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カテゴリ:鉱物( 165 )


瑪瑙とオパール 番外編

世間では、大型連休と騒がれているそうですね。
その初日、寒そうでイマイチなお天気の札幌です。w
ザマ・・・って、たまたま私も今日は休みなのですが、うちの愚夫も生意気に10連休らしく、
そんなに休んでどーするんじゃい!!と殺意まで生まれます。(笑)
何か旅行とか趣味とかある人には良いのでしょうがね。
もちろんワタクシは仕事です。(泣)

てな事で、ウザイのが居るので何も出来ず。
ネタが無いので どーでも良い裏話を1つ2つ。

先日、ポチポチと調べものをしていたら こんな論分を見つけました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosocabst/2007/0/2007_0_495/_pdf

『珪酸に富み有機物により乏しい硬質部では X 線粉末回折によってオパール CT が検出されるが、
より粘土質で有機物に富む部分ではオパール A のままで、オパール CT へ変化していない。』
とな。

ウィキでは、
非晶質である「opal-A」と、結晶構造の始まりを示す潜晶質(隠微晶質)であり肉眼では非晶質のようにみえる「opal-CT」がある。
opal-Aは二酸化ケイ素の凝集した球の積み重なりの間に水が充満したもので、
二酸化ケイ素の球の大きさによって「プレシャス・オパール」と「コモン・オパール」に分けられる。
opal-CTはクリストバライトや鱗珪石の非常に細かい結晶の積み重なりであり、
水分が蒸発したのちに結晶構造を持つクリストバライトや鱗珪石となり、最終的に水晶や玉髄に変化する。
と書かれている。

つまり、化石を含む部分では、珪素の大きさにはよるがオパールである「可能性」もあるかもしれない。
と言う事も出来る。(笑)

又、再度オパールの出来方、だが、
主に火成岩または堆積岩のすき間にケイ酸分を含んだ熱水が充填することで含水ケイ酸鉱物としてできる。
そのほかにも、埋没した貝の貝殻や樹木などがケイ酸分と交代することで生成されたり、温泉の沈殿物として生成されるなど、各種の産状がある。
そして、
玉滴石 とは、岩石の表面に球状に付着して産出するものを玉滴石(ぎょくてきせき、hyalite)という。
紫外線を照射すると蛍光を発するものがある。
と書かれている。
この事で、やはり主に北側の火山の活動又は隆起に伴う地圧地熱等によって発生し
化石などの堆積の隙間に出来た球状鉱物は、ハイアライト(オパール)で良いのかな~と。
ま、何度も言うけど 結局はキチンと同定かけてみないとわかんないけどね。

で、他産地のオパールをカボションにした物を
以前モーライの瑪瑙もカット研磨してペンダントヘッドに加工した事があったが、
同じく作ってもらってみた。
d0318386_18111251.jpg
ちょい、鮮やかなオレンジの部分が無いので このままでは地味すぎ。

蛍光すれば、面白い。
d0318386_18122758.jpg
ひと昔前のおしゃれパブでも行くならオシャレかもしれないけど(ライトにブラックライト使ってる店)
そんなトコ行く事もないので、かなりマニア向けのアクセサリーだ。(^_^;)
 
 
では、楽しい大型連休を。(怒)←w



by jurijuri555 | 2019-04-27 18:26 | 鉱物 | Comments(2)

Mの石

いやいや、ほんとに忙しい。
なんでだ?(^_^;)
私が知らなかっただけで、毎年忙しかったのかな~。

とにかく 新システムだかの試験導入がガンで毎日ヤラれています。(泣)
死ぬわ・・・。
上手く回れば素晴らしいシステムだけど 構築が未熟過ぎてアホ過ぎ。
と グチッた所で、

先日のMの石。

d0318386_15354916.jpg
ザクロ石角閃岩(ざくろいしかくせんがん)
Garnet amphibolite
主成分に鉄ばんザクロ石と普通角閃石を、副成分として斜長石と白雲母を含む角閃岩。
d0318386_15363024.jpg
普通角閃石(ふつうかくせんせき) とは、
ケイ酸塩鉱物の一種で Caを含む角閃石の仲間。
(独立した鉱物種ではなく 岩石用語。)
角閃石の中では最も普通で、火成岩や変成岩に広く産する造岩鉱物。
組成には幅があるものの 一般には、Ca2(Mg, Fe)4Al(AlSi7O22)(OH)2
モース硬度 5 - 6
ガラス光沢
緑黒色

この石に関しては、ここのはあまり新鮮ではなく風化しているらしいです。
それでも柘榴石好きの私には通り道 気軽に見れる良い機会でした。

しかし、本当に見たかったのは北大敷地内にある聖蹟碑に含まれる
ここ産の大粒の磁鉄鉱だったが、もう見られないそうだ。
http://www.geosites-hokkaido.org/geosites/site0026.html

(新鮮な)ザクロ石角閃岩自体は、ほかの神居古潭変成帯の場所でも見られる。
ちなみに 神居古潭変成帯とは、
サハリンから北海道日高地域三石まで細長く分布する 結晶片岩を主とし大量の蛇紋岩をともなう地帯。
神居古潭峡谷を中心に 北は宗谷岬東方から南は三石まで長さ350kmにわたって分布する変成帯なので、
神居古潭帯(もしくは神居古潭変成帯)と呼ばれる。
ソレアイト~アルカリ玄武岩質溶岩・同質ハイアロクラスタイト・泥岩・チャート・石灰岩を源岩とする
角セン岩・緑色片岩・ランセン石片岩・黒色片岩・石灰質片岩などの変成岩からなる。
ランセン石変成作用と 超マフィック岩類が、日本の他の類似の変成帯に比べ広く分布することが特徴である。
かつては全体が高圧型の変成作用を受けた変成帯と考えられていたが、
その後 低圧の海洋底変成作用やそれほど圧力が高くない変成作用を受けた岩石が発見され
現在では変成帯というよりは蛇紋岩で境された多数のナップ(原地性基盤をおおう異地性岩体)からなる構造帯と考えられている。
変成作用の時期は放射性年代から白亜紀初期と推定される。

こちらは西帯と呼ばれ、M町より東に行くと橄欖岩で有名なSN町がある。(こちらは去年行っている。又、神居古潭の変成岩見学のツアーも去年(あれ?一昨年??)博物館巡検で行っている。)
こちらは本帯と呼ばれ、「日高変成帯」と言う言葉は有名であろう。

日高変成帯とは、
北海道の日高山脈を構成する低圧高温型の広域変成帯。
日高山脈の狩勝峠から襟裳岬にかけて最大幅30kmで連続して分布する。
原岩および変成作用の特徴から西帯と主帯に区分される。
西帯はオフィオライトを原岩とする緑色岩,角セン岩類などの変成岩からなる。
主帯は日高累層群を原岩とするホルンフェルス・片状ホルンフェルス・片麻岩類・ザクロ石角セン岩・塩基性グラニュライトなどの変成岩からなる。
(片麻岩・混成岩・塩基性深成岩・超塩基性岩など)
両帯は西から東へ衝上する日高主衝上断層で境され 異質な構造単元が接着したものと考えられている。
新生代第三紀に主として地殻の深部〜上部が上昇して衝上(水平方向の圧力で他の岩体の上にのし上がること。他の岩体との境界は衝上断層となる)してきたものと考えられている。
変成する前の岩石は,中生代白亜紀後期から新生代第三紀にかけて堆積した海洋底の堆積物や付加体の構成物質とされる。
最下部には幌満岩体と呼ばれる上部マントル起源の超苦鉄質岩体を含む。
参照 https://www.apoi-geopark.jp/apoi/theme_a2.html

(論文より)
北海道中央部を構成する日高帯には 周囲の砂泥質堆積岩と同時期に形成された現地性緑色岩が多数分布している。
これらは日高帯西縁のイドンナップ帯・日高帯西部・日高帯東部の3帯の緑色岩に区分される。
年代はイドンナップ帯のものが白亜紀中頃、日高帯西部は後期白亜紀後半、日高帯東部は古第三紀暁新世-始新世と推定される。
緑色岩の全岩組成はいずれもN-MORB(中央海嶺玄武岩(mid-oceanic ridge basalt)は産出海域によって組成が異なり
Ti・ P・ LIL元素(K・ Pb,・Baなど)に乏しいものを正常中央海嶺玄武岩と呼ぶ。通常の海嶺に出現する。)の特徴を示す。
これらはイドンナップ帯においてはユーラシアプレートとイザナギ-クラプレートとの洩れ型トランスフォーム境界、もしくはイザナギ-クラ海嶺
日高帯西部については沈み込み境界に対して高角な海洋プレート内の洩れ型トランスフォーム断層、
日高帯東部についてはクラ-太平洋海嶺に由来すると推定される。
日高帯は後期白亜紀後半から古第三紀にかけて海嶺の多重衝突を経験した特異な付加体で、
日高火成・変成作用の発生によりこの付加体は大陸性地殻へと転化した。
これは海嶺の相次ぐ衝突による付加体深部の異常な温度上昇、大量の陸源砕屑物の供給による付加体の急激な成長
東側から古千島弧が接近してきたなどの複合によっていると考えられる。

 ※イドンナップ帯の参照
 http://www.geocities.jp/geo_shibetsu/rekishi03.htm
 http://www.geocities.jp/geo_shibetsu/gaiyou.htm
 
で、磁鉄鉱は、帯赤石層に含まれている。と書かれていたが、柘榴石の含まれた長石雲母などが風化したのか赤茶になった部分は見られたが
微柘榴石で出来たと思われる層は発見出来なかった。
d0318386_16081651.jpg
こちらが風化したと思われる部分。
観やすく、少し研磨してみた。
しかしここには磁鉄鉱は認められず、角閃岩の部分ではないのであろう。
角閃岩は、柘榴石を含むものと 大きな石英かと思う様な長石?の塊や脈を含む物は見られた。
d0318386_16111810.jpg
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しかし、この長石?が多く入ってくると角閃石は少なくなり、
長石と雲母がメインで構成されている岩石はあった。
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もはや何岩なのか私にはサッパリわからない。(^_^;)

しかし、磁鉄鉱自体は、火成岩中にごく普通に含まれる造岩鉱物の一種。と言うが、
なんでココに入っていたんだろうね。
上に 変成前は堆積岩って書いてるじゃん。
柘榴石帯にINした磁鉄鉱・・・。岩石の事はサッパリわかんないわー。
いつものように へー。フーン。と聞いてるだけ見ているだけのものが いつかどこかで繋がる日が来るのかな・・・。(汗)

で、巨大な岩石にハンマーを振るう力も体力もないので(ほんのちょっと山登っただけで汗だくヘロヘロのヘタレ)
持ち帰ったのは、落ちてた風化した石ころを拾った物だけです。


by jurijuri555 | 2019-03-29 12:00 | 鉱物 | Comments(2)

全部載っけ盛り巡検

あ゛ぁ゛ん!!??
皆さん、それぞれに
それ、僕のだったのにぃ・・・とかおっしゃっておりますが、
ソレ、全部ワタクシのだったのですー。(爆)

と言う感じに2月にはU川でハンマー初めをするはずが、地震の為延期になり、
とうとうこんな一番出遅れをとってしまいましたよ。(泣)

なんて、やっとこ普通に休日を取れる今週末に決行出来ましたが
条件悪ワル~。
お天気が微妙。強風注意報まで出ています。(^_^;)

それでもこれ以上は伸ばせない・・・と出発。
実は、沢山の調査や使命を兼ねています。
①ずっと気になっていたMの石を観る。
②U川で目標の物を採りたい
③シロたんの宿殻を・・・(汗)
と、鉱物と化石とビーチコ 全部盛り盛りの計画が詰まっていました。

なんでも 見たい石は草モーモーの中らしい?
となれば そもそもに草の無い時に行くしかない。

えーと たぶんこの辺・・・。といつものファジーな記憶でウロつく不審なオバサン。
何気に山菜取りを装って(早いダロってね)突入。(笑)
おっビンゴー!!
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柘榴石角閃石です。
白亜紀に変成作用を受けて誕生した物。らしいです。
他にも見たかったものがあったが、サブチーが無いよ。と言うように見つけられなかった。
てか、一人で彷徨う勇気はない。(^_^;)
と言うか、そっちがメインならこんなの神居古潭変成帯なら他でも出てるんだけどねー。
ま、通り道、ついで。

さて、本日のメイン。
やっとこU川海岸です。アチャー・・・。
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砂だ。砂が積もってる・・・。
そして強風のせいで波は高く、まったく潮も引いていない。(泣)
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「アホー。お疲れちゃん。」
トホホ

それでもグリグリ砂堀りながら少しだけゲット。
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パキの破片とか、カプルスとか。
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この下のは、ハウエリかと思ったけど・・・なんか変。
ま、後でゆっくりクリするわー。と とりあえず何でも見つけた物はお持ち帰り。
なにしろ強風でその場で割る雰囲気でもないしプラスの気温なのに寒いし。
そんな訳で割る訳にも(?)いかず1つだけ大きな石を持ち歩いてヘロヘロになって短時間で終了。(^_^;)
こりゃ無理だわ。
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どバッシャーーン!!(笑)
潮の具合は良い(はずだ)けれどこの週末全日お天気もイマイチ、風も強い予報です。
気温がプラスの本日がまだ一番良いかも。との判断でしたが、それでもコレ。

で、持ち帰ったのはコレだけ。
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左2個はイノセラです。たぶんシュミッティたん。
ちと変わった山っぽい母岩だったので持ち帰り。(観察)
右のは色々入ってる石でデカすぎて割れなかった。重かったー。(苦笑)

私的には満足。Wカプルス石。
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殻はハゲたけどツンツン殻頂が完璧。(2個共)

デカ石はコザコザアンモ入り。
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パキ片も入ってる。ま、デカいだけに中に丸っとも1個ぐらい入ってる「かも」的な。

で、もう1つのパキ片はこのままだとただのスレパキなので途中外巻半分外す予定。の準備。
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さて、何パキ??? ウラカワイテスが欲しかったのにな~?

そして最後は・・と言うか、これが本命ダロ!!と怒られそうな任務を果たしに
久々に「オオ」の浜に。
ここ、しばらく歩かないと「貝溜まり」がないんだよな~。
この風の中、又歩くの嫌だなー・・・。と思いながらも シロたんの為に意を決して浜に降りると
なんとすぐソコに謎の化石露頭・・・否、貝溜まりがっ。(爆)
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なんじゃコレー。
波に掃き溜められたクズ貝のゴミ山かと思いきや、なんと新鮮・完品の貝だらけ。
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ちょ!! あんなに探してた大きなヒタチの完品も、
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デカエゾボラも 割れやすくて見る数も少ないネジボラも 完品でそれこそ普通種か!!ってぐらいゴロゴロ積み上がっています。
結局、もっとレアなヤゲンバイも 小さいけれど完品エゾキリガイダマシも 色んなスゴイものがザックザクその場で採れました。(^_^;)
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なんでしょうね。漁業クズの掃き溜めだったのかな~?
とにかく、楽に沢山完品も採れてホクホクで帰宅しました。
早速洗って、ご所望の(?)アヤボラの良さ気な貝をヤド舎に入れてみました。
お目に叶う物がありましたでしょうか・・・。(^_^;)


by jurijuri555 | 2019-03-22 20:46 | 鉱物 | Comments(8)

瑪瑙とオパール その④ 「北海道の瑪瑙とオパール」

いやいや週7とか連勤とか 休みはないのでしょうか。(^_^;)
「そんなのないよ。」と言われたけど 春からは居ないからね!!宣言しているので
あと少しの辛抱・・・。(たぶん)
そう言う意味では理解のある上司で助かります。

さて、そんな職場の休憩中に 青木先生達が書かれた『地層の見方がわかる』の改訂版を読んでいると
海底溶岩と瑪瑙の事も書かれていました。(P104)
続いて温泉沈殿物の事も。(P108)
『瑪瑙の産地は福島から北海道南部の中新世の海底噴出玄武岩~安山岩の分布域とほぼ重なります。
中でも特に有名なのが長万部地域の花石瑪瑙です。』
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こちらが今金の花石瑪瑙。

『石英は珪酸として水に溶け300℃ぐらいまでは水温の上昇につれて溶解度が高まる。
高温で石英に飽和していた熱水が急速に冷えると非晶質シリカや玉髄質の石英が析出する。
玉髄は熱水が岩盤中を上昇しつつ冷却する環境ならどこでも出来る。
縞瑪瑙は岩盤中にある玉状などの空隙を通過し壁面に玉髄を付着させ流れ去る事が繰り返される環境が要る。
海底溶岩流は海水を温め熱水循環系を作り出す瑪瑙産出の理想的な環境である。』

又、温泉沈殿物についても
『温度の高い熱水は石英に飽和しており、地表に達して温度が下がると非晶質珪酸を沈殿する。
これを珪華と呼ぶ。
地下の温度が高いほど珪華が生成される可能性が高くなる。
温泉水が湧出口から流れ出し温度が70℃以下に下がったあたりから繊維状のバクテリアコロニーが現れる。
コロニーは非晶質シリカでコーティングされ その形を珪華の表面に残す。』
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こちら待ち望んだ富山市の立山新湯のオパール。(ハイアライト?)
層状に沈殿しているのは、北海道の然別オパールと同じですね。

魚卵状のは天然記念物なのでなかなか入手は出来ないだろうけど
上部の無色透明部は、そんな(ハイアライトオパールの)層だと思われる。
前回載せた魚卵状のハイアライトの産地の鹿児島県牧園は、そんな生成産地の大規模地だそうです。
水平延長50×20m、厚さ5mの珪華地を造り 水ガラス原料用に採掘された事もある様です。

ちなみに二酸化炭素の圧力が高い熱水は、地表に出て圧力が下がると二酸化炭素が分解し
温温水が弱アルカリ性に変り、炭酸カルシウムの溶解度を下げる為
方解石や霰石が沈殿する。これを石灰華と言うらしいです。

又、酸性の硫黄泉となると 酸性度が弱まる順に鉄の硫酸塩(鉄明礬石)、含水酸化鉄(褐鉄鉱)が沈殿する。

ついでに、石英の水に対する溶解度は温度の低下と共に減少するので
熱水の通り道に石英が沈殿する。
熱水中で金は硫化水素と化合物を作って運ばれ 熱水から水素が失われる時に金が沈殿します。
熱水による金の運搬は特に高い温度は必要ない為、熱水金鉱床は地表近い所でも生成される。
これが金の熱水鉱床で、浸食されて出た金が川に流れると砂金となり、
熱水金鉱床から産出する鉱石は黒い縞模様を持つので「銀黒」と呼ばれ 銀・銅・亜鉛などと共に含まれている。
火山国日本に温泉が多いと共に熱水金鉱脈も沢山ある。

と言う事も書かれている。
鉱物の探検には、地層や火山の事も周知しての行動も必要になる。

まぁ少しズレて来たが、そんな事で 瑪瑙の産出は火山帯では珍しい事ではなく、
その条件によってはオパールの産出もアリだとわかる。

もう1つ、自宅周辺では、流紋岩と言ってもカルデラ地帯が多いので
急激に冷えたと言う黒曜石系、クリストバライトが多いのだが、
 まずは、流紋岩とは、火山岩の一種で、花崗岩に対応する成分の火山岩。
  「流紋岩」の名称は、マグマの流動時に形成される斑晶の配列などによる流れ模様がしばしば見られることによる。
 火山岩は岩石全体の成分(特にSiO2の比率)で分類され、流紋岩はSiO2が70%以上のもの。
 通常は斑状組織を持つ。色は白っぽいことが多いが、噴出条件や結晶度などにより多様で黒い流紋岩もあるので色だけでは判断できない。
 で、特殊な流紋岩として、
 黒曜岩:石基がガラス質で、ガラス光沢のあるもの。
 ピッチストーン(松脂岩):石基がガラス質で、樹脂光沢のあるもの。
 パーライト(真珠岩):石基がガラス質で、丸い割れ目の多数あるもの。

で、こんなのね。
d0318386_23560003.jpg

だけど、前にも出したけど 流紋岩中の隙間に珪素が溜まり球果状になると
サンダーエッグと呼ばれ、ノジュールの様な塊で採集出来たりします。
その中身も瑪瑙や オパールも多い様で、石川県のとかも有名ですよね。
有名な宝坂のは、真珠岩内に球果として含まれていたと聞きます。
そんな感じで、プレシャスは出ないけど 道内にも流紋岩ノジュールからコモンオパールの出る所があります。
d0318386_00304526.jpg
流紋岩球果(ノジュール)。
中身はオレンジのコモンオパール。
d0318386_00313952.jpg
これも天然記念物で(?)今では採れません。

福島県の流紋岩球果にはアメジストが入っているので人気ですよね。
割ったら中に水晶、で、「かぐや姫水晶」などと呼ばれています。(^_^;)
こちらも少し前に人気の出た商品(?)でした。

で、話は戻って モーライは流紋岩ではないけれど、
山と海に分ければ 珪素の多様性はありそうでしょ?(笑)
そんな事で モーライの瑪瑙(とオパール)の話はとりあえずここで終わり。
産出品については、今後も続く・・・。
 
 
んで、ついでに ヒマがないのでメガネルーペクリ手前までザックリとクリーニングした
先日のモーライの植物化石。
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植物まで 研究と言うか調べていないのでまったくわからないが、
タンポポ(もちろん「西洋」ではなく「日本」)の蕾に見えません?
三紀にもうタンポポが生えていたのかは定かではありませんが。


by jurijuri555 | 2019-03-16 09:00 | 鉱物 | Comments(4)

時の石

生きてます。(笑)
ツライ。仕事が。(^_^;)
超忙しいのは年度末年度初め目の前・・・だからではないですよね。
なぜかとにかく忙しくて。

で、唐突ですが生存証拠ブログみたいに。

時の人、とかその時その時話題にあがる物事がありますが、
鉱物界でも多いですよね。
特に新鉱物とか 瞬く間にブームに上がったり。

そんな今は昔の新鉱物をたまたま先日撮っていたのでネタに使ってみようと。
 
 
逸見石
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Henmilite  Ca2Cu(OH)4B2(OH)8
モース硬度 2
岡山県高梁市の布賀鉱山で発見された新鉱物で、現在のところ原産地の布賀鉱山のみで産する。
1986年に中井泉さんなどによって発表された新鉱物で、名前は岡山大学の鉱物学者である逸見吉之助と逸見千代子にちなむ。
日本で発見された新鉱物のなかでもひときわ美しい外見を持ち、産出量が少なく極めて珍しいことから有名となった。
これは一般的(?)に採られ始めた当時(だいぶ後)に採集した愛好家からサブチーに送られ、それの1つを頂いた物。
正に 美しいコッパーブルーに魅せられ、鉱物って美しいな。とますますハマった原因(?)の1品。
 
 
似て・・・はいないけど、お次は
大隈石
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Osumilite  (K,Na)(Fe2+,Mg)2(Al,Fe3+)3(Si,Al)12O30
モース硬度 7
黒く見えるけれど、濃青色をした6角短柱状の結晶が大隅石。
鹿児島県垂水市咲花平で1956年に都城秋穂さんによって発見されたケイ酸塩鉱物。
主に流紋岩やデイサイトなどの優白質火山岩中に産する。普通は結晶の大きさは数ミリ程度までである。
マグネシウムが2価の鉄よりも多いものは苦土大隈石と呼ばれるが肉眼での判別は出来ない。
国内では、原産地のほかに 鹿児島県内各地の流紋岩内や岐阜県飛騨市月ヶ瀬や伊豆諸島の神津島などで産する。
現在では世界各地から産出が報告されている様だ。
 
 
こちらは新鉱物ではないけれど、
桜石
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Cerasite
擬六方柱状になった菫青石(きんせいせき)が分解して絹雲母(きぬうんも)や緑泥石などに変化したもの。
花崗岩が粘板岩に熱変成を与えホルンフェルスに変わった際に 岩石の中に生成した結晶(偽六方双晶)。
それが風化して桜の花模様を現すようになった。
白・淡桃・淡緑色などで、横断面がサクラの花のようにみえるところからこの名がある。
京都府亀岡市にある桜天神は、境内からこの鉱物を産することで有名であるが、
京都府亀岡市稗田野付近に産出するものは天然記念物(稗田野の菫青石仮晶)に指定されている。
こちらの母岩付も持っているが、それもサブチーが昔に自ら採集したおこぼれ。アリガタヤー


で、元と言われる
菫青石
d0318386_15432999.jpg
Cordierite  Mg2Al3(AlSi5O18)
モース硬度 7
高温低圧型の広域変成岩や接触変成岩、特に泥岩を起源とするホルンフェルスに見られるほか 花崗岩にも含まれることがある。
多色性が非常に強く、観察する角度によって色が群青色から淡い枯草色に変わる。
このことからダイクロアイト(dichroite)の別名もある。(2つの色を持つ石 の意味)
菫青石の六角柱状結晶が分解すると その形を残したまま白雲母や緑泥石に変化する(仮晶)。
そして岩石が風化すると結晶が分離し、その断面が花びらのように見えることから桜石と呼ばれる。

こちら(桜石)もブームになった時があります。
さて、次のブーム石は何でしょうね。(^_^;)
美石探求は続きます。


by jurijuri555 | 2019-03-10 15:57 | 鉱物 | Comments(8)

瑪瑙とオパール その③ 「瑪瑙、時々オパール???」

温かくなって雪が融けるのは、春待ち遠しいどさんこにとっては嬉しい事なのですが、
夜に又冷えて凍るとツルツルで危険です。
それは車の運転もそうですが、歩行者にとっても同じくで、
仕事の終わりに ゴミを外のゴミ庫に捨てに行こうとして 夜で暗くて足元が見えず、
黒いから融けて出たアスファルトだと思い込んでいたら その上に氷が張っていた様で
思いっきり滑って転んでお尻を打ちました。トホホ...
逝っちゃったかと思いましたよ。(苦笑)

そう言えば、年賀状に 転んで手首を折りました。と書いていた友人が居ました。
年寄りアルアルですが、転ぶ時に手を付くのは良い事ですが(?)
歳で骨密度スカスカで骨折も多くなるのですよね・・・。(私も1cm背が縮みました)
気をつけなければいけませんね。(^_^;)

さて、なんだか色々と追加する事が多くなってしまい
どうにもこうにもいっぺんには盛り込めなくなって来ました。(大汗)
モーライの事なのでモーライのウニ化石の事にも触れたかったのですが
ちとこちらは瑪瑙では無くて方解石化なのもあってズレる事もあり、
又別の事でウニの種類やら種名やら色々とぶち込む事も出て来たので
申し訳ないけれど コレはこれで前回(去年のブログ)の「北海道のウニ化石」の第二弾として別枠でブログりたいと思います。
今しばらくお待ち下さいませ。

モーライの瑪瑙はオパールなのか。
まずは、山瑪瑙は火山性の熱水より出来た物。で、まんま瑪瑙で良いと思います。
私が注目しているのは海底の堆積内で出来た海瑪瑙、否(?)、珪素の鉱物。

先日の海歩きで拾った二枚貝入りノジュール割ると パッカーンとオオツキガイモドキが出て来ました。
その中身が玉髄化。
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貝殻の内側に沿って層になってるので(上部)瑪瑙、かな。
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又、ワタゾコウリガイ?の塊も見つけましたが、
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こちらも瑪瑙に置換されていました。
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こちらはベッコウキララ。かな?
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とても美しいのが、珪化ツノガイですよね。
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下のは、オパール化 オーストラリアの二枚貝とウミユリです。
擦れた部分はボソボソしていますが、割れ口はやはりツルツルキラキラしていますね。
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このツルツルは、非結晶と言う事で 言うならばガラスの割れ口みたいです。
ガラスと言えば、黒曜石の割れ口も切れ味の良いツルツル面ですね。
その黒曜石も実は石英の一種(?)です。(クリストバライト)
化学組成上は流紋岩(まれにデイサイト)で、石基はほぼガラス質で少量の斑晶を含むことがある。
流紋岩質マグマが水中などの特殊な条件下で噴出することで生じると考えられている。
二酸化珪素が約70~80%で酸化アルミニウムが10%強、その他に酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化鉄、酸化カルシウム等を含む。
外縁部と内側では構造が異なる。また、内部に結晶が認められるものもある。
モース硬度は 5。水を 1 - 2% 含む。
プレシャスオパールを作るマイクロメートル球はクリストバル石でできている。と言う文献も見た事あります。

しかし、ツノガイを見ていると
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ちょい見づらいけど 層になって輪に巻いています。
瑪瑙ですね。
断面も擦れてるせいもあるけどボソボソ系・・・に感じる。
ただ、のちに筒の中にも珪素が成長しているのが面白い。
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ポコポコ結晶怪しくキラキラ?
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これも中の土?が珪素で侵され 真ん中がボコン・・・
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ボケたけど、はい、右上~。
これら全部蛍光します。
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外より後で、又は内側でゆっくり堆積した珪素は、オパールに近くなっているんじゃないか・・・とか。

実は、瑪瑙も水分を1-2%ほど含んでいると言われます。
先日、ご紹介頂いた顕微鏡画像では、瑪瑙の結晶の隙間にオパールが詰まっている。と書かれていましたが、
『玉髄の破面がスポンジ状をしており そこに多数の互いに連結している小さい孔があり水で満たされている。
瑪瑙は通常の石英と比べて粒子が小さいばかりでなく不純物や水で満たされたマイクロポアーによっても特徴づけられている。
瑪脳や玉髄の水分は OH 水酸化物イオンを含んでいる。
玉髄の水分が 例えば600℃でも全部は逸脱しない。』
と書かれている論文を見ました。(瑪瑙や玉髄の水分で満たされたマイクロポアによる吸熱ピーク拡散作用の実験?より)
オパールではなくて水酸化物イオン水で満たされているみたいです。(どっちが本当か知らないけどね。)

私が最近の(と言っても三紀以降、現在までの話ね)海瑪瑙推しを唱えるのは、
実は水晶(珪素)って、わりとわずかな時間で結晶するのですよね。
物によってはもちろん何十年も何百年もかけて作られた石英もあるかもしれませんが、工業に置いては
人工水晶なんかは、数十日から数ヶ月で出来上がります。(もちろん その条件下で、ですが。)

問題は、その質と条件、って事なのかな~・・・。(珪素の)
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これは殻ハゲオウナガイですが、一部珪化しています。
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に、1粒のシリカ液。ハイアライト?(笑)
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こちらは礫(?)を含むノジュール。
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の二枚貝の中に
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まさに先日出したメキシコのハイアライトっぽい結晶のが~。(^_^;)
これは長波では蛍光はしませんでしたけど。
蛍光するのは、何か混じっているんじゃないか?(単純に元の方解石とかね。
実は、ベッコウキララの瑪瑙化した部分の「一部」も黄色く蛍光する。)
ってのもあるけど。
ハイアライトオパール自体の定義と言うか 見分けがイマイチなのですが、
その結晶は、非結晶質にも見えますよね。瑪瑙に比べて。

言ってる事わかりますでしょうか?説明が下手ですいません~。
つまり、普通の瑪瑙は、瑪瑙に晶質して終わり。(山瑪瑙)
化石の瑪瑙は、貝の殻が方解石化した。(コレ化石アルアル話ですよね。)
が、海底地層に埋まってる時に 豊富な海中の珪素又は堆積中の珪素が浸み込んで、方解石が瑪瑙に換置された。
更に その内側にまだジワジワと珪素が押し入り、残ってる空間が無いか狭いおかげで
ジワジワゆっくりと押し入ったので 珪素の粒も小さく、並びも整った。
これは、水晶が早く冷えると小さな物しか育たず、ゆっくり冷えると大きな結晶に育つ。と言うのと同じで
温度は山瑪瑙と違って常温での堆積と思われるので そこを「質」に置き換えて考えると
なんとなく 言ってる事がわかって頂けるでしょうか?


うーん。難しいですね。
やはり構造の分析をしてみないとわかりませんね。
瑪瑙かオパールか。
でも面白くないですか???

瑪瑙 時々、オパールが出る・・・となれば面白いですね。


by jurijuri555 | 2019-02-26 06:00 | 鉱物 | Comments(13)

瑪瑙とオパール その② 「瑪瑙かオパールか」

やっと少し寒さの緩んでいる札幌です。
夕べの帰宅時も1℃とプラスの気温でした。
今日も青空にトンビが飛んでいて爽やかな日中です。

いつもなら年末に作る「今年の巡検記」を 面倒で放置していて、
先日やっとまとめました。
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ら、突貫で作ったので ついつい鉱物の方を「2018年」とするのを「2019年」と間違ってしまい
黒ペンと白ペンで手修正しました。(爆)
キチンと落ち着いて作らないとダメですね。
思い出の品が又増えました。

さて、今日はシリーズの続きのオパールの話を混ぜた回です。

まずは、オパールとは。

化学組成 SiO2・nH2O
成分中に3~10%ぐらいまでの水分を含む
非結晶(←コレ大事)
モース硬度 5 - 6

主に火成岩または堆積岩のすき間にケイ酸分を含んだ熱水が充填することで含水ケイ酸鉱物としてできる。
そのほかにも、埋没した貝の貝殻や樹木などがケイ酸分と交代することで生成されたり、温泉の沈殿物として生成されるなど 各種の産状がある。
特に樹木の化石を交代したものは珪化木と呼ばれる。
オーストラリアでは、貝や恐竜の歯などの化石がアパタイトからケイ酸分に入れ替わり、オパール化して発掘される物もある。

遊色効果をもつオパールをプレシャスオパールと言い、
遊色効果が無いか、あっても不十分なオパールをコモンオパール(蛋白石)と言う。
両者の違いは内部構造。
二酸化ケイ素の凝集した球の積み重なりの間に水が充満したもので、二酸化ケイ素の球の大きさによって
「プレシャスオパール」と「コモンオパール」に分けられる。
プレシャスオパールは遊色があり、宝石としての価値が高い。
プレシャスオパールは、地色によって ブラックオパール、ファイアーオパールに区別され
ファイアーオパールのファイアーとは斑を意味し、
play of color または playing fire ともいい、遊色効果を意味する。
プレシャスオパールは、直径150nmから300nmくらいの二酸化ケイ素の分子が六方最密充填構造または立方最密充填構造を形成しており、
分子の大きさがどれだけ揃っているかと分子の充填度が宝石としてのオパールの品質を決定する。
分子の大きさがバラバラで、あまり充填されていないものは遊色を見せず コモンオパールに分類される。

コモンオパールは遊色がなく、石の地色しか見えない。そのため、宝石としては価値が低い。
しかし、ミルキーオパールは乳白色から緑がかった青色で、色がきれいなものは宝石として扱われる。
(販売名としては、「ピンクオパール」や「ブルーオパール」など)。
他に珍重されるコモンオパールは、玉滴石(hyalite)、乳珪石(Menilite)、木蛋白石(wood opal)などがある。

玉滴石とは、 岩石の表面に球状に付着して産出するものを、玉滴石(ぎょくてきせき、hyalite)という。
正式にはオパール(蛋白石)の変種。
地下水に溶けている二酸化珪素が常温で水滴の様にかたまってできたもの。
紫外線を照射すると蛍光を発するものがある。

オパールと言えば有名なのは、オーストラリア産。
ライトニングリッジのブラックオパールだ。
一般に宝石質のプレシャスオパールは、電子顕微鏡で観察すると、径200nm程度の珪酸の球が相接し、
整然と並んだ微細な構造組織を持っていることが分かるが、
オーストラリア産の堆積性オパールでは、その球はさらに微小な珪酸球が同心状に積層して形成されている。
一方やはりオパールで有名なメキシコ産の火山性オパールは そうした累帯構造を持たない。

オーストラリアのオパール産地はいずれも盆地の周辺に存在する。
そこは7000万年~2億年昔のジュラ紀から白亜紀の時代には内陸に深く入り込む浅い海であった地帯です。
3700~7000万年昔の古第三紀の時代に地球の気候が変わって海が後退し、海だった盆地は砂漠に変わりました。
表面の30mほどは堆積した灰色の頁岩、泥岩、石灰岩と砂岩とで覆われています。この層の中にオパールが発見される。 
オーストラリアのオパールの成因については様々な説があるが、研究者の多くは、
白亜紀の時代の主に長石類の岩石からなる堆積物が風化して分離されたシリカに由来すると考えているそうです。
雨水に溶け込んだシリカが岩の空隙や、埋もれている木や貝、動物の骨等に侵入し組織を置換したと思われます。
非常に長い時間をかけてゆっくりと蒸発して固化したために、シリカ球が整然と並ぶ宝石質のオパールが出来たのだと考えられています。

オーストラリア産ブラックオパール(安物なので地色が薄く、良く見えないけど。)
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又最近では、エチオピアのオパールも人気ですよね。
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透明度があり、キレイです。
その透明度から、クリスタルオパールなどと呼ばれています。
(ウォーターオパールと同じ???ウォーターオパールと言うとメキシコ産が有名ですが。地色が透明。)
エチオピアでもブラックオパールも出ています。又、ファイヤーオパールも出ています。
メキシコのファイヤーオパールは、カンテラオパールなどとも言われていますね。(母岩付の)
(ん?あれ、エッグオパールだっけな・・・。あまり詳しくなくてスイマセン。(^_^;))

その他、オパールのアレコレはこちら参照。
https://www.gsj.jp/data/gcn/gsj_cn_vol1.no10_291-292.pdf

さて、その様な遊色があるのはそうそう出るものではないので、
悩ましい(?)コモンオパールの事を。

これは、日本でもアチコチで出ています。
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愛知県新城市棚山産

大体、こんな感じの やや乳白色です。

こちらは遊色も出る事で有名な、福島県宝坂産
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残念ながら、私のは遊色の無い蛋白石です。
随分前に3個入手していたのですが、オパールは水分が抜けるとヒビが入る。と言う物もあるので
実際コレも放置していたら真っ白に乾いたので水を入れたタッパに保管していました。
この度、まだ割っていない1個を割ると残念ながらスカ玉でした。
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母岩のアチコチに珪素の塊が付いているのは確認出来るけど 透明な部分は上部、
母岩との間の1-2mmほどです。
しかし・・・
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右側。チラッとな・・・???(爆)
ま、クラックがあったりすると(そもそも割り面だしね) 光の加減でなんとなく「ぽく」見える事があるので。(^_^;)

で、悩むのがコモンオパールと 混ざりの無いキレイな瑪瑙、
同じ珪素として、どう見ただけで見分ければ良いのか。って事。
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まず、当然 縞があったら瑪瑙。(笑)
あと ツルツルキレイに見えても 必ず最後に愛・・・じゃなくて水晶(石英)が勝つので(笑)
芯空部の玉髄のザリザリとした小粒結晶が見られる。
(オレンジの透明感のある所)

わかりやすいのはこちらかな。(いや逆にわかりづらいか。(爆))
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コレ、例の道産の蛍光オパールね。(笑)
上、縞だから瑪瑙・・・と言いたくなるね。(^_^;)
もう1つ 割り口がテラつきがちなのもオパールの特徴なのかな~?とか。(上の棚山のもそんな感じですよね。)
下の方は、ここのは色んな混物があるので晶質のザリザリになってるよね。(ここの部分はもはやオパールとは言えない)
もうこれは急激に変ったのか 石英質
上半分層がオパールで下は別物混入。って感じかな。
(※訂正 「生成初期には温度が高く重合が進んでシリカが緻密に沈殿したが
次第に温泉水の流れの勢いが減じて湧出が間欠的になり、休止期間に地表面の珪華が脱水し乾裂が生じたものと推定される。」
と言う事で、一応「オパール」だそうです。(^_^;)
難しいね~・・・。やはり見ただけでは判別出来ないって事?)

ちなみこんな風に蛍光します。
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ピンク・オレンジ・黄色・無蛍光。
まぁ不思議な鉱物塊で、産地転石類に金・銀・水銀・ヒ素・アンチモン・テルルなどが高濃度に含まれるそうで、
火山性の熱水活動のあったのは間違いなく、それ由来の堆積物なのでしょうが、
オレンジの部分は含水酸化鉄のコロイド粒子などを含むのではないか。と考えられているそうですが、
バクテリアコロニーの痕跡も考えられる部分もあるそうで、色んな成分を含む珪素が堆積した面白いオパールですね。


さて、まとめ。
鉱物的に説明すると、(※かなり適当にわかりやすく崩しています)
二酸化珪素には、石英・瑪瑙・オパールをはじめ 鱗珪石・クリストバライト・コーサイト・スティショバイトなどの色んな珪化物があるが
非晶質である「opal-A」と、潜晶質(隠微晶質)(肉眼では非晶質のようにみえる)「opal-CT」がある。
opal-Aは二酸化ケイ素の凝集した球の積み重なりの間に水が充満したもので、
二酸化ケイ素の球の大きさによって「プレシャス・オパール」と「コモン・オパール」に分けられる。
高圧下で水分が蒸発し結晶構造を持つクリストバライトや鱗珪石「opal-CT」となり、最終的に水晶や玉髄に変化する。
そもそも石英は、573℃で三方晶系の低温型石英から六方晶系の高温型石英に転移する。
さらに高温では、鱗珪石やクリストバライトに、また超高圧下でコーサイトやスティショバイトに相転移する。
オーストラリアの産地では、その層は地下30mほどまでの間、100℃以下の温度で堆積岩中にゆっくりと沈殿して出来た堆積性のもの。
と考えられているそうですが、他の実験では、より高温・高圧(つまり地圧。深度が深い)になるとオパールは他珪化物に変化してしまう。
しかし別の実験では、粘土鉱物が多いとその転移がゆるやかになると言う結果が出ているそうだ。
つまり、内陸側の盆地では転移がゆるやかになり、粘土鉱物の少ない海岸側では転移スピードが高い。(オパールの産出が少ない)
オーストラリアの産地に置いては、内陸側の盆地で三紀から珪素の沈殿が始まり 浅い地層でオパールが産出している。
古い時代の層、深い層、粘土鉱物の少ない場所ではオパールは産出しない。と言う話になる。
より浅く、若い層にしか存在しない。
とするとU地区(古い)もモーライ(半深海)もオパールの存在の可能性は低いので瑪瑙と判断される。

しかし、現在の隆起した深度においての最近による珪素の沈殿は、
「二酸化珪素が常温で水滴の様にかたまってできたもの」としてハイアライトオパールの生成は否めないとも言える。
もとより、U地区やモーライの瑪瑙がオパールだとは思っていないが、
コレはどうなんだろう。と言うのが私の期待。
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沸騰温度にある熱水はシリカに過飽和状態で湧き出すため 湧出孔面に対して縞状に成長する。
その時に仏頭状になる事がある。らしいので、ポコポコ瑪瑙も熱水による生成だろうが、
これは海底の層から出たもの。
瑪瑙汁の最初の1滴とも言えるが、ポタリと落ちた(もしくは滲み出た?)まま結晶したのは やはりハイアライトと言えないだろうか?
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混ざり気の無い透明なシリカには虹色の見える物もある。

肌水分の計測器では水分量は測れないのかね。(爆)

(ちなみに 瑪瑙にもイリスアゲートと言う透過光で虹が出る物もあるので、別に瑪瑙でも良いけど。
それはそれでレアだそうです。)


by jurijuri555 | 2019-02-18 17:58 | 鉱物 | Comments(10)

瑪瑙とオパール その①「瑪瑙はどこから来たのか」

ずっと気になっている事が(沢山)ある。
しかし、ボケッとしているので、聞いても フーン。
調べても なるほどー・・・。と言うだけ思うだけで放置。
しばらくたって、ん?と繋がり、へー、そうか!!とピンとくる
かなりの時差っぷりのワタクシ。(^_^;)

今日はそのうちの メノウとオパールの事のお話から
長くなるので 第一弾として、瑪瑙について。


瑪瑙(Agate)とは、縞状の玉髄の一種で、
オパール(蛋白石)、石英、玉髄が、
火成岩あるいは堆積岩の空洞中に層状に沈殿してできた、鉱物の変種である。
形状としては、溶岩が冷えて出来た小さな空洞の中に生成するタイプ(丸い団塊状(ノジュール)のもの)と
堆積岩中に出来るタイプ(岩石の中に脈状にできたもの)である。
碧玉や玉髄などが層状になっているものがメノウであり、
層状になっていない場合はメノウではない。
例えばメノウの縞模様が見えない場合、メノウの一層だけを切り出した場合はすでにメノウではない。
しかし宝飾業界ではあまり区別されず、碧玉や玉髄のことを「メノウ」と呼んだり、
逆に例えば赤メノウを「カーネリアン」(紅玉髄)と呼んだりすることが多い。
(縞模様が見えないものがカーネリアンで、縞模様が見えるものは赤メノウである)

化学式 SiO2
モース硬度 6.5–7

縞瑪瑙の出来方は、こちらを参照
https://stonebuyer.exblog.jp/24046925/
勝手にご紹介してスイマセン。(^_^;)
一応、客なので(カードも持ってるよ~(笑))ご勘弁下さい。

で、何度も言うように 瑪瑙と 水晶・オパールも同じ二酸化珪素。
簡単に言うと 瑪瑙は、水晶がギュッと詰まって出来た物。(玉髄)
上にも書いた様に 縞模様のある物が瑪瑙と呼ばれ、ないものは玉髄なんだけど
世界中どこにでもある鉱物で、日本でも 海岸でも山の川原でも落ちている所は沢山あり、
同じ産地でも両方が見られる。
色についても 染色して売られている瑪瑙の加工品があるように
元は水晶なんだから無色透明だが、石英の粒がギュッと固まった(集まった)だけなので
実際には浸み込む隙間があり、周りの成分で色が付いたりもする。
(もちろん元々の瑪瑙汁(珪素汁)が色付き(他成分混じり)でそのまま固まったのもある。
色がついたのは前か後かはわからない。
透明の瑪瑙なんかないじゃん。と言うのは、温度などの関係。
そりゃ透明だったら瑪瑙じゃなくて水晶と呼ばれる。)
なんだかゴチャゴチャして来たが、正確には分けて名前をつけられるが
部分的な物に対してアレコレ分けるより地の話をするのには単純に
「瑪瑙」でイイじゃん。と言うひっくるめて話をしないと先に進まないので。(汗)
 
 
石狩方面の西海岸を歩いていると 瑪瑙が流れ着いている。
この瑪瑙はどこから来たのだろう。と言うと
「海から来たのですよ。」と言われる。(爆)
そりゃそうだろう。
どこかの産地から流れ出て 打ち上げられたのだろうから。
じゃなくて、モーライ瑪瑙と呼ばれる瑪瑙の産地はどこなのでしょうね。と聞いた時に
海からとも山からとも言われています。と教えてもらっても
いつもの様にフーン。と聞いていました。
しかし、貝化石も拾っていると
珪化している物もあり、していない物としている物
その珪素の出所(?)と原因(?)は?と思った時に ようやくアレコレと繋がって来た気がします。

以前のメノウ記事。

 (※検索回避に仮名呼びで書きます。あくまで私個人の妄想の話なので
  安易に検索されて信じられて拡散されても困るからです。
  産地保全もかねています。読みづらいでしょうが ご勘弁下さい。)

鉱物と化石、分けて考えるとなかなかつながりません。
化石を見ると 主にモーライ層から出ます。(これも絶対な話ではなく他の層からも出ます)
単純に下から(古い層から) H層・アッツ層・Ba層・モーライ層・T層だ。
これだけみていると瑪瑙とはつながらない。
(堆積中からも出るからね。珪素なんてどこでもあるしね。と思ってると進まない。)
先に鉱物(瑪瑙)の事を考えてみます。
単純に 火山性を考えた時 どこから珪素が出るのだろう。と見ると
アッツーより北が火山帯になります。
しかし層が変って、ヤッソーの辺から モーライ側の層と並んで、下から
S層・ヤッソー層・Bi層と言う溶岩混じりの層が狭い範囲で存在します。
ここでは、金・銀・銅・鉛・亜鉛を狙っての試坑が行われるほどの鉱化作用もあった様で(層で言うと特にS層?)
高濃度の珪化作用が所によってはあったそうです。
とは言え、真っ直ぐ平行に層が堆積して現代にも並んでいる訳ではないので
場所的には ヤッソから北の山側から沢や川伝いに瑪瑙が落ちて来ている様です。(超ザックリ)
それが波に運ばれ、研磨されながら近隣の海岸に打ち上がるのでしょう。
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これらは海岸で普通にみられる瑪瑙の状態。
一見すると縞模様が見えない物が多いが、モノによっては良く観ると縞模様の見える物もある。
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ほとんど成分や温度の変化がなく堆積(?)したのでしょう。

この様に石ころとして研磨された瑪瑙もあれば、晶洞から外れた風貌のままのも見つかります。
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左のオレンジのは鍾乳的なツララ型。
母岩の着いたままのもありますね。
右のは母岩側の面。母岩が脆い安山岩なので硬い瑪瑙の方が残りやすい。

しかし時代的にスライドすると アッツ層に対比になります。
石狩湾の向こう小樽側には海底火山の爆発と隆起が同じ三紀の時代に起こっています。
この辺にも海底火山があった訳ではないでしょうがマグマの影響で海底に瑪瑙の鉱脈がないとも言えないので
文字通り「海から来た」可能性も0(ゼロ)ではないかも。
モーライで化石を拾っている時に 打ち上がったノジュールは崖の物とは少し違います。
それは、もとより海中の層から剥がれて来た物では。と思っていましたが
その中で珪化している物は たぶんそう言う より少し古い下の層(アッツ層とは言っていない)から来た物なのでは。

又、化石を考えてもヤッソーのスナモグリで 白爪が先か黒爪が先か・・・みたいな事を言っていた事もありましたが(笑)
堆積順にすると 黒爪が古く白爪が新しくなりますが、ノジュールの種を見ると
これも鉱物的にも考えると 単純に海水中にある方が酸化も風化も遅れる事でより凝固なタイムカプセルが作られ
その中の状態がより珪化に向うのだと思われます。(方解石化→瑪瑙化)
黒爪がノッペリするのは珪化の作用ではと。
多くの白爪は陸上および波打ち際にあり、つねに陸上又は波の被る時間が少ない所にある物と思われ
(前にも書いたがノジュールの凝固とその地質の成分にもよるかも。つまりノジュールの状態)
特に常に陸上にある物は風化による劣化も受けている。
(露頭の白爪ノジュールの土質が火山灰質な印象を受ける。噴火当時の上部地層にあたる海底部の
当時のスナモグリの生息地に降り積もり沈殿したのであろう。)
この事は又後日。

とりあえずモーライ瑪瑙の話なのでモーライの化石。
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海から打ち上がったモーライ層の物と思われるワタゾコウリガイの団塊。
d0318386_19194113.jpg
こちらには貝殻の珪化(瑪瑙化)が見られる。(貝殻の内側?正確には貝殻の層の間(隙間)なのかもしれない。)
陸上の露頭の化石には、珪化は見られない。
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下地は貝の中身に詰まった泥岩。珪化(方解石)の作用は受けているとみられ(ノジュール化)カチカチだが、
泥なのでカッターで削れる。(傷は付く)
母岩との境目が殻が一旦方解石化したものと思われ、その上部は瑪瑙化(化晶)しているのがみられる。
カッターで傷も付かない。(つまり、硬度があり方解石ではない。)

同じ事が U地区の瑪瑙化アンモナイトにもおきているのでは。
より長く海底地層にあったアンモは珪化しやすい?
(ただしこの時代のこの地区は火山性と言うより造山性作用なので 同じとは言い切れないかも)

しかし これが解明の全てではないかもしれないけどね。(^_^;)
 
 
おまけに 鉱物的話で
海岸の砂浜中、所々に砂鉄が濃集している所があるらしい。
実は、知らないで歩いている時に おっ!?と思い採集していたのだが、
含チタン砂鉄だそうで、分析結果は
原鉱品位は Fe 12.26 %、TiO2 6.90 %
選鉱すれば Fe 58 %、TiO2 19.30 % になるそうだ。
d0318386_18215233.jpg
上がその含チタン砂鉄と思われる物。
下は、石狩川河口で採集した磁鉄鉱多目の砂。(これでも見た時はおおっ!と思ったのに)
それより磁鉄鉱が更に多く真っ黒なのがわかるだろう。
d0318386_18294562.jpg
とても細かい砂で、
よく見ると石狩の砂には見えない 緑の粒がボツボツと混じってるのがわかる。
火山性の輝石安山岩の普通輝石であろう。(参照 http://sand.world.coocan.jp/index.htm)
 輝石とは、ケイ酸塩鉱物の一種。
 多くの火成岩や変成岩に含まれる代表的な造岩鉱物。
 色は無色・緑色・褐色・黒色などで、ガラス光沢を持つ。自形結晶は短柱状。
場所によっては紫蘇輝石(https://www.weblio.jp/content/%E7%B4%AB%E8%98%87%E8%BC%9D%E7%9F%B3)も入ってくるらしいので
今度検証したい。



by jurijuri555 | 2019-02-15 19:02 | 鉱物 | Comments(12)

水晶 ②

昨日で雪まつりも終わりました。
後半は寒波が入り、会場も寒かったでしょうね~。

もちろん私も行っていないので、家でもきゅもきゅミクちゃんドーナツを食べていました。(笑)
d0318386_15223286.jpg
 
で、大体ルーチンで同じ特集ばかりやっているのですが、
今月号の「ミネラ」でも又水晶の特集をしていたのでワタクシも。
とは言っても、ただ手持ち標本を載せるだけ。ですが。

前回も水晶は出しているのですが

今回は前回載せていない物で国産中心で。

水晶 (Quartz)
 化学式 SiO₂
 硬度 7

まずは、「高温石英」。
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愛媛県久万町千本峠

「水晶クラスター」
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奈良県吉野郡天川村
ここではレモン(色した)水晶も出ている。

「紫水晶」(ガマ産と思われる)
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兵庫県朝来市朝来町

「晶洞中の水晶(カクタス?)」
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手稲鉱山

「単離水晶結晶」
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岐阜県吉城郡 神岡鉱山

「珊瑠水晶」
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珊瑠鉱山

「瑪瑙晶洞中の水晶」
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ヤッソ海岸

「紫水晶単離」
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栃木県足尾鉱山鉛沢

「松茸水晶」
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産地ラベルが無くなっていたが 同じ場所から同じようなのが何個も出る。と言うので
これも長野県産だと。

「日本式双晶」
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長崎県五島市奈留島
エッジの効いたキレイなハート型。

日本式双晶とは、
2つの水晶の結晶がひとつの結晶面を共有し、84°33’の角度で接合している水晶の双晶の1つのタイプ。
接合部には細かなヒビや液体包有物が存在している。
日本式双晶はV字型とハート型と軍配型の3つのパターンに分類される。

水晶の双晶には〇〇式と呼ぶ10種以上の種類(パターン)があるらしいが、素人目にはパッと見てわかりませんね。(^_^;)
ただ、どうしてこうなったんだろう。と考えると 色んな想像が出来て楽しいです。
ここで温度が下がって・・・とか。
この双晶の現象は、水晶に限ってではなくて、石膏や長石やフッ石などでもおこるそうですよ。
灰十字沸石も十字型になった双晶です。(^_^;)

とりあえず、ハートが出た所で 水晶ではありませんが、もう1つ。
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ちと欠けた風に見えるが ハート型(キビシイ)アズライト(藍銅鉱)の結晶のかたまり。(^_^;)

てなトコで、ハッピーバレンタイン♡
(をお迎えください。≫14日)


by jurijuri555 | 2019-02-12 17:05 | 鉱物 | Comments(6)

キラキラ光る・・・?

鉱物における燐光とは 発光輝度も弱く残光性も短いもので残光時間が1 秒に満たないものでも残光が見られれば
燐光現象と判断される。
物理定義としては10ns(ナノセカンド)を超える残光があれば燐光で
10ns未満であれば蛍光と扱われる。
ns(ナノセカンド)は 10 億分の1 秒ですので1億分の1 秒を超えれば燐光現象となる。
実際には人間の目では判断出来ない。そうな。

リ・ン・コ・ウ ・・・なんじゃそりゃ。
気にするとますます訳がわからなくなった。
(聞き流していればなんとなくそこそこに フーン。とわかってる気もするが。)
一言でいえば、蓄光のその光の事を燐光と言うそうな。

そう言えば、前に「ミネラ」のフローライト特集の時にも書かれていた様な???とめくると
『フローライトの蛍光では、どのフローライトも蛍光する訳では無く
アクチベーターと呼ばれる微量の不純物や結晶中の欠陥によるものがあるらしく、
アクチベーターとなるイオンには、マンガンや希土類元素(サマリウム・ユーロビウム・テルビウム・・・など)
があげられ
このアクチベーターを含むフローライトに紫外線が入射した際に振動した
励起状態が落ちた後の電子エネルギーの一部が
失われ残った光線となって放射されるのが蛍光で、
この放射の途中に励起三重項と言う状態を得た放射を燐光と呼ばれる。』(私的要約)
と書かれていた。(No.48より)
・・・要約してみてもわからん・・・。

この電子励起三重項とは、調べると 三重項状態と言い、
量子力学において スピン1の系の量子状態を言い
スピンの特定方向成分の値は −1, 0 及び +1 のいずれかとなる。
物理学において、スピンとは物体に内在する角運動量 を言い
ある点の回りを回る重心運動に起因する軌道角運動量とは区別される。
量子力学において、スピンは原子、陽子、電子などの原子スケールの系において特に重要である。
日常で触れるほとんど全ての分子は一重項状態にある。

とますます訳のわからない世界に入った。(滝汗)

ウィキでは少しわかりやすく
蛍光は励起一重項状態から基底一重項状態への許容遷移の際に起こるのに対し、
燐光は励起三重項状態から基底一重項状態への禁制遷移の際に起こる。
そのため、蛍光に比べると燐光は一般的に寿命が長くなる。
ルミネセンスにおいて、励起光が消失したあとも長く発光することから蓄光性とも呼ばれる。
ちなみにルミネセンスとは、
物質が電磁波の照射や電場の印加、電子の衝突などによってエネルギーを受け取って励起し、
低いエネルギー状態の分布数に対する高いエネルギー状態の分布数の比が熱平衡状態のときと比較して大きい状態にされたときに起きる自然放出による発光現象およびその光を指す。と書かれていた。

励起源からのエネルギーの供給を絶つとすぐに発光も止まる物を蛍光、
残光を持つ物を燐光と呼ぶが、両者の区別はあまりはっきりしていない。両者をまとめて蛍光と呼ぶこともある。
化学的には励起一重項からの失活に伴う発光を蛍光と呼び、三重項からの失活に伴う発光を燐光と呼び区別している。
一般的に三重項は寿命が長く、励起一重項よりもエネルギー準位が低いため、燐光の波長は長くなる。
そうです。
 
 
さて、「ミネラ」の記事に戻って、まとめ。
可視光線は電子波の1つであり、短いほどエネルギーが高いそうだ。
よって紫外線のエネルギーは可視光線より高い。
この様なエネルギーの高い光線がフローライトの様な蛍光物質に当たると そのエネルギーが吸収され
可視光線(エネルギーの低い光線)や熱となって放射されるのが「蛍光」現象の仕組みらしい。

で、その蛍光の過程でよりハッチャケた(励起三重項)残(?)エネルギーが、残像の様に残光として余韻を引くのが
「燐光」(蓄光)なのかな。(^_^;)

その光は、お空の星の様にキラキラしたものではなく
ボウッとした 人魂の様なものなのかなぁ?(見た事無いけど)
(蓄光と言うと 蛍光緑の物を思い浮かベる。)
 
 
更に加えて、先に書いたように 蛍光の原因はマンガンや希土類元素と言われている
とすれば、
単純に言えばレアアースの粉が紛れている為に蛍光する。と言う様なものだ。
とすると 隕石の衝突とか 火山活動による地殻内物質が混ざったためと言う
琥珀の蛍光の話も眉唾ではなくなる。(笑)
鉱物についても熱水鉱床内のマンガンやレアアースはデフォなので疑いはもたないが
そうすると何でもかんでも蛍光してもおかしくない。
そうではないのは、やはり そんな簡単で単純なものではないのだろう。

ちなみに 燐光する鉱物を調べると
アラゴナイト・石膏・方解石・重晶石 (の一部)なども入っており、
アパタイトもフッ素燐灰石となると燐光するものがある様だ。

手持ちの中に 燐光する鉱物がないか調べてみようかな~。
1秒以上 燐光してくれれば良いけど・・・。(爆)


by jurijuri555 | 2019-02-06 12:00 | 鉱物 | Comments(8)