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カテゴリ:化石( 306 )


続・NTBウニ (完結編?)

前回、NTBのウニはAstrodapsis属だ。と言う結論(?)に行きつきました。
しかし、納得しながらも 微妙にカルフォルニアのAstrodapsis antiselliとは違う部分もあって、
本当に日本では記載がないのか。と調べると ちゃんとありましたー。(^_^;)
岩手県となんと沼田町からも産出の記載があり、Astrodapsis nipponicus と記されていました。
うん、やはり別種として日本固有の種とみなされていたんだな。

しかし、追って行くと 日本のは、Astrodapsisではない。その頃新属として発表されていたNipponaster属の一種じゃないか?(1952年)
とかも言われたそうだが、ご存知のようにNipponasterは白亜紀のブンブクなので、
その後、1953年にPseudoastrodapsis属が出され Nipponasterだとされたカシパン属はこちらに移された様だ。

と言う事で、Astrodapsis nipponicusは、Pseudoastrodaspis nipponicusとなった。

Pseudoastrodaspis nipponicus(シュードアストロダプシス)
d0318386_15303803.jpg
d0318386_15310999.jpg
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d0318386_15314968.jpg
ほぼほぼ、私も納得。
細かい特徴もかなりピッタリ来ました。

しかし、このPseudoastrodapsisの種として、詳細(それぞれの画像など)は出されてはいないのですが(私は見つけられていない)
 P.cf.fernandoensis Peck of Khomenko、1931年、鮮新世、カムチャッカ
 P. intermedius Nisiyama、1968; 中新世、日本
 P. nitidiusculus Nisiyama、1968; 上層の中新世または下層の鮮新統、日本
があげられていて、細かく迫ると この P. nitidiusculus がより当てはまるのではないかと思いました。

よって、とりあえずは、NTBウニは、
Pseudoastrodapsis nitidiusculus(シュードアストロダプシス ニテディスクルス) である。
と落ちつけたいが、もしかしたら P.nakatonbetsuensisとか新種になるかもしれませんよ。(笑)

まずは西山さんのP.nitidiusculusの論文を見てみたいものですね。
(Syozo Nisiyama での検索でもほとんど出てこない。日本のウニ化石の権威の様ですが。東北大学の教授とかだったのでしょうかね?)
※The Echinoid Fauna from Japan and Adjacent Region
 http://www.palaeo-soc-japan.jp/download/SP/SP13.pdf
 p86よりPseudoastrodapsisの記載有り


by jurijuri555 | 2018-02-09 16:56 | 化石 | Comments(10)

キタ---!!!!よN-Echinoidra

毎日毎日世界中のウニを沢山見て調べて歩いて脳がウニになりそうでしたが、
やっとたぶんそうだと言うのが見られてスッキリ。(笑)

の前に。

実は毎回、本題の他に 調べていると面白い事とか沢山出て来て
書ききれなくて次回に続きを書こうと省いてしまう事も沢山ある。
前回も 前々回の本題にあぶれた分の話だが さらにそれにもあぶれていた話。から。(^_^;)

マンジュウウニの回から出て来て、後で余談もしくは補足で書こうと思っていて伸ばし伸ばしになってしまった種。
マンジュウウニやタコノマクラを検索していると
Holectypus (ホレクティパス) というのが引っかかる。
d0318386_16514697.jpg
ジュラ紀~白亜紀前期
世界中から産出
よく見るマダガスカルのカシパンみたいなのもこれに当たるとされているらしい。
ほとんどがジュラ紀からの発生だそうだ。
コレってよくある私も持ってるけどコレっぽいよね?
d0318386_16535461.jpg
あ、右下のは別ネタのウニですが。(^_^;)
まぁでも細かいクビレやら肛門の位置やら違ったりするので こんなの(とか失礼だけど)でも色々あるんだな。と。
カシパンみたくも見えるが、タコノマクラ目? と並ぶ
Holectypoida(ホレクトポイダ)目? 科? だったのかも。とか又新たなの出てきたけど。(爆)
いつもの「にごし」だけど タコノマクラ「モドキ」とか「ニセ」タコノマクラとか。(苦笑)
似た物に
Philolectypus(フィロレクティプス)
ジュラ紀
フランス
とか
Coenholectypus(コエンホレクティパス)
白亜紀バランギニアン〜マーストリヒチアン
北アメリカと南米、ヨーロッパ、北アフリカ、中東、インド
とかもあって、タコマク系なのかマンジュウ系なのか はたまたカシパンになるのか謎だ。
Holectypoida科なんだろう。(爆)(爆)

で、謎のNTBのウニの話の続き。
の前に、(笑)

北海道の中新世のカシパンの事を調べていると 中新世だと言うのになぜかアイヌのページが出てきた。
まぁ、縄文時代の化石(?)の話として ぐらいで見ていたら
アイヌの集落の貝塚?だったか暮らしに関係のあるカシパンの話だったかで
(時代も違うのであまり真剣に読んでいなかった)
良く出るのはこの時代に北海道に多かった・・・ と言う所まで見て
あぁ、ハスノハカシパンね。と思っていたら
ホクヨウハスノハカシパン と書かれていて えっ!!??とソコだけビックリして見てしまった。
そもそもNTBウニの事を調べていたので 後は良く見なかったが、
mirabilisの文字は見当たらなかったので 残りのカシパンもハイイロ・・・とかだったのだろう。
なんでも他にもハスノハカシパンの類が存在したらしいが、のちにシノニムになったりして消えた様だ。
それにしても本当なら、少し前まではハスノハは存在していなかったかレア種だったことになる。
しかしその時に思い浮かんだのは、ホクヨウってなんじゃ?って事より
既出の肛門の位置の移動の話を思い浮かべると ハスノハとハイイロは、同じ所に暮らしていて交配しないのだろうか。
ちゃんと同じ種で血統をまもっているのか。
それとも本当はシノニムでたまに原始的血の濃く出る固体が 肛門が上の方に出てしまっているだけなのか。
とか考えてしまった。

と伸ばした所で、おまたせ!!

やっとそうじゃないかと思える種を見つけたよ~。長かった。疲れた。(笑)
ズバリ!!これじゃね!!??と言うのにやっと見当たりました。

まずは、Vaquerosella andersoni(バキュロゼラ アンダルソニ)
d0318386_17122928.jpg
中新世~鮮新世
アメリカ カリフォルニア州
長さ24 mm
1915年の米国地質調査所よりカルフォルニア沿岸地での新生代の小さなエキノイドと紹介され
1955年にカシパン下目Vaquerosella科としてカルフォルニア大学より発表、認識された???みたいな訳ととれたんだけど・・・(爆)
これ、かなりビンゴビンゴで近い!!
ただ、肛門の位置が真横で、おしいっ。
これは近い種にあるなとたどると ありましたー。
 
 
Astrodapsis (アストロダプシス)
d0318386_17184726.jpg
d0318386_17185851.jpg
d0318386_17190888.jpg
中新世~鮮新世 
カルフォルニア
「花紋部は通常幾分持ち上げられ・・・」と言う特徴も一致する。もちろん肛門の位置も
花弁部が全て管足孔なのも。
最大径が3.5-4cmと言うのも。
このAstrodapsis族の中には、十数種のAstrodapsisがある様だが、その中でこの
Astrodapsis antiselli(アンティセリ)が似ているが、

A. brewerianus(ブルエリアヌス)
d0318386_18162789.jpg

A. cierboensis(チェルボエンシス)
d0318386_17401516.jpg
も良く似ている。

そう言う事で、NTBのウニは、
Astrodapsis antiselli Conrad, 1856 (もしくは、その一種)と落ち着きそうです。
https://research.nhm.org/ip/astrodapsis-antiselli/

それでも太平洋を数千キロも挟み対面した日本でも出たと言う事は、記事にもならないのでしょうかね?(笑)
 
 
もう1つ おまけ話を追記。
前回ウルトラブンブクの一種を紹介したが(自分が持ってるのはソレしかなかったので)
なんでウルトラブンブク属と学名が違うのか。と思った方に。
Palaeopneustidae(又はLinopneustes)とHeterobrissus(ヘテロブリッスス)は
同義語だがシノニムとは証明されていない。ってとこでしょうか。
まったく違うとも言えないので 外されてもいない。
深海生物なので、何体も献体を揚げて研究しないとわからないのだが 難しい。
実は、2006年だったかの日本の海洋データの分類ツリーにもこの名は載っていません。
Palaeopneustesの名は記されているがシノニムや化石種としての様で
ウルトラブンブクはLinopneustesです。
海外でもHeterobrissusの学名は主に化石種に宛てられている様です。
Heterobrissus niasicusは日本に居ないとされていたか知られていなかったか。
鳥羽水族館の日記にも 見たのは何体目か。と書かれていたと思います。
なのでやはりコレは漁師さんしかしらない事実。
そして漁師さんは仕事にならない食べられない種なんて気にしなーい。たぶん。(笑)
ウニ1つにしても まだまだ沢山の謎が隠されていますね。
楽しみですね。


by jurijuri555 | 2018-02-07 05:00 | 化石 | Comments(6)

ウニ化石 補足と一人談義

ようやく少しだけ気温も緩んで 0℃あたりに・・・。
って。+にならないのかーーーーい!!(^_^;)

と思ったら 雪降ったり。
少し暖かいから湿って重い雪です。
 
 
さてさて、先日の補足と謎化石話を少し。

前回、
①Clypeasteridae(タコノマクラ科) があり、そこには
  Arachnoides 属と
 ☆Clypeaster (タコノマクラ)属があり
  Arachnoides 属には
    Echinarachnius
    Echinus
    Scutellaの3種
 ☆Clypeaster (タコノマクラ)属に
    Clypeaster japonicus(タコノマクラ) が居る ※
って書いたけど、Arachnoides 属には触れなかった。

では、Arachnoides 属ってなんだ?と言うと 一言で言うとカシパン類の事で
あれ、別にScutellina(カシパン) 亜目があるじゃん。って思うんだけど
私がいつも見ているのは、日本海洋データセンターの分類ツリーなのだが、
残されている未解説(?)の部分は、化石や絶滅種や未確認種、又は以前の分類仕様など の様だ。
突っ込んで調べていると海外サイトとかにもよく行くが、
日本で載ってる以上に聞いたことも見た事もない種も沢山出てくる事があるので
あまり踏み入れるともっと出て来そうで危ないです。(^_^;)
で、ザッと見ていると Echinusがチクチクトゲトゲのウニやシダリス・キダリス類、
Scutellaが まんまカシパン、
そしてEchinarachniusにこれ又カシパン含めたその他のウニがブッ込まれた意味の様です(?)。
これらはもちろん学名にあたるので世界共通、この単語だけで調べていると
日本の化石だけではなくて世界の化石も出て来ます。

そんな中で やはり気になるNTBのウニを色々調べていたのですが・・・
謎が謎を呼び 頭がグルグル。
唯一なるほど と行き当たったのが、森下 晶 氏の「中新世のEchinarachnius」と言う論文で、
その中に
『古第三紀~新第三紀中新世のEchinarachnius(ここではカシパンの意味らしい(?))は
小型で縦に長い。生殖孔が4つなのは通して変わらないが、花紋の型が五方なのが鮮新世では開く。
肛門が中新世では上面後部なのが鮮新世では後ろ端に来る。
これらの特徴が鮮新世以降は変異性に富み どの時代の物かがわかりづらい。』
と言う様な説明があった。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geosoc1893/62/728/62_728_283/_article/-char/ja/
カシパンにしては全体的にやや厚みがあり、やはり雰囲気的にはタコノマクラ科に思えるが
大きさ的にはマメウニ科か?とも思う。が現世のマメウニは1cm以下で肛門の位置が真ん中に近い。
日本ではごく南方にヒメタコノマクラと言う小型のタコノマクラがおり、大きくても6cmほどだ。
そしてタコノマクラと言えば生殖孔は5つなのだ。
カシパンは4つ。ではやはりカシパンの仲間なのだろうか。
d0318386_19063870.jpg
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とりあえず色んなウニを見てみたが、
Echinocyamus van Phelsum、
Sismondia occitana・・・
Lenicyamidia Brunnschweilerはイイ感じに近く感じたがマメウニだ。

唯一 おおっ!!とキラキラになりそうになったのは、
Clypeasteroida タコノマクラ目にあるらしい (どこに? ホラね。(笑))
Oligopygidae 科(なんじゃソレ)のウニだったが
アメリカの始新世のウニの様だ。(絶滅種)
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/sdb/?class=files_koseibutu&mode=show&id=748
しかし時代が始新世と言う事と どうも棘の生え方や殻板の組がまったく違う。
NTBのウニは、花紋は全て管足孔の様で棘の基盤(〇ポチ)跡は無い。
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 Oligopygus wetherbyi、Oligopygus haldemani 
 
 
いっそカシパンのAmmotrophus cyclius
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いやいや
Monostychia australis Laube
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Monostychia etheridgei
d0318386_19233977.jpg
お、中新世だし近づいたか?(笑)
ダメだ。
とりあえず、肝心のN層には記述すらなく、隣町層と似ているとされ、そちらでは
Echinarachnius sp.とされているので とりあえずそのまま・・・。
って、新種かもしれないのに誰も調べていないのかねぇ???(^_^;)
色々探したが今の所文献など見つけられない。
d0318386_19274326.jpg
d0318386_19290622.jpg
もったいなーーーい。(^_^;)
書けたら自分で論文書きたいぐらいだけど 超絶おバカなので無理。
カシパンとタコノマクラの中間的なもので、
上記の様に時代的に(?)変化していた過程のウニで、絶滅種なのかもね。
 
 
変化(へんか)、変化(へんげ)・・・と言うと・・・。
 
実はいつも謎に思っていた事。
先日の波猫さんのコメントから 「ウニは巨大にはならないのか。」
について。(笑)
まずはそもそも 「成長」とか「変態」とか「脱皮」とかのメカニズムの不思議が納得いかない。
人間(動物)が成長するのは、中身の骨が大きくなるのに合わせて
細胞も増やして軟体も大きくなるのはわりと簡単に納得が行く。
脱皮も 別の大きな体を中で作っておいてブヨブヨにたるませておいて
外に出てから伸ばして完成させるのは とりあえずスゲーな。とは思うけど
良く出来てるな。と納得出来る。
一番理解しがたいのは、外側に骨を持ってる生き物だ。
脱皮して今の骨を捨てるのはわかるにしても 硬い骨のどこをどう成長させるのだろう。
人間の成長を考えた時、成長期に足の骨とかギシギシして痛んだ思い出はありませんか?
その時、どこが痛かったんだろう・・・。
年寄りじゃないけど 一点的に考えるとやはり膝とか 骨の継ぎ目じゃなかったかなぁ?と。
大腿骨の真ん中だったかしら。(笑)
いや、やはり普通に考えて「継ぎ目」を作っておかないとソレは難しいんじゃないかとも思った。
つまり、ウニにしても殻板の継ぎ目がないと ドコを伸ばして良いのかは難しい。
一ヵ所だけを伸ばすのは形状が変るし 全体的に大きくなるにはそれぞれの1枚の殻板を拡大するしかないのだ。
そう考えれば 人間だってあちこちと頭蓋骨でさえ継ぎ目があり、成長した顎に合わせて乳歯から永久歯に生え変わる。
大きくなるのに「継ぎ目」が必要なのはわかったが、その継ぎ目が後々弱みになるのも 仕方ないのかな。(爆)
(人間の場合は老化で痛む。ウニは死ぬとバラける?(化石になりづらい))
では、続いてやっと どれだけ巨大に の話。
人間だって、どんなに成長しても2mちょっと。
身長3mだとか5mとか言う人の話は聞いたことない。
それでも昔に比べると 敵も少なく食べ物も豊富で大きくなれる様になった事だろう。
身長が無くても「道具」があるから高い所にも届くしねー。

考えてみれば、恐竜もアンモも巨大になった者は絶滅している。
巨大化したら種の終わりなのかもしれない。(極論か?)(^_^;)
まぁ、ほどほどを知っている コントロール出来る種がヒッソリと長生き出来るのかもしれない。
ライオネスブンブクとかで15cmオーバー。
ウルトラブンブクは20cmとかになるらしい。
北米だかどこだかでは巨大なムラサキウニの仲間がいるらしいですよね?

しかし先日もコメントで書いたように
タコノマクラは強化柱が沢山あるが、カシパンは薄くて割れやすそうだし
ブンブクもホンウニ類も中身スカスカで衝撃に弱そうだ。
ウニにしても 20cm程度がヤバイヤバイ!!なサイズなのかな?(笑)

大きくなると隠れる岩場(隙間)が少なくなる。
目立てば敵に襲われる。
身を守る棘を発達させるか 諦める(敵の少ない場所(深海など?)で生活する)のだろう。
実際、ブンブク類の中でも巨大化するウルトラブンブクは砂にほとんど潜らないらしい。
堂々と 海底をもじょもじょ歩いている。
こちら ウルトラブンブクの一種。
d0318386_19493815.jpg
Heterobrissus niasicus と
鳥羽水族館では紹介されていました。http://diary.aquarium.co.jp/archives/14219
http://diary.aquarium.co.jp/archives/14235
d0318386_19514837.jpg
デカイ棘の生え跡が見れます。
しかし「あばた(傷痕)」の様なウッスラな感じのも多い。
棘自体はなんだか大きそうな感じの基盤で、
これは、「速い」と言われる種のブンブクにみられる棘の付け根痕。
普通の棘より長くて太い(?)。
ハゲってる所をみると
深海に住み 敵が少ないので身を守る棘と言うより 移動に使う棘の様だ。
素早く自在に動けるのかもしれない。
他の例もあげると
これはヒラタブンブクの殻。
d0318386_19581896.jpg
大きな棘跡が両サイドにある。(この殻も持ってるが面倒なので又全て借り物の画像で・・・(汗))
これが生前の姿。
d0318386_19593271.jpg
こんな風に長い棘がそこには生えています。
 
こちらは似たオニヒメブンブクの画像だが、長い棘でワサワサ砂を掻いて潜ったり、砂の上をサッサカ走る。(笑)



で、ウルトラブンブクと言うと よく「ヘンゲブンブク科」と書かれている事もありますが、
これ又上記分類ツリーでは、
ブンブク目ヘイケブンブク科、ウルトラブンブク属・・・と書かれています。(^_^;)
変化なのか 平家なのか。

何から変化したの?と言われると 確かにね。なので、生物に付けがちのゲンジやヘイケの
平家ではないかと思います。
 


by jurijuri555 | 2018-02-05 20:27 | 化石 | Comments(4)

タコの枕はCaCO3+Mg

みなさんの愛用の枕は何ですか?
ソバ殻・ウレタン(高・低反発)・パイプ(プラチップ)・羽毛・・・
ちなみに私は羽毛派ですが、低めが好きなので自分で抜き取り調節したものです。(^_^;)
枕も敷布団も色々とアレが良いコレがイイと言われますが、何を使っても長期間使うとやっぱりイマイチ。
人生の1/3は睡眠 と言われ大事にしたいものですが、なかなか完璧な物はみつかりません。
ま、それは難しい物として 言うならば人生のパートナーだって完璧とは言いがたい訳で
身の回りの物事全てに置いて いた仕方ないですからね・・・。コソッ (爆)(爆)
そんなパーフェクトな事に恵まれている人は極々わずかでしょう。(^_^;)

で、本日はタコノマクラ目の中のタコノマクラ科の化石。

「タコノマクラ」とは本当に蛸の枕にされているのか と言うと そうではなくて、
前にもチラと書いたことあると思いますが、昔はヒトデやカシパンを表す表現として使われていたそうです。

いつも思いついたまま 自分だけがわかっている部分を抜粋して書いたりするので
専門家やキチンと調べている人などには叱られてしまいます。(^_^;)
なんとなく、大事なトコだけ拾って知ってれば良いかな~。って感じなのですが、
正式に伝えようとすると 順序や列式は大事ですよね。(汗)
 
順序良くツリーにすると
Clypeasteroida(タコノマクラ目)には、
    Clypeasterina 亜目と
  ★Scutellina 亜目があり、
 
    Clypeasterina 亜目には、
   ①Clypeasteridae(タコノマクラ科) があり、そこには
     Arachnoides 属と
    ☆Clypeaster (タコノマクラ)属があり
     Arachnoides 属には
       Echinarachnius
       Echinus
       Scutella  の3種
    ☆Clypeaster (タコノマクラ)属に
       Clypeaster japonicus(タコノマクラ) が居る ※
            他にもヤマタカタコノマクラなどの種もね。
で、★Scutellina 亜目 には
    Laganiformes 下目と
   ☆Scutelliformes下目があり、
 
    Laganiformes 下目に
     ② Fibulariidae(マメウニ科)と
     ③ Laganidae(カシパン科)がある。
    ♪Echinocyamidae 科には、
      Echinocyamus(ボタンウニ属)がある
   ☆Scutelliformes下目には、
     ④Astriclypeidae(スカシカシパン科)
     ⑤Scutellidae(ヨウミャクカシパン科)
 
わかりやすく言うと タコノマクラ目の中にタコノマクラも姿が違うカシパンも居て(広義の仲間)
①タコノマクラ科~⑤ヨウミャクカシパン科までの5科が含まれる。となるが、
普通、『ボタンウニ』の事を「タコノマクラ目マメウニ科 ボタンウニ」と表すが、分類ツリー上ではボタンウニ科と言うのが存在している。
(つまり本当は6科?)
こんな風にあるものないものを表すかは、その時の表現の考慮にもよるだろうし
今はDNA(ゲノム)回析が進み 今までと違う新しい科が出来たり又は今までの科から別の科に移されたりする種も少なくない。
★や☆は行間が離れたので目で追いやすい様につけたただの印で、
※が個々の生物の個種名(種名種小名の2連の物)になる。

とか書くと 情報量が多過ぎておバカな私はいっぺんには頭に入らなくなってしまうので略したりするのですが。(汗)
まぁ、ゆっくり見て噛みしめれば なるほどね。ってなトコでしょうか。
でもここまでだけで手いっぱいお腹いっぱいになった気がしてしまいますね。(^_^;)

それでは早速化石の主な種を。

Clypeaster (クライピスター)
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新第三紀 中新世~現代

化石~現世まで合わせて(?)ザッと私が見ただけでもClypeasterがつくのは45種以上のタコノマクラが存在し、
MyophymaやEurycoilaなどの近似種があった。
形も微妙に違い、高さも山の様に高い厚みのあるものから カシパンの様に薄いものまで。

そして私が所持しているのは、こんなので
d0318386_15025734.jpg
d0318386_15481554.jpg
d0318386_15484162.jpg
産地はモロッコ。
何という種か知りたかったのだが、検索した中では確定出来る物はなかった。
Clypeaster laganoidesに似ているかな?とは思ったのだけど・・・。
どちらかと言うと横長タイプで珍しい(?)が 厚みはごく普通の種。
いまだに Clypeaster sp. のままで可哀相な子だ。

ちなみによく見る現世種のものは、上にも書かれているが Clypeaster japonicus
アメリカの少し膨らんだ種は、 Clypeaster rosaceus
和名(?)ではアメリカタコノマクラとか言うらしい。(笑)
あと日本では、深海にヤマタカタコノマクラと言う種が知られており、これは私も所有しているが、
ヒメタコノマクラと言う小型のものも居るそうで、こちらはまだ持っていないので是非欲しいと思っています。
あ、もちろん他タイプの化石もね。(^_^;)

で、蛸の枕、ウニの殻の成分は炭酸カルシウム、鉱物で言うとありきたりに方解石、カルサイトだが、
貝殻等とちがうのは、マグネシウムを含む事。
d0318386_15523949.jpg
ウニの棘や殻自体がステレオム構造になっていて スカスカなんだけど強度を保ち真っ二つに折れたり割れたりするのを防いでいるらしいのですが、(殻板の継ぎ目では外れやすい)
この画像の一番下の様に全体の骨格自体もさらに強度化が図られている。(?)
より進化した構造体だ。
と言うのは、カシパンもわりとこれに近い構造になっているが、ブンブク類もホンウニ類も中身はスカッスカ。
まぁ、バフン系は中身いっぱいの大きさの歯(アリストテレスの提灯)が大黒柱の様に入っているが
死んだ後には心もとない。
こうして見ると タコノマクラは一番進化したウニであり、化石にも残りやすいんじゃないかと思われるがどうでしょう。(^_^;)
そんな硬そうな枕が蛸さんのお好みなのでしょうかね。
(って、だから枕にはしていませんが。(笑))


by jurijuri555 | 2018-01-30 16:35 | 化石 | Comments(8)

まんじゅう怖い?

寒い毎日ですねー。
冬ですから。
とはわかっているけど、震える 真冬日の続く北海道です。

そんな寒い日は暖かい家の中で熱いお茶をすすりながら
甘~いお饅頭(あんまん?)でも食べたいですね・・・。
なんて話ではなくて、ウニ化石の続きで いよいよ(?)マンジュウウニ編です。
 
 
の前に 前回、ウニの同定についてチラとお話出しましたが・・・。
改めて 特に追記もございませんが、ウニの判別には、
d0318386_05230033.jpg
まずはこの様な所を見る様です。(例はブンブクですが)
口や肛門の位置や形、花紋の形や長さ、生殖孔数、管足孔の数等、
そしてそれらを取り囲む骨格(殻板)の数や形・・・となって行くのでしょうね。

・・・しかし、これはオオブンブクですが、(画像のウニ)
お腹の殻板見るとムズムズしてしまいます。
ズリズリ引きずって(?)歩く部分なのでソリの様になっています。(笑)
(同じブンブクでも裏側(お腹側)の模様と言うか殻板の組みが違いますよ~。今まで出した画像も見てみて下さいネ。)
ウニの暮らし方により、それぞれのウニには色んな特徴があり こんなウンチク(?)を知るとウニの面白さが倍増します。
又それはおいおいに書いていくとして、
今更ですが、ブンブクの英名 ハートウニとは、心臓形のウニの意で、棘を取り去った殻の形にちなみます。
現世は、大きさは2~20cm。色は茶色または紫色のものが多く、白っぽいものもある。
普通のトゲトゲチクチクのいがぐり型のウニと異なる点は、体が左右相称で前後の区別があること。
殻上面に呼吸のための花びら模様があること。餌を咬み砕くための口器、つまりウニ特有の「アリストテレスの提灯(ちょうちん)」を持たないことなど。
口は殻下面の前方に、肛門は後端に位置し、棘は多少とも後ろ向きに曲がって生えている。
ほとんどのものが砂泥中に深く潜って生活し、砂泥中の微生物や腐食物を餌としている。
日本近海からは約40種が知られる。
 
 
で、改めて本日は マンジュウウニ。
見かけが饅頭のようなウニなので・・・、と良く言われるが、盛り上がった半球形でドーム型のものもいる。
の殻の上を微小な棘が一面に覆っている。スリスリしたい・・・♪(爆)
殻径5~6cm、高さ3cm、棘長1mm未満。と言うが・・・。
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 前にうちに来た子は直径10cm以上あったけど。(^_^;) ま、フィリピン産ですけどね。(上記サイズは日本の話かも)
全体に淡黄色。日本では相模湾から九州に至る水深100~200mの海底に産する。
本種はウニの特異な1グループ、マンジュウウニ目に属し、近縁のものは化石として多産するが、現生種は数が少ない。
外観は一見ブンブク類に似ているが、殻の周口部縁に5個の隆起物があることによって識別できる。そうです。(^_^;)
このマンジュウウニ目には、マンジュウウニ科・ミナミマンジュウウニ科・オオマンジュウウニ科があるが、
マンジュウウニ科には、 Echinolampas , Conolampas , Vologesia の3つの属がある。
 
 
Echinolampas(エキノランパス)
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ちなみに4枚目は現世(の殻)?
古第三紀 始新世~現代 産地は世界中。
比較的なだらかなドーム型。
日本のヨシワラマンジュウウニ(千葉県 中新世-鮮新世)もこの種。
 
 
Conolampas (コノランパス)
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同じく ~現代までの生きた化石
もちろんこちらも化石が出ており、インド太平洋およびカリブ海より産出
花弁の長さや体の盛り上がり(厚み)が違う。
エキノランパスよりコノランパスの方が円形で背が高く全体的にも丸い。

そして下2枚の画像が手持ちのマンジュウウニと思われる化石だが、
左上はエキノランパス(産地:アメリカ)っぽく、
右上は厚みがかなりあるのでコノランパスかと思う(産地:フランス)。
下2個は同じ物の様に思うが上から見ると丸くてコノランパスっぽいが厚みがないので不明。
産地は左下がツヤツヤなのがアルアルだがマダガスカルで右はドイツ。
ドイツのはもう少し削ってクリーニング出来そうなので裏側が見えると同定出来そうだ。
 
 
Vologesia(ボロジェジア)
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カンパニアン~マストリヒチアン
ヨーロッパ・イランなど
卵型ドーム。
   
 
似た物に Echinocorys(エキノコリス)
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白亜紀 チューロニアン~古第三紀 暁新世
ヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、オーストラリア、アメリカ、カリブ海諸国などより産出。

や Echinoconus(エキノコヌス)
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白亜紀 アルビアン辺り?
フランス

があるが、上記は裏の骨格からブンブク系に見え、ブンブク「モドキ」とか系に思われるが 不明。
又下記は、裏だけ見るとタマゴウニの様にも見えるが、絶滅種(絶滅亜属?)の様です。
 
 
加えて、似た様なつづりで Rhyncholampas (リンコランパス)
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白亜紀 マストリヒチアン
世界中あちこち
 (以前「リコランパス」で既出。向こう側のつづりミスと思われる。リンコランパスが正解。)
も似ているが、お尻の穴が殻の上部に来ているので、こちらも違う種。
こちらもマンジュウ目系の絶滅科か属かもしれないですね。和名で言うと ニセマンジュウウニとかマンジュウウニモドキとか。(笑)
 


by jurijuri555 | 2018-01-26 17:39 | 化石 | Comments(6)

ハートのおまけでハートが驚愕

本州の方でも雪が積もり、大変な事になってる様子ですが、
北海道も昨日から寒いです。
午後からは風も強くなり荒れて来ましたよ。
そんな天気に凍えそうなハートがドキドキしそうな展開のウニ化石、
その続きのおまけ(?)を記します。

本当は、やっとこメジャーなブンブク類の紹介とまとめが終わった・・・と思い
今日は次の種に進むつもりだったのですが、なかなか簡単には行かない感じに。(^_^;)

まずは、初回にハートウニとしてリンシアと共にヒラタブンブクのLovenia(ラベニア)を紹介していたが、
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中新世(~現世) オーストラリア産
日本にも生息しているので化石が出てもおかしくないと思うのですが、
海岸漂着でもわりと殻が薄いので割れている事も多い様なので 条件があわないと残りにくいのでしょうかねぇ?

似た種としてオニヒメブンブクの化石も出ている。
Eupatagus(ユーパタグス)
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古第三紀 始新世~現代
産地は 世界中

どちら(ヒラタ・オニヒメ)も やや平べったい型のブンブクですね。
もちろん現世の殻は持っていますが、化石のコレが欲しくて
いや普通に大量に出回っているのですが、現世殻とおなじ様に海外輸入は時期があって、入る時はガッと入り又しばらく入荷しない・・・のループで
欲しいと思った時に国内業者に在庫が無かったりして、
チッ、直買いするか。と思ったら少し色々と危うい感じになったりで滞っています。(^_^;)
結構キレイなの出るので、現世と並べて「どっちが化石だ!?」って画像でお届けしたかったのですが・・・。(笑)

てな所で次の型種に行くつもりでしたが、フト調べている途中で
Macraster(マカラスター)
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白亜紀 アルビアン-セノマニアン 
産出地 アメリカ・西ヨーロッパ

なんて新たなハートウニの種を見かけたりして、
あれ、そう言えば 現世種って世界で900種近く、日本近海で180種程が生息している(ウィキでは世界で870種と書かれているが深海にはまだまだ未定種も居るので)が
ウニの化石って、何種ぐらい発見されているんだろう・・・。と疑問に思い、調べようとしたがどう検索して良いかも上手く行かず、
とあるページに(化石全部の話として)現世種よりは少ないと思われがちだが絶滅種もあり欠片のみの化石で個名を付けられない物もあるので 現世よりは多かったと見ても間違いない。みたいに書かれていて、
ウニ化石で種名数だけをザッと見ても(とても数えられない)数千はある様です。(^_^;)
(もちろん間違いやシノニムなども多数あると思いますが)
なにせこのマカラスターだけでも18種の種小名数がある様ですから・・・。

しかしパッと見、ヘミアスターとどう違うのかもわからんが、どの花弁が長いだの短いだの口の周りの殻板がどーだのこーだのと細かい所で分けられる様で
現世でもわからなくてチンプンカンプンなのに 良くない状態のも多い化石で細かく分類して行く作業とか
本当に大変なのがわかります。
やっぱり、短気で雑な性格なので学者とか向かないわー。(苦笑)
 
 
そんな事で 今後も紹介・まとめ して行くのは、良く見る種 とか、持っている種とか
適当な「抜粋」で載せてるだけ。と軽く見て下さい。


by jurijuri555 | 2018-01-23 14:37 | 化石 | Comments(6)

ハート変化

さて、ウニ化石の自分資料まとめに戻ります。

 
先日の続きでハート型(?)のウニの最終まとめ(?)になります。
現世で言うと いわゆる「ブンブクウニ」の仲間になるのでしょうかね。
 
まずは、Cardiaster(カルディアスター)
これも持っていなかったので お借りした画像で。
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印象的には、ハートウニを能面のようになだらかにした様に見える所はホラスターに似てるんだけど
スチザスターの様に頭部の掘りが深くて般若の様・・・怒ったハートに見えます。(笑)
 
チューロニアン~マーストリヒチアンの産出、絶滅種だそうです。
 
 
つづいて、大型のブンブクウニ化石を。
Hemipneustes(ヘミプネウスツ、ヘミプニューステス)です。
(ちなみにラテン語読みと一般読み(英語?ローマ字読?)で書いています。私が文中に書く読みは学名にならいラテン語読みで表しています。)
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こちらは以前にも入手した時に紹介した事ありますね。
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ヨーロッパ、北アフリカ、中東、インドより産出される化石で、
時代は、カンパニアン-マストリヒチアン の様です。
 
現世で言うと ライオネスブンブクとウルトラブンブクの間みたいな印象受けますが、こちらも絶滅種と書かれていた様な・・・。
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左が化石(ヘミプネウスツ)で右が現世のライオネスブンブクの一種です。
似ているでしょ?
ウルトラブンブクの現世種の一種は今取り寄せ中でまだ手元に届いていませんが、
Hemi・・・と来た所で ヘミアスターを思いだし(たぶん関係ないネーミングなんだろうけど)
もう一度調べると ヘミアスターの現生種は、コダヌキブンブク科として現世でも名前だけは残されています。
ただし、現生種の事については追えませんでした。
ただのタヌキブンブクは、深海で生きていて画像も出て来ます。
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Brissopsis luzonica 沿岸生物データ

そしてタヌキブンブクと言えば、中部の新第三紀の層で化石も出ていますよね。
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探しに行ったけれど採れず、モグリさんに頂いたクリーニング途中のコレ。(^_^;)
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お借りした画像ですが、コレはキレイに見えていますね。

こんな風に 化石と現世を結びつけるのが趣味なので、現在は深海のウニ(現生種)を追っていますが
深海と言うだけに誰でもが漁をしている訳でもなく 又それを簡単に入手する事も難しいので難儀しています。
意外と知られていないだけで 残っている種も多かったりするかもしれませんよ。(^_^;)



by jurijuri555 | 2018-01-19 18:47 | 化石 | Comments(8)

ブラパイのおまけ

夜中に-7℃とかで冷え込んで来たな~。と思ったら
日中は+5℃で雨が降ってジャクジャク・・・。
そして又夜に凍ったら・・・と思うと なかなかいやらしいお天気の札幌です。

さて、ウニの化石シリーズを続けたい所なのですが、少し休憩して
去年の秋に行ったブラパイの主な化石はほとんどクリーニングを終わらせてしまい
そのメイン化石に付いていた泥も寄り分けして微小貝化石なども出したのですが
もう1つ、クリーニングする気にもならないコタコタに割れてしまった貝化石の入った袋が1つ残っていました。
いい加減捨てる用意をしなくちゃ。と思って、ザッとトレイに開けてみました。
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頑張ったけど割れてしまったイガイの片貝の様です。
破片集めてくっつけても片殻なので放置していたのですが、何か微小貝が入っていないかと見てみましたら
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んー、たいした物はありませんでしたが、カシパンの欠片、バフン(?)の欠片、カサガイやエゾザンショウなどが入っていました。
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ウニの棘は沢山泥砂に紛れているのですが、意外と殻(の破片)はそんなにポロポロと見る物ではありません。
たまたま管足孔の所なので見てみると5列。
間違いなく、エゾバブンウニの様ですね。
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あとは、殻の模様?色の残ったカサガイ。

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ミニミニクチバシチョウチンや、これ又色残りのある微小巻貝。なんだろう???
ツムガタネジボラとかナガバイとか系に見えるけど ボラのプロトコンクだってこれ以上あるだろうから
その稚貝って事もなさそうだな~。サッパリわからない。
 
 
それから持ち帰りっぱのビーチコ品も横にあったので見ると
おおーっ、コレがもしかしてウワサのハイイロハスノハカシパンじゃない???
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右の。
ウワサでは、横じゃなくて若干上にお尻の穴があるって聞いたから。
あとさ、個体差かもしれないけど 微妙にテッペンの花弁が開いてると思わない?
気のせいかな。
 
 
と・・・どこからか、カリカリカリカリ聞こえるので見ると・・・
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デカー!!何やってんのー。もー。
 水入れ物の下に入り込んでゲシゲシやってます。
 すると 外から「ピーヨピーヨ」と騒がしい声が。
ほらっ、デカさん鳥来たよ!!食べられちゃうよ!!
「なにっ!!??」
 固まるデッカさん。(笑)

でも家の中からでもカメラを向けるとすぐに気配察して逃げてしまいます。
窓から離れて狙うと・・・
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まったく何かわからない。(^_^;)
も少し・・・くーっ・・・!!
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うーん、汚い二重窓の上に逆光・・・シルエットだけではサッパリ種がわからん。
ツグミかシジュウカラかムクドリか・・・。
こうなったら鳴き声でジャッジを・・・と探していたら こんなのみつけてスッカリ意識が野鳥から遠のいて
涙流して笑ったわー。(爆)(爆)




そんな午後。(^_^;)
 


by jurijuri555 | 2018-01-15 14:16 | 化石 | Comments(6)

ウィスドムウニ? ヘァーニャウニ?

あらあら風邪っぴきが周りに沢山出て来ましたよ。(^_^;)
うつらない様に気をつけなくちゃね・・・。(汗)
みなさんもお大事に。

さてさて、先日はハートウニの話を書き記しましたが、
その流れで行くと何かネームを付けたいのですが特になかったので自分で勝手に付けました。
ウィスドム(Wisdom)とは英語で知恵とか叡智の単語ですが、ここでは般若を表します。
つまり般若ウニ。(爆)
ちょっと怖いイメージですが、仏教において全ての事物や道理を明らかに見抜く深い智慧のこと らしいのですが、
怖いと言ったのは、般若の面を思い浮かべる訳で、
般若の面は「嫉妬や恨みの篭る女の顔」としての鬼女の能面で、「般若」とは違う様です。
で調べると 「般若の面」は、Hannya.
ん?まんまローマ字、ハンニャじゃん。と思ったけど 英語読みだと「ヘァーニャ」と発音するらしい。
般若の面ウニはヘァーニャウニ。になるのかな?(苦笑)

と前振りした所で、本日のウニの記録に進みたいのですが、
あらかた高額で入手出来ない物の他は大体のウニは揃ったかな?と思っていたら
こうして細かく分類して調べると まだまだ全然持っていないウニがありました。(泣)
そんな訳で本日はほとんどお借りしたパクリ画像で出来上がっています。(^_^;)ヤバシ...
ま、自分記録自分記録・・・(滝汗)
 
 
まずは、先日のハートウニ、ミクラスターの掘りを無くしたツルンとした種。
Holaster(ホラスター、ホーラスター)
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上部がね、ラクダ型(ハートの上の形)になっていなければ、リコランパスとかマンジュウ系で似たのは持ってるんだけど
コレはなかった。
主にヨーロッパ辺りで出るウニ化石で、
オーテビリアン~セノマニアンの白亜紀でも少し古い目のウニの様です。
日本でもチラホラと本州で出ている様ですが古い標本データなので確認取れず。
又、ブンブク目のニセブンブク科に値するが、現世での種確認が未定で近似種として「イシブンブク」と言うのが居る「らしい」。
 
 
次、これ又同じく先日のヘミアスターに似ているんだけど違う
Heteraster(ヘテラスター)
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ヘミアスターと何が違うかと言うと わかりづらいんだけど、
花弁の中心点が下に片寄る。
花弁の両手両足に当たる部が曲線?(爆)
イメージ伝わるでしょうか・・・。
あと、ヘミアスターは横から見た厚みが、お尻側が高くて直角三角形型。
ヘテラスターは厚さが均一形の大福餅型です。
これもアルアル。と思っていたら無くて、全部ヘミアスターでした。(泣)
こちらもヨーロッパ・北アフリカ・南北アメリカで産出するもので、
バレミアン~セノマニアンの物だそうです。
 (シノニム?でHenallasterがある)
絶滅種 だとどこかで見た様な・・・。(汗)
 
 
そして、ヘテラスターを怖くした「般若の面ウニ」(爆)。
Schizaster(シザースター、スチザスター)
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標本産地 インドネシア。
上部の掘りが、パックリ割れてるんじゃないかと言うぐらい深くなることで、まるで怒ってるみたいに見えて
般若の面の様です。(^_^;)
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あぁ、怖い怖い・・・。(笑)
産出は世界中アチコチ。
古第三紀 始新世~現世(ブンブクチャガマ)

現世のハンニャウニ、ブンブクチャガマの入手が今年の目標ですかね。(笑)
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Schizaster lacunosus
本州中部以南の内湾砂泥の中に住む。他、オーストラリア、アフリカ。
殻長 5cm、殻高 4cm。



by jurijuri555 | 2018-01-12 16:35 | 化石 | Comments(6)

ハートウニ

現世のウニの事もよくわかんないのに 化石のウニの事なんかなかなか深く調べる機会もなく。
まったく良くわからないので 通称や学名入り乱れると何が何だか・・・。
そんな訳で 又少しづつ自分記録に。

よく 販売でシーウーチンとかエキノイド(エチノイド、エチノイダス)と言って売っているウニ化石。
上記どちらも「ウニ」の意味なんだけど その中で
「ハートウニ」なんて名前で呼ばれて売られている種があります。
種と言うよりグループ的な「容姿」の表現とでも言うのでしょうか。
そのままハート型のウニ(ブンブク類)の事なのですが、
おおまかにMicraster(ミクラスター、マイクラスター)と Hemiaster(ヘミアスター、ヘミアステル)の事をさしていると思われます。
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Micraster sp.
上から見ると まんまハート型。かなり厚みはある方。
標本産地 左から イギリス・インドネシア・モロッコ
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厚みがあって、ブンブクなのでもちろん口は裏、お尻は厚みのある後部の上部に開いています。
多少の違い変異はあるみたい。
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ま、下が三角の方がよりハートに見えますが、多少角ばってるのも有り。
あと意外と頭頂の掘りが深かったりもします。
 
 
で、こちらは、
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Hemiaster sp.
ミクラスターを少しゴツくした感じ。ハートと言うより少し四角くて無理がありそうだが・・・。
標本産地 左から スペイン・オーストラリア・ペルー
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こちらも厚みはあるがミクラスターよりは薄い。
同じく 口は裏でお尻も後部の厚みの上部。
こちらはかなり変異が認められるみたいです。
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ヘミアスターと聞いて あれ?と思われたと思うが、日本の白亜紀のウニもヘミアスター。
それに三紀のリンシアもハートウニと呼ばれる(事がある)。
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Linthia tokunagai , Lovenia fobesi , Hemiaster sp.
U竜のブンブク、オーストラリアの今で言うヒラタブンブク系のウニ、北海道の白亜紀の一般的なブンブクウニ。
白亜紀の道北で得た白ウニは、こんな種の様だ。
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Hemiaster koninckanus に類似。
花弁は小さく掘りも浅い 体の厚みがあるタイプ。

ただ、見た印象だけど 日本のウニは海外のより総体的に掘りは深くない様に見える。
化石の状態にもよるんでしょうけどね。(^_^;)
日本のウニについては又後日。

なんでも カワユイ♡♡♡


先日のウニプラモ。
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ハート型じゃなくてもカワユイ。



by jurijuri555 | 2018-01-09 18:50 | 化石 | Comments(10)