」の浜に。
ここ、しばらく歩かないと「貝溜まり」がないんだよな~。
この風の中、又歩くの嫌だなー・・・。と思いながらも シロたんの為に意を決して浜に降りると
なんとすぐソコに謎の化石露頭・・・否、貝溜まりがっ。(爆)
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なんじゃコレー。
波に掃き溜められたクズ貝のゴミ山かと思いきや、なんと新鮮・完品の貝だらけ。
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ちょ!! あんなに探してた大きなヒタチの完品も、
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デカエゾボラも 割れやすくて見る数も少ないネジボラも 完品でそれこそ普通種か!!ってぐらいゴロゴロ積み上がっています。
結局、もっとレアなヤゲンバイも 小さいけれど完品エゾキリガイダマシも 色んなスゴイものがザックザクその場で採れました。(^_^;)
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なんでしょうね。漁業クズの掃き溜めだったのかな~?
とにかく、楽に沢山完品も採れてホクホクで帰宅しました。
早速洗って、ご所望の(?)アヤボラの良さ気な貝をヤド舎に入れてみました。
お目に叶う物がありましたでしょうか・・・。(^_^;)


# by jurijuri555 | 2019-03-22 20:46 | 鉱物 | Comments(7)

約800万年前のモーライの半深海の生物 その①

あぁ、世間は春休み。
全て真逆の時間を生きている私にとっては忙しい毎日です。(泣)
学生のみなさん、卒業おめでとう。春休みバンザイ。トホホ...

さて、なんでも謎でワクワクする私に 調子に乗せるコメントも頂いてしまい
まんまノッって書いちゃいますよ。(笑)
 
 
モーライ層は中新世。の鮮新世の前の若い時代ですので、
勝手に約800万年前頃としました。
環境は、半深海の水深約600mぐらいだったであろう。と言われている。
面白いのは、冷水湧水地帯でメタンとかの炭化水素に富んだ湧水が存在する海底の領域であると言われている事。
(詳しくはウィキで。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E6%B0%B4%E6%B9%A7%E5%87%BA%E5%B8%AF)

今回は、先日気になったツノガイと単体サンゴについて書いてみます。

まずは、ツノガイ。
先日は、「ほりあし」と書かれていたのを見たが、「くっそく」と読むところも多い様だ。
ウィキには、
『掘足綱( くっそくこう )は、軟体動物門に属する分類群。
いわゆるツノガイ類のことで、ツノガイ綱とも。
ツノガイという文字通り殻は一見水牛の角のような形状である。
形態や生態から二枚貝綱と腹足綱の間に位置づけられることが多い。』
と書かれている。

生体については、
『二枚貝綱と同様に足を用いて泥底や砂底などを掘り、埋没して生活する。
この際、後口を砂や泥から出し、排泄や海水の交換を行う。
上記の様に鰓を持たないため、外套膜で酸素の交換を行うが、この際、足を収縮させ海水を循環させる。
また、平衡胞や頭糸を用いて餌を捕食し、歯舌で擦り取って食べる。』
と書かれている。

先日も書いたように カサガイみたく「先」は尖って閉じているのかと思ったら
「筒」型の 管の殻の中に居る様だ。
古生代デボン紀に出現し、すべて海産で、浅海から深海まですむ。
砂泥中に体の前半を埋めて後端を出し、砂泥中の有孔虫や珪藻(けいそう)などを食べる。
現生種は2科(ゾウゲツノガイ科、クチキレツノガイ科)約500種があり、
潮間帯下から深海底に至るまで分布して、いずれも砂底や泥底にすむ。
日本には約50種を産する。そうです。

で、肝心の生ツノガイ。
 
 
ちょいキモ系。(笑)

で、モーライに生息したのは、ヤスリツノガイとシンカイフトツノガイ と見られている。
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上のが先日海底岩盤から掘り出したヤスリツノガイ。
真ん中が、以前露頭から採集したシンカイフトツノガイ。
下は、現世のシンカイフトツノガイです。

真ん中ので、10.5cm。

このヤスリツノガイとシンカイフトツノガイの違いは以前もとろんさんが詳しく観察&解説して下さっています。
ザックリ、殻の縦溝の幅が細いのと太目のがあり、
細いのがフトツノガイで太目のがヤスリツノガイ・・・だったと思います。(^_^;)

あと、参考までに 私の手持ちでは、
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上 イトマンツノガイ
真ん中 ゾウゲツノガイ
下 ヤカドツノガイ(四紀化石より)
などなどが現世にはいる。
比べても 当時のモーライ層のツノガイが大きいものだったのがわかるだろう。
 
先日のDASH海岸の深海特別編でもやっていたけど 海底で砂の中の有機物を食べて吐き出す系の生き物は
砂底環境の浄化の作用もあり、海全体の環境浄化を担う生き物でもあるのですね。

そして、そうした泥底に刺さって生きるサンゴも居た。
『最終的に冷水湧出帯は活動を終え、チューブワームは姿を消して行く。新しく露出した炭酸塩岩の上にサンゴ類が着生する。』(ウィキより)

以前、モーライで見つけたイシサンゴの一種の化石。
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右に置いてあるのはセンスガイ(現世標本)。
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ヒラヒラ具合からキンシガイ系の方かな?と思いました。
(真ん中のキンシガイも現世標本)

こちらが今回コターンのイシサンゴ系。
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片割れがなかったので、上からブチュッと潰されたのかな?と思ったが(1個体)、良く観ると
d0318386_16263127.jpg
下に繊維(?)の束が集束しているので、これで1つと思われます。(二枚貝に例えると片貝殻の1枚)
2つに割れた片割れの様です。

イシサンゴ類は中生代三畳紀に出現して現代に至っているが、硬い骨格をもつことから化石としてよく出土する。
現生種は約200属、2000種が知られていて、すべて海産で、
南北両極地域から赤道直下までの海域から知られ、生息深度も潮間帯から約6000メートルの深海にまで及ぶ。

で、同じ様なのを探したのですが、見つけられませんでしたが、
形状から こんな感じの物だったのかな~?
アシナガサンゴ
http://nakasato.world.coocan.jp/umi/sennsu3.html
http://www.nagoyaaqua.jp/kaio/2017092210272938.html

(その他の参照)
サンゴに関しての研究
http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/geos/geo6/ezaki/theme2.html
深海サンゴの論文
http://pubs.sciepub.com/ajzr/5/1/3/index.html

サンゴ化石を調べている高校生もいる様で、スゴイですね。
http://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/4194


確か、鳥羽水かどこかのサイトで、
通常時は海底に刺さって固着し触手を伸ばしてイソギンチャクみたいな感じで生活して居るが
生活環境が悪くなったりなどの時に 自分では動けないサンゴはポリプを膨らませ風船みたくして浮いて
海流に乗り移動するのではないか。
と書かれていたのを見たことがある。

当時のモーライの海を色々想像すると面白そうですね。


# by jurijuri555 | 2019-03-21 16:47 | 化石 | Comments(2)

春のコターン

やれやれ、やっと休みですよ。(^_^;)
15日ぶり・・・と言う感じです。(苦笑)

今日は暖かくなる と言う予報を見て、先日は行けなかったコターンの方へ行ってみる事にしました。
が、夜明けは早くなったものの予想に反して朝は曇りで薄暗く 風も強し。
潮も引いていたけど波が高くて予想程ではありませんでした。
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波猫さんのレポ通り、崖全域で崩落が起きていて超危険。
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浜幅の狭いコターンでは逃げ場がありません。
ガラガラ崩れる崖の合間を見て進みますが、潮が引いていてもこんな感じ。
狭くてホント危ないですね。(汗)

そして、崩れまくってるわりにはノジュールも少なく、いつもの様に玄能石ばかりです。

それでも来てみたのは、引いた岩盤に戻り鰹・・・じゃなくて、戻りノジュールが
海底岩盤に貯まっていないか と見る為です。コスイ
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こちらも段々な岩盤が見えるのだけれど 風が強いせいか波が高くて、油断しているとズブ濡れになります。(^_^;)
まったく引き潮の恩恵にはあづかれません。

それでも・・・おっ。
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ビミョーーーーーー。(笑)
ボラです。

海底岩盤にハマった長いヤスリツノガイをみつけました。
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ガツガツ救出を試みましたが、3分割に折れ 波の洗礼も受けスブ濡れ・・・。クソッ
しかも先っちょは波がひどくて結局取り出せなかった。(踏んだり蹴ったり?)
それでも持ち帰り張り付けると10cm程。
どんだけ大きいツノガイだったのでしょうね。

そう言えば、生のツノガイって見た事ありません。
知っていますか???
https://kotobank.jp/word/%E3%83%84%E3%83%8E%E3%82%AC%E3%82%A4-99362
ツノガイって、掘足(ほりあし)類って言うんですね。(なんじゃソレ)
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 画像お借りしていまーす。(^_^;)
先っちょが尖って閉じているんじゃなくて、開いているんですね。
筒 なんだ。変な生き物~。
だから化石でも頑張っても先っちょ(閉じたトンガリ部分)のある物(を探していた)が
無いんだー。(笑)
はーーー。ほんと無知だな~。(滝汗)

で、本当の目的は、波にもまれて研磨された良いウニでもあれば・・と思ったが
そんなのも無く、久々にセンスガイ? キンシガイ?の(印象)化石???を見つけた♪
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 Flabellum deludens
そう言えば、2070年には日本のサンゴが絶滅するんじゃないかとか言われているとか・・・。
自然は大事にしたいですね。

てな事で、いつもの様に折れツノガイを拾っただけで帰って来ました。
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やたらツノガイだけは珪化しているのが多いけれど
やはり筒型だから珪素の通りが良くて析出沈殿しやすかったからなのかな~???

あ、あとはビーチコ編としてシロたんのお土産にもならない貝数点。
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と渋い色の沈子を1つ。
オレンジ瑪瑙と その上はお皿の色でわかりづらくなっているが、
ピンクのシーグラス?
プラスチックのこんなのは見た事あるけど ガラスってのは珍しくて持ち帰ってみた。

たいしたないノジュールの中から 真っ二つに割れたけど
タマガイがあったのでこれも持ち帰ってみた。
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なんとかくっつけてクリーニング出来ないかな~と・・・。

そんな事で、たいした成果もなかったけれど、
少しでも歩けたのは良かった。
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 そうそう、先日のタンポポの蕾?の化石、
少し調べてみたら キク科の植物化石は約5千万年前のは発見されているらしい。
(タンポポではないけど)
しかし、花粉以外の化石は少ないんだって。
まぁ、三紀ぐらいなら あってもおかしくはないよね。
詳しくないので知らなかったけど セイヨウタンポポと従来種のニホンタンポポ、あとはシロバナノ・・・ぐらいかと思ったら
「エゾタンポポ」とかもあるそうですね。(^_^;)
これがもし本当にタンポボの蕾としたら 何タンポボなのかはわかりませんが、面白そうです。


# by jurijuri555 | 2019-03-19 15:35 | 化石 | Comments(8)

瑪瑙とオパール その④ 「北海道の瑪瑙とオパール」

いやいや週7とか連勤とか 休みはないのでしょうか。(^_^;)
「そんなのないよ。」と言われたけど 春からは居ないからね!!宣言しているので
あと少しの辛抱・・・。(たぶん)
そう言う意味では理解のある上司で助かります。

さて、そんな職場の休憩中に 青木先生達が書かれた『地層の見方がわかる』の改訂版を読んでいると
海底溶岩と瑪瑙の事も書かれていました。(P104)
続いて温泉沈殿物の事も。(P108)
『瑪瑙の産地は福島から北海道南部の中新世の海底噴出玄武岩~安山岩の分布域とほぼ重なります。
中でも特に有名なのが長万部地域の花石瑪瑙です。』
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こちらが今金の花石瑪瑙。

『石英は珪酸として水に溶け300℃ぐらいまでは水温の上昇につれて溶解度が高まる。
高温で石英に飽和していた熱水が急速に冷えると非晶質シリカや玉髄質の石英が析出する。
玉髄は熱水が岩盤中を上昇しつつ冷却する環境ならどこでも出来る。
縞瑪瑙は岩盤中にある玉状などの空隙を通過し壁面に玉髄を付着させ流れ去る事が繰り返される環境が要る。
海底溶岩流は海水を温め熱水循環系を作り出す瑪瑙産出の理想的な環境である。』

又、温泉沈殿物についても
『温度の高い熱水は石英に飽和しており、地表に達して温度が下がると非晶質珪酸を沈殿する。
これを珪華と呼ぶ。
地下の温度が高いほど珪華が生成される可能性が高くなる。
温泉水が湧出口から流れ出し温度が70℃以下に下がったあたりから繊維状のバクテリアコロニーが現れる。
コロニーは非晶質シリカでコーティングされ その形を珪華の表面に残す。』
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こちら待ち望んだ富山市の立山新湯のオパール。(ハイアライト?)
層状に沈殿しているのは、北海道の然別オパールと同じですね。

魚卵状のは天然記念物なのでなかなか入手は出来ないだろうけど
上部の無色透明部は、そんな(ハイアライトオパールの)層だと思われる。
前回載せた魚卵状のハイアライトの産地の鹿児島県牧園は、そんな生成産地の大規模地だそうです。
水平延長50×20m、厚さ5mの珪華地を造り 水ガラス原料用に採掘された事もある様です。

ちなみに二酸化炭素の圧力が高い熱水は、地表に出て圧力が下がると二酸化炭素が分解し
温温水が弱アルカリ性に変り、炭酸カルシウムの溶解度を下げる為
方解石や霰石が沈殿する。これを石灰華と言うらしいです。

又、酸性の硫黄泉となると 酸性度が弱まる順に鉄の硫酸塩(鉄明礬石)、含水酸化鉄(褐鉄鉱)が沈殿する。

ついでに、石英の水に対する溶解度は温度の低下と共に減少するので
熱水の通り道に石英が沈殿する。
熱水中で金は硫化水素と化合物を作って運ばれ 熱水から水素が失われる時に金が沈殿します。
熱水による金の運搬は特に高い温度は必要ない為、熱水金鉱床は地表近い所でも生成される。
これが金の熱水鉱床で、浸食されて出た金が川に流れると砂金となり、
熱水金鉱床から産出する鉱石は黒い縞模様を持つので「銀黒」と呼ばれ 銀・銅・亜鉛などと共に含まれている。
火山国日本に温泉が多いと共に熱水金鉱脈も沢山ある。

と言う事も書かれている。
鉱物の探検には、地層や火山の事も周知しての行動も必要になる。

まぁ少しズレて来たが、そんな事で 瑪瑙の産出は火山帯では珍しい事ではなく、
その条件によってはオパールの産出もアリだとわかる。

もう1つ、自宅周辺では、流紋岩と言ってもカルデラ地帯が多いので
急激に冷えたと言う黒曜石系、クリストバライトが多いのだが、
 まずは、流紋岩とは、火山岩の一種で、花崗岩に対応する成分の火山岩。
  「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様がしばしば見られることによる。
 火山岩は岩石全体の成分(特にSiO2の比率)で分類され、流紋岩はSiO2が70%以上のもの。
 通常は斑状組織を持つ。色は白っぽいことが多いが、噴出条件や結晶度などにより多様で黒い流紋岩もあるので色だけでは判断できない。
 で、特殊な流紋岩として、
 黒曜岩:石基がガラス質で、ガラス光沢のあるもの。
 ピッチストーン(松脂岩):石基がガラス質で、樹脂光沢のあるもの。
 パーライト(真珠岩):石基がガラス質で、丸い割れ目の多数あるもの。

で、こんなのね。
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だけど、前にも出したけど 流紋岩中の隙間に珪素が溜まり球果状になると
サンダーエッグと呼ばれ、ノジュールの様な塊で採集出来たりします。
その中身も瑪瑙や オパールも多い様で、石川県のとかも有名ですよね。
有名な宝坂のは、真珠岩内に球果として含まれていたと聞きます。
そんな感じで、プレシャスは出ないけど 道内にも流紋岩ノジュールからコモンオパールの出る所があります。
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流紋岩球果(ノジュール)。
中身はオレンジのコモンオパール。
d0318386_00313952.jpg
これも天然記念物で(?)今では採れません。

福島県の流紋岩球果にはアメジストが入っているので人気ですよね。
割ったら中に水晶、で、「かぐや姫水晶」などと呼ばれています。(^_^;)
こちらも少し前に人気の出た商品(?)でした。

で、話は戻って モーライは流紋岩ではないけれど、
山と海に分ければ 珪素の多様性はありそうでしょ?(笑)
そんな事で モーライの瑪瑙(とオパール)の話はとりあえずここで終わり。
産出品については、今後も続く・・・。
 
 
んで、ついでに ヒマがないのでメガネルーペクリ手前までザックリとクリーニングした
先日のモーライの植物化石。
d0318386_00412540.jpg
植物まで 研究と言うか調べていないのでまったくわからないが、
タンポポ(もちろん「西洋」ではなく「日本」)の蕾に見えません?
三紀にもうタンポポが生えていたのかは定かではありませんが。


# by jurijuri555 | 2019-03-16 09:00 | 鉱物 | Comments(4)

時の石

生きてます。(笑)
ツライ。仕事が。(^_^;)
超忙しいのは年度末年度初め目の前・・・だからではないですよね。
なぜかとにかく忙しくて。

で、唐突ですが生存証拠ブログみたいに。

時の人、とかその時その時話題にあがる物事がありますが、
鉱物界でも多いですよね。
特に新鉱物とか 瞬く間にブームに上がったり。

そんな今は昔の新鉱物をたまたま先日撮っていたのでネタに使ってみようと。
 
 
逸見石
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Henmilite  Ca2Cu(OH)4B2(OH)8
モース硬度 2
岡山県高梁市の布賀鉱山で発見された新鉱物で、現在のところ原産地の布賀鉱山のみで産する。
1986年に中井泉さんなどによって発表された新鉱物で、名前は岡山大学の鉱物学者である逸見吉之助と逸見千代子にちなむ。
日本で発見された新鉱物のなかでもひときわ美しい外見を持ち、産出量が少なく極めて珍しいことから有名となった。
これは一般的(?)に採られ始めた当時(だいぶ後)に採集した愛好家からサブチーに送られ、それの1つを頂いた物。
正に 美しいコッパーブルーに魅せられ、鉱物って美しいな。とますますハマった原因(?)の1品。
 
 
似て・・・はいないけど、お次は
大隈石
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Osumilite  (K,Na)(Fe2+,Mg)2(Al,Fe3+)3(Si,Al)12O30
モース硬度 7
黒く見えるけれど、濃青色をした6角短柱状の結晶が大隅石。
鹿児島県垂水市咲花平で1956年に都城秋穂さんによって発見されたケイ酸塩鉱物。
主に流紋岩やデイサイトなどの優白質火山岩中に産する。普通は結晶の大きさは数ミリ程度までである。
マグネシウムが2価の鉄よりも多いものは苦土大隈石と呼ばれるが肉眼での判別は出来ない。
国内では、原産地のほかに 鹿児島県内各地の流紋岩内や岐阜県飛騨市月ヶ瀬や伊豆諸島の神津島などで産する。
現在では世界各地から産出が報告されている様だ。
 
 
こちらは新鉱物ではないけれど、
桜石
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Cerasite
擬六方柱状になった菫青石(きんせいせき)が分解して絹雲母(きぬうんも)や緑泥石などに変化したもの。
花崗岩が粘板岩に熱変成を与えホルンフェルスに変わった際に 岩石の中に生成した結晶(偽六方双晶)。
それが風化して桜の花模様を現すようになった。
白・淡桃・淡緑色などで、横断面がサクラの花のようにみえるところからこの名がある。
京都府亀岡市にある桜天神は、境内からこの鉱物を産することで有名であるが、
京都府亀岡市稗田野付近に産出するものは天然記念物(稗田野の菫青石仮晶)に指定されている。
こちらの母岩付も持っているが、それもサブチーが昔に自ら採集したおこぼれ。アリガタヤー


で、元と言われる
菫青石
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Cordierite  Mg2Al3(AlSi5O18)
モース硬度 7
高温低圧型の広域変成岩や接触変成岩、特に泥岩を起源とするホルンフェルスに見られるほか 花崗岩にも含まれることがある。
多色性が非常に強く、観察する角度によって色が群青色から淡い枯草色に変わる。
このことからダイクロアイト(dichroite)の別名もある。(2つの色を持つ石 の意味)
菫青石の六角柱状結晶が分解すると その形を残したまま白雲母や緑泥石に変化する(仮晶)。
そして岩石が風化すると結晶が分離し、その断面が花びらのように見えることから桜石と呼ばれる。

こちら(桜石)もブームになった時があります。
さて、次のブーム石は何でしょうね。(^_^;)
美石探求は続きます。


# by jurijuri555 | 2019-03-10 15:57 | 鉱物 | Comments(8)

北海道のウニ化石③

うーーーーん・・・。どうしてこう忙しいのか、
疲れてゲンナリ、なシーズン。(仕事)
この間転んだのと合わせてか ワタクシも師匠の様に坐骨神経かわかりませんが
痛くて仕方ありません。トホホ・・・
よっこらしょ。と言う時に ギックリなりそうに痛いです。尾骶骨辺りが。(^_^;)
とりあえず整体でも行こうかな~。

さて、今回はカシパン化石の回。

カシパンは、いつから居るのでしょう。
よく見る 海外の「ウニ化石」の中でも キダリスとかブンブクは、
ジュラ紀とか白亜紀の物。 もちろんウニはその前の時代からもいますが・・・。
タコノマクラ目の化石は新生代からが多いので
古い時代にはまだいなかったのでしょう。

約2億年前から進化分岐したウニ達。(もちろん祖先のウニはもっと前から居た)
キダリス類から ガンガゼ類やホンウニ類の正形類が出現。
その後から不正形類が出現、三紀の初めにタコノマクラ類(カシパン)が生まれた。
言わばカシパンはウニの最新型とも言える。

で、流し読みなので誤解しているかもしれませんが、
そのカシパンのなかの ヨツアナカシパンは遺伝子クローニングの時期が他のウニより遅いとか。
つまり、進化の最先端、更なる進化が起こる可能性があるかも?って事???
と研究されている様だ。(研究の意味の読み間違いだったらゴメン)

そのように発生が新生代からで良い化石標本が得られるカシパン類。
薄いだけに割れやすいが、ブンブクやホンウニ類の様に 殻が膨らんで空間が大きくない分
バラバラになったり著しく変形したり、なのは少ない。
なので、色々と観察や研究がしやすいのではないか。と思う。
とは言え、生息環境が違うのか どこからでも出てくる・・・って感じでもないですよね?
モーライでも見たことはないし、他の三紀でもほとんど見たことがない。
ブンブクは、水深200mぐらいまで生息出来るが、カシパンは浅瀬に居るからかもしれない。

しかし、余談だが毎年海にキャンプに行っていた子供時代も ブンプクはもちろん
カシパンさえも 海岸のチャプチャプ区域では見かけた覚えがないな~。
わりと魚獲ったり貝を砂の中から採ったり(アサリ)、潮干狩りではなく、ワイルドに海中から捕獲していたけど・・・。(^_^;)
現在においても、モーライなどの化石地域では、行く時季が悪いのかもしれないけど
ほとんどウニの殻なんて漂着は見ないな~。
意外となんかわかんないけど繊細な生息条件があるのかね???
海底岩盤で砂の堆積がなさそうだしね。(^_^;)
逆に岩岩しててムラサキウニとか居そうだけど、美味い海藻は付いていないのかな。
岩盤と言っても泥岩は不味いのかな。(笑)
エビゴゲとかも石灰質(?)とかが好きで凝灰岩とかに着くって言うもんね。
(ウニとコケじゃ話は違うけど)

と言う事で、意外と出る産地には行けていないので(私が採れていないだけかもしれないけど)
北海道だけではなくて入手しやすい又はたまたま手元に来た道外のも含めたカシパンを
ほとんどの人がハスノハカシパンと思っているのではないかと 見ていると思うが
ジックリ観察したら実は違うよ。と言う話。
 

まずは、いつものブラックパインのカシパン。
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中心の口から外側の縁に向い 半径2/3の部分まで真っ直ぐ葉脈(歩体溝)が伸びてて、残りの1/3の部分で三叉に分かれている。
つまり、ホクヨウハスノハカシパン Echinarachnius parma
ただし、化石種としては、
E. humilis 鮮新世
E. ishioi 鮮新世
E. laganolithinus 鮮新世
E. microthyroides 中新世
E. naganoensis 鮮新世/上部中新世
E. plafkeri 上部中新世
E. subumidus 中新世
と言う名があげられているけど。(日本産)
四紀は入っていないので、現世と同じ学名で良いのかな?
 
 
S3Bのカシパン。
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くうっ・・・。コレは検体の状態が悪く判別が難しい。
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表の花弁はかろうじて薄っすら見れるのですが・・・。裏の葉脈が見れる検体がないので。
三紀なので面白そうなのですが・・・。
ちなみに ハスノハカシパン Scaphechinus mirabilis 系だとしたら、
S. mirabilis  鮮新世~現世
S. tsudai  中新世
S. griseus  更新世~現世
S. raritalis  中新世~鮮新世
などが出ています。
日本考古物標本データベースでは、Scutella nipponica とか
Scutella sp. や Echinarachnius sp. と濁している物も多い。
S3Bは中新世なので、ミラビリスではなさそうですねー?
他のはわかりませんが、S. tsudai は、ハスノハの葉脈先、Yの字の先にあるそれぞれのV割れが見えません。
Scaphechinus griseus はハイイロハスノハカシパンの事です。
これ前にも学びましたよね?
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肛門の位置が違います。(あと微妙に花弁の上部の開き方)
 
 
道産のを少し置いといて、
よく見る北関東のカシパン化石。
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有名なE西市のです。
四紀なんで、ハスノハカシパンとどこでも書かれているのですが、この検体ではYの先が付着物のせいかハッキリ見えません。
しかし中新世のではないので S. tsudai とは言えません。
又、こちらのは肛門の部分が割れていて、どこにあったのか判断出来ないのですが、
近隣の同じ四紀で出た物は・・・
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真横では無くて、殻の上にあります。
ハイイロハスノハカシパン Scaphechinus griseus ですね。
もちろん、両種が出てもおかしくはありません。
 
 
又、有名産地で、富山県のカシパン。
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秋田県のカシパン。
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どちらも四紀の化石で、どちらも裏の葉脈は同じ、ホクヨウハスノハカシパン Echinarachnius parma
 
 
そして、前回Kさんから頂いた完新世?の半化石カシパン。
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ハスノハカシパンなのですが、表の花弁の先、よーく見て下さい。

こちら、現代のビーチコで拾ったハスノハカシパン。の少し開いた頭の花弁「以外の花弁の先」。
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固体差(又は地域バージョン)もあるかもしれませんが、点々・・・と開いた管足孔の続きが 短いかほとんど無いです。
しかし、半化石?と言われた物は、全部の花弁の先の点々が長いのですよね~。
こんな短い間にも 進化(?)が・・・。
なので、今後 ヨツアナカシパンが「俺はビッグになるんだーーー!!」と巨大化しても
「私はムツアナカシパンになるのよ。」と繁殖能力を上げる為、五角に逆らい(?)6個の繁殖孔を持つことになっても不思議ではないかも。(爆)
え、そんな話ではない?(^_^;)
 
 
さてさて戻って、道産の小さなカシパン類の話。
I市のAのカシパンだ。
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上は私の採集品。下2個はアルビ師匠から頂いた検体だ。
こうして、ウニが好きで調べるなら・・・と頂いた品もある。 ありがたい事です。
あと、ここでは大きなカシパンも出ているが、2種アリ。としてそちらには、Scutella sp.とつけられている。
そちらは物は見ていないのでわからないが、こちらのはさて、何でしょうね。
花弁がそのまま開いて真っ直ぐ。裏の葉脈もどうなってるのか・・・。同じように初めからV字に開いてる???
ちょっと怪しい所だが、大きさから行くと Kewia となるのかな~?
一応、『何にでも幼体がいるので似た種ではその幼体か別種かは見分けはつけづらい。』としているようだが、
K. elongata
K. minoensis が中新世、
K. nipponica
K. parva が、漸新世から出ているそうだ。
和名では「マメカシパン」とか言われているみたいですね。
Aは中新世。エロンガータかミノマメカシパンか・・・。(^_^;)


そうそう!!
献体と言えば、こちらも頂いた 札幌市の地中に埋まっていた
と言うカシパンがありました。(その節は、ありがとうございました。
又、上記の道外のホクヨウ2種も頂き物です。皆様、本当にありがとうございます。)
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はい! 立派なハスノハカシパンでした。Scaphechinus mirabilis
足の下に 昔の四紀の化石(?)が埋まってるなんて、ロマンですよね~。
北関東みたい。って、砂地盤、砂上の城、地震の液状化の元ですね・・・。(^_^;)
それはそれでシャレにならない現実ですが。カシパンには罪はない。
ウニ、かわゆす。
 
 
と言う事で、よく見るカシパンにもそこそこ色んな種があるので悩みます。
特に何度も言うけど アメリカのカルフォルニアと太平洋を挟んで~と言う 形態の未確定種も沢山あると思いますよ。
カシパンって言うよりマメウニ系よりにもなりますが・・・。
シュード~とかアストロダプシスとか色々ね。
瑞浪のも 「ボタンウニ」じゃないからねー。(苦笑)
ほんと、ちゃんと研究して。(^_^;) と切に願います。
みなさん苦労しているみたいですね。
http://hiroy.kir.jp/geology/uni.html
実は、このEchinarachnius microthyroidesは北海道でも出ている。地層は三紀、中新世。
(もはやマメカシパンの総称みたいに使われている名で Kewiaの事だけど・・・。
そのままの学名だと上記のホクヨウカシパンの仲間になってしまう。その幼体って事? マメカシパンならKewiaと分類してくれるとわかりやすいんだけど。
で、その別の道内の地のもAのマメカシパンと良く似ている。時代も同じぐらいな事から 今度是非そちらの化石も見てみたいと思っているが。)
こちらは600万年前と書いていますから同じく三紀ですよね。
さて、結果はどうなったのでしょうね。新種発見と認められたのでしょうか。

で、「ウニ学」の最後のウニのうた(「ウニの棘」)ってなんじゃ・・・と気になってて
だれかアゲてると思ったけど 別の自作のウニのうたしかありませんでした。
ミクちゃんのはあった。(笑)


なににせよ、ウニはイイねぇ~♡
うにうにラッタッタ~♪(違?)


# by jurijuri555 | 2019-03-04 17:00 | 化石 | Comments(8)

北海道のウニ化石②

3月、春ですね。(一応?)
高校では卒業式のあった所も多い様です。
とは言え、北海道では桜や梅などまだまだ。
今月いっぱい、いや、4月末まで、暖かかったり雪が降ったり、
まだまだまったく油断出来ない季節です。

さてさて、一部の方にはお待たせしました。(?)
前回よりかなり時間が空きましたが、北海道のウニ化石についての第二弾です。
こちら、前回の振りブログ。
テヘ、1年ぶり・・・ですね。(^_^;)

ほんとトロイもので、お許しを。
そして、クリーニングはまったく進んでいないです。
寝かせるタイプです。(何年寝かせるんだ!!って感じですが。)

とにかく、何ウニなんだ?って言う、同じ地のモーライウニ。
なにせ良い標本が採れなければ、見る事も出来ない。
クリーニング出来ないんだもん。
普通に叩くと 方解石化しているので殻が飛んでガッサガサのバリバリになり、
形しか残りません。(かろうじて、方解石の薄片のみ)
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これ、練習用の割れウニ密集ノジュール。
白亜紀のなんかも方解石化しているけど、叩くとポロンと分離するのも多いが(殻はやはりボロボロになるけどね。)
これは粘こい泥岩で、パンパン叩いてもウニは分離しない。(ウニが割れる)

クリーニングスキルなんてまったくないけど、方法としては、スレスレまで切断機で石を切り、
研磨するしかないと思う。
他の練習用標本を
ルーターだと粉まみれになり、粉塵で肺を悪くしそうで、ヒマを見つけては砥石で擦っていたが
超短気なのですぐ飽きた。(苦笑)
業者じゃない限り無理。(道具も)
誰か・・・と他力本願で クリは進んでいない。

んで、とても似たウニが モーライ層の上のT層(鮮新世)でも出る。
で、コレは何ウニなんだい?(名前) と言うのがチョイチョイ仲間内で談義されていたものなのだが・・・。

まずは、三紀と言えば、こちらの方ではリンシアが有名。
リンシアの生息時代は、白亜紀後期から鮮新世まで。と言われている。

有名なU龍のリンシアは、Linthia tokunagai と言われている鮮新世のブンブクウニの化石だ。
他に日本では、L. nipponica
が鮮新世より、
L. praenipponica
L. yessoensis
L. boreasteria が漸新世よりでている様だ。

が、前にコニアシアンさんも書いておられたが、トクナガイとニッポニカはシノニムらしい。
日本古生物標本データでもU龍のにニッポニカと付けられているのある。
又、ニッポニカは吉原さんが付けた為か、どこでズレて来たのか
山形県産の標本には、Linthia yoshiwarai と名前を付けられているのもある。(^_^;)

レポートより、
『日本産Linthia5種すべてを対象に生物測定学的手法を用いて各分類形質の定量的評価を行った所
Linthia nipponicaとLintha tokunagaiは詳細な調査から これらが同一種であることを示唆した。
L. yessoensisとL. praenipponicaはこれらとは別種と思われ L. boreasteriaはL. yessoensisと同種の可能性が示された』
『Linthia nipponicaは、厚さ数十cmの細粒砂層中にパッチ状に集まって産することが多く、
生息場所の同相中に保存されたと考えられる他のウニ類を伴わず、この種を優占種とする独特のウニ群集が存在したようだ。
貝類や有孔虫類等から見ても冷水域の浅海砂底に生息していた事が示唆された。』
つまり現在は4種。後からついたのでトクナガイは消える事になる。
後述の物もシノニムの場合はエゾエンシスが残る。良かったね。蝦夷上等!!(笑)

で、見ているとリンシアは、3-8cmのウニだった(化石が)様だが、
U龍の標本でも5cm前後の物が多いと思われるが、モーライのもT層のも10cm前後にもなりそうな大きなブンブクだ。
しかも、ほとんどがつぶれてかはわからないが、オーバル(むしろ縦長)な標本を多く見る。
なので、別種なんじゃないか。と首をひねっていた。
なにしろ、良い標本がなかなか出ないのとクリーニングが面倒なのはそこそこ共通の悩みだったから。(と思われる。)
しかし気長にコレクションして眺めていると細長タイプと丸いタイプはとても似ているので、同種で良いのではないかと思えてきた。
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これは両方共T層の方のウニ。(モーライのも左の様に長細い標本が多い)
丸いのは、U龍のリンシアと比べても とても良く似ている。(大きさ以外)
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まずは早くクリーニングしろよ!!!!ってトコなんですが・・・。(滝汗)
なんとか見える部分部分も似ている。
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モーライウニの背中の花弁部の管足孔(上画像)と裏花弁(?)腹の五放射、歩帯溝の殻(下画像)。
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T層ウニの管足孔と歩帯溝。
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で!!!!
時代も白亜紀後期からって事で、こちらは以前のO平サントニアン巡検の時に もとろんさんから頂いた物。
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ちょい(?)ブッ潰れているが、たぶん間違いないよね???

そして、始新世(漸新世?)のUH町のもゲッツ。 
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これは・・・パッリパリの石灰砂岩で厳しい・・・。(汗)
たぶん、Linthia yessoensis
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一部見えてる管足孔。
小振りのリンシアだが、モーライウニみたく密集しているノジュール。

大きさについては、オーストラリアのリンシアの一種(Linthia gigas)は、21cmとかあった様だ・・・。(マジ???)
なので、大きいのもアリかも。

どうでしょう?
似ている部分、首をかしげる部分があるけれど、
とりあえず 全体が見えないとやはりなんとも。(^_^;)
てか誰か本職の人、マジで研究して!!(論文あるのかな~?西山先生のとか???)
 
 
別の練習標本(モーライウニ) 砥石で擦っていたやつだが、老眼で見えなかったが こちらにもハイアライト?が付いてて中断。
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蛍光はしない。気付かずに擦ってしまったから?(爆)

と言う事で、相変らずグダグダでブンブクは進んでいません。テヘー

(次回、カシパンの回も予定しております。)


# by jurijuri555 | 2019-03-02 07:00 | 化石 | Comments(4)

瑪瑙とオパール その③ 「瑪瑙、時々オパール???」

温かくなって雪が融けるのは、春待ち遠しいどさんこにとっては嬉しい事なのですが、
夜に又冷えて凍るとツルツルで危険です。
それは車の運転もそうですが、歩行者にとっても同じくで、
仕事の終わりに ゴミを外のゴミ庫に捨てに行こうとして 夜で暗くて足元が見えず、
黒いから融けて出たアスファルトだと思い込んでいたら その上に氷が張っていた様で
思いっきり滑って転んでお尻を打ちました。トホホ...
逝っちゃったかと思いましたよ。(苦笑)

そう言えば、年賀状に 転んで手首を折りました。と書いていた友人が居ました。
年寄りアルアルですが、転ぶ時に手を付くのは良い事ですが(?)
歳で骨密度スカスカで骨折も多くなるのですよね・・・。(私も1cm背が縮みました)
気をつけなければいけませんね。(^_^;)

さて、なんだか色々と追加する事が多くなってしまい
どうにもこうにもいっぺんには盛り込めなくなって来ました。(大汗)
モーライの事なのでモーライのウニ化石の事にも触れたかったのですが
ちとこちらは瑪瑙では無くて方解石化なのもあってズレる事もあり、
又別の事でウニの種類やら種名やら色々とぶち込む事も出て来たので
申し訳ないけれど コレはこれで前回(去年のブログ)の「北海道のウニ化石」の第二弾として別枠でブログりたいと思います。
今しばらくお待ち下さいませ。

モーライの瑪瑙はオパールなのか。
まずは、山瑪瑙は火山性の熱水より出来た物。で、まんま瑪瑙で良いと思います。
私が注目しているのは海底の堆積内で出来た海瑪瑙、否(?)、珪素の鉱物。

先日の海歩きで拾った二枚貝入りノジュール割ると パッカーンとオオツキガイモドキが出て来ました。
その中身が玉髄化。
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貝殻の内側に沿って層になってるので(上部)瑪瑙、かな。
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又、ワタゾコウリガイ?の塊も見つけましたが、
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こちらも瑪瑙に置換されていました。
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こちらはベッコウキララ。かな?
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とても美しいのが、珪化ツノガイですよね。
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下のは、オパール化 オーストラリアの二枚貝とウミユリです。
擦れた部分はボソボソしていますが、割れ口はやはりツルツルキラキラしていますね。
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このツルツルは、非結晶と言う事で 言うならばガラスの割れ口みたいです。
ガラスと言えば、黒曜石の割れ口も切れ味の良いツルツル面ですね。
その黒曜石も実は石英の一種(?)です。(クリストバライト)
化学組成上は流紋岩(まれにデイサイト)で、石基はほぼガラス質で少量の斑晶を含むことがある。
流紋岩質マグマが水中などの特殊な条件下で噴出することで生じると考えられている。
二酸化珪素が約70~80%で酸化アルミニウムが10%強、その他に酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化鉄、酸化カルシウム等を含む。
外縁部と内側では構造が異なる。また、内部に結晶が認められるものもある。
モース硬度は 5。水を 1 - 2% 含む。
プレシャスオパールを作るマイクロメートル球はクリストバル石でできている。と言う文献も見た事あります。

しかし、ツノガイを見ていると
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ちょい見づらいけど 層になって輪に巻いています。
瑪瑙ですね。
断面も擦れてるせいもあるけどボソボソ系・・・に感じる。
ただ、のちに筒の中にも珪素が成長しているのが面白い。
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ポコポコ結晶怪しくキラキラ?
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これも中の土?が珪素で侵され 真ん中がボコン・・・
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ボケたけど、はい、右上~。
これら全部蛍光します。
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外より後で、又は内側でゆっくり堆積した珪素は、オパールに近くなっているんじゃないか・・・とか。

実は、瑪瑙も水分を1-2%ほど含んでいると言われます。
先日、ご紹介頂いた顕微鏡画像では、瑪瑙の結晶の隙間にオパールが詰まっている。と書かれていましたが、
『玉髄の破面がスポンジ状をしており そこに多数の互いに連結している小さい孔があり水で満たされている。
瑪瑙は通常の石英と比べて粒子が小さいばかりでなく不純物や水で満たされたマイクロポアーによっても特徴づけられている。
瑪脳や玉髄の水分は OH 水酸化物イオンを含んでいる。
玉髄の水分が 例えば600℃でも全部は逸脱しない。』
と書かれている論文を見ました。(瑪瑙や玉髄の水分で満たされたマイクロポアによる吸熱ピーク拡散作用の実験?より)
オパールではなくて水酸化物イオン水で満たされているみたいです。(どっちが本当か知らないけどね。)

私が最近の(と言っても三紀以降、現在までの話ね)海瑪瑙推しを唱えるのは、
実は水晶(珪素)って、わりとわずかな時間で結晶するのですよね。
物によってはもちろん何十年も何百年もかけて作られた石英もあるかもしれませんが、工業に置いては
人工水晶なんかは、数十日から数ヶ月で出来上がります。(もちろん その条件下で、ですが。)

問題は、その質と条件、って事なのかな~・・・。(珪素の)
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これは殻ハゲオウナガイですが、一部珪化しています。
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に、1粒のシリカ液。ハイアライト?(笑)
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こちらは礫(?)を含むノジュール。
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の二枚貝の中に
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まさに先日出したメキシコのハイアライトっぽい結晶のが~。(^_^;)
これは長波では蛍光はしませんでしたけど。
蛍光するのは、何か混じっているんじゃないか?(単純に元の方解石とかね。
実は、ベッコウキララの瑪瑙化した部分の「一部」も黄色く蛍光する。)
ってのもあるけど。
ハイアライトオパール自体の定義と言うか 見分けがイマイチなのですが、
その結晶は、非結晶質にも見えますよね。瑪瑙に比べて。

言ってる事わかりますでしょうか?説明が下手ですいません~。
つまり、普通の瑪瑙は、瑪瑙に晶質して終わり。(山瑪瑙)
化石の瑪瑙は、貝の殻が方解石化した。(コレ化石アルアル話ですよね。)
が、海底地層に埋まってる時に 豊富な海中の珪素又は堆積中の珪素が浸み込んで、方解石が瑪瑙に換置された。
更に その内側にまだジワジワと珪素が押し入り、残ってる空間が無いか狭いおかげで
ジワジワゆっくりと押し入ったので 珪素の粒も小さく、並びも整った。
これは、水晶が早く冷えると小さな物しか育たず、ゆっくり冷えると大きな結晶に育つ。と言うのと同じで
温度は山瑪瑙と違って常温での堆積と思われるので そこを「質」に置き換えて考えると
なんとなく 言ってる事がわかって頂けるでしょうか?


うーん。難しいですね。
やはり構造の分析をしてみないとわかりませんね。
瑪瑙かオパールか。
でも面白くないですか???

瑪瑙 時々、オパールが出る・・・となれば面白いですね。


# by jurijuri555 | 2019-02-26 06:00 | 鉱物 | Comments(13)